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俺たち訴えられました!---SLAPP裁判との闘い
烏賀陽 弘道 , 西岡 研介 / 河出書房新社 (2010-03-10) / 1,728円25 users
読了:  2011年05月21日 星1つ
スゴイ本だ。ジャーナリストってアイデンティティを持つとこんなに大変なの?新聞記者からフリーランスになった著者達の気概は理解できるけど、俺にはとっても無理だなと思う精神的肉体的タフさを持っている。根底にあるのは、職業的な自負と根性。
SLAPP裁判というのは、アメリカで提唱された概念で、Strategic Lawsuit Against Public Participattionの略。大企業などが個人の意見表明を抑圧するために起こす裁判のこと。著者は、オリコンと国労に、それぞれ邪魔な言論を押えるために、いわば嫌がらせで裁判を起こされた二人。
実際に裁判を起こされたことの、精神的、経済的、イメージ的なダメージは大きい。
本書を読めば、烏賀陽氏を訴えたオリコンは、無茶苦茶な「言いがかり」だし、(掲載した「サイゾー」の対応がひどいのだけど)、西岡氏を訴えた国労は、見え見えの政治的な行動だというのがよくわかる。
この本だけを読んで判断してはいけないけど、おそらく「正義」は二人にあるのだろう。ただ、こんなに多くの犠牲を払ってまで、その「正義」を守ろうとする、二人のジャーナリスト魂は、尊敬はするけれど、共感はできなかった。でも、可哀想すぎるので、応援はしてあげたい。

プロフィール

音楽プロデューサー、コンテンツオーガナイザー。『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)上梓。(株)バグコーポレーション代表取締役。(社)日本音楽制作者連盟理事
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