ホーム   本・雑誌   Web   洋書   DVD ウォッチ  プロフィール  メディア記録  印刷  RSSフィード
yamabugのバインダー > 大治 朋子
並べ替え:
カテゴリ 読書 購入 お気に入り 1 - 1件目 / 1件 日付
アメリカ・メディア・ウォーズ ジャーナリズムの現在地 (講談社現代新書)
大治 朋子/ 講談社 (2013-09-18) / 842円43 users
読了:  2013年11月23日
米国の新聞社/ジャーナリスト事情を、丁寧にリサーチ、分析した本。事情がよく理解できる。

新聞社の置かれている状況の日米の違いが大きく、おそらく日本の新聞社はこの本を読んでも危機感を持たないだろうという気がする。
米国では、権力と対比されたポジションとして、ジャーナリズムがしっかり位置づけられていて、その中に新聞社がいる。また、ローカル紙の数が多く、日本のようなマス部数の新聞社は存在しない。
それに対して、日本の新聞社は、「記者クラブ」という仕組みに代表されるように、社会構造の中に、ジャーナリズムが取り込まれている。大手新聞社の経営がおかしくなったら、NHKの様な仕組みを政治が考え出すのではないかと思うくらい。
単純に善悪では語れないことだけれど、それだけに、米国新聞社/ジャーナリズム事情を知ることは価値があると思った。

以下、読書メモ
米国の人口は日本の約3倍の3億人余りだが、国土は約25倍、新聞の発行総部数はほぼ同じで5000万部前後。新聞の数は、日本が110社、米国は1400社。
地元のニュースに密着し、ローカル路線を取れば、独占市場になる。隣町まで100キロ以上という場所が無数になる。そんな地方のスモールタウンほど高齢化が進み、読者の神晴れの進行が遅い。
(P105)

アメリカのジャーナリズムを追ううちに見えてきたのは、アメリカ社会の多様性。米メディアは、日本以上の厳しい経営危機にさらされているが、そこからはみ出しても、社会にはまだ、多様な受け皿がある。逆に日本の既存メディアは、米メディアほどの経営危機は迎えていないが、そこを出た人はフリーランスという道があるものの、米国のようなNPOメディアはマダホトンドナク、生活は極めて不安定で厳しくなる。米国というと格差社会、弱肉強食というイメージが強いが、少なくともメディア業界でいえば、日本社会の方がいったん「枠」からはみだすと生きづらい。

プロフィール

音楽プロデューサー、コンテンツオーガナイザー。『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)上梓。(株)バグコーポレーション代表取締役。(社)日本音楽制作者連盟理事
<<2017年9月>>
登録数0 件
購入金額- 円
読了数0 冊
読了数 (月別)
  • 10
  • 11
  • 12
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
<< 2017年9月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
読書状況
ウィッシュ- 冊
積読- 冊
読中37 冊
読了425 冊

©2007-2017 yamabugのバインダー