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 016(0673)
■米国は憲法の上に成立した国であり、常に政治の場では憲法が問題になる。連邦と州権、奴隷制、人種問題なども憲法の基本的な解釈や成立の経緯がわかっていないと飲み込めない。ジェファソニアンとハミルトニアンとの確執。
■建国の父たちは奴隷制が望ましくないと思ってはいたものの、ジェファソンでさえ、そもそも白人と黒人とが対等に平和共存できるなどとは思っていなかった。
■南北戦争にとって奴隷制や黒人問題は本質的ではない。連邦維持のための内戦である。
■どこの国でもそうなのかもしれないが、変人が多数登場。
■「中世がない」「情け容赦がない」という惹句の直接の根拠になるような記述は見当たらず、まずは手短な米国史として読むのがよさそう。
■著者はミステリ作家として著名なG.K.チェスタトンの弟でジャーナリスト。
>2012.05.21(Mon)
 015(0672)
■人間は動物として同属殺しである殺人に大きな抵抗を感じる。その抵抗はときに自分や仲間の生命の危機をしのぐほど大きい。
■過去の戦争において、この抵抗のために心理的に「殺人」を感じる場面では武力の行使はなかなかされないか、されても軽減されたものであった。ところがベトナム戦争においては「条件付け」によって兵士の発砲率が飛躍的に向上した。同時に、帰還した米兵たちの大半が大きなトラウマを背負うことになった。
■今日の我々の社会では、一部のゲームをプレイしたり、メディアを鑑賞することで、残虐さに対するこの「条件付け」が行われている。それも発砲すべきときとそうでないときを厳密に峻別させる軍とは違い、無制限に行われているところが大きな問題である。
>2012.05.20(Sun)
 014(0671)
■ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の誤り(要素命題の相互独立性)を批判的に取り上げながら、『論考』の意義を確定していく。また、石黒ひで、奥雅博、永井均、ヒンティッカなどの従来の解釈を検討しながら、独自の読みも論じている。
>2012.05.06(Sun)
 013(0670)
■ヒトラーの演説と橋下徹との演説との共通点、ウケる演説の型を実際の演説原稿から読み取っていく。欠落ある主人公が困難な障碍に立ち向かうというストーリーがいずれにもみられるというが、これらは創作における物語の型としてもお馴染みのものである。橋下徹氏だけでなく、小泉純一郎氏、小泉進次郎氏、田中角栄氏、野田首相の演説についても触れている。どうせなら遡って原敬の演説にも触れてほしかったというと欲張りか。
>2012.05.05(Sat)
 012(0669)
■早漏克服のために気功のノウハウを駆使せよ、という本。著者のアダム徳永氏は「スローセックス」の提唱者だが、毀誉褒貶があるようだ。
>2012.04.24(Tue)
 011(0668)
■哲学というものがあることをこの本で知った。しかし、初めて読んだ当時はよくわからなかった。目を通したのは今回で少なくとも三回目のはず。
■表紙のインサイトはなぜ白猫になったのか。
■pp.158-159。理性(=内的な根拠)の生成について。人権概念を例に説明。
【引用ここから】
「……人権概念は勝利したのさ。ぼくらはその勝利した世界の中に住んでいるから、その勝利をいいことだと感じる。そして、まさに誰もがそう感じざるをえないってことこそが、それが完璧に勝利したってことの意味なんだよ。だから、そのことによって、人権概念の正しさ以外の別の外的な原因でそれが勝利したってことを語ることは禁じられるんだ。その勝利によって作られた概念体系の中で内的に語ることを強制されるっていうか、強制の意識なしに喜んでそうするようになるんだよ。……根拠をたずねる『なぜ?』っていう問いはね、そうなると無意味な問いになるんだ。なぜなら、それの成立とともに内的な根拠、内的な理由、つまり理性が生成するからなんだ。そしていまや、その中で考えるほかはなくなるんだ。」(中略)「……理性と理由と根拠は、日本語で言うとずいぶん違う印象だけど、もともとはみんな同じ言葉なんだ。だからね、たとえばさ、人間という動物の持つ傾向性とかそういうものを持ち出しても、それでは根拠にならないんだ。むしろ逆に、そういうものが根拠になるのは、動物的傾向性を持ち出すことによって何かを正当化することができるっていう理性が生成したことによってなんだ。……」
【引用ここまで】
>2012.04.18(Wed)
 010(0667)
■問いを立てる側が文脈を設定する主導権を握る。
■一般的な観点など考えてはならない。目前の相手に対してだけ効果的であればいい。
>2012.04.17(Tue)
 009(0666)
■アインジヒトのイメージがねこぢるになってしまった。インサイトも文庫化で白猫に。どういう意図なのか。
■利己主義と利今主義は並列できないのか。
■産業図書版は521番が初読。
>2012.04.09(Mon)
 008(0665)
■諜報・防諜についての概説。各国の組織や歴史、最近の事件についても言及。
>2012.03.28(Wed)
 007(0664)
■このミス一位。丁寧に調べられて書いてある。やや説教が多い。
>2012.02.29(Wed)
 006(0663)
■拡張解釈と類推解釈との違い。言葉それ自体に即して考えるということ。
>2012.02.19(Sun)
 005(0662)
■投石されて逃げながらもリスペクトする常不軽菩薩たん萌え。
■真実の教えは一つだが、修行者のレベルに合わせて三種類のコースがあるかのように方便(巧みな手段)を使ったという話。一仏乗・三乗方便。
>2012.01.30(Mon)
 004(0661)
■構造主義的国際関係論。国際政治学における要素還元主義批判およびユニットレベルからシステムレベルを厳密に区別し、その連関について説く。
>2012.01.24(Tue)
 003(0660)
■リヒテンベルク氏のメモ帳を箴言集のかたちに抜粋してまとめたもの。
>2012.01.18(Wed)
 002(0659)
■伊藤貫氏の動画が面白かったので読んだ。伊藤氏はウォルツなどリアリズム派の著作に親しむ評論家。構造主義国際関係論。勢力均衡派。
■今後十年で中国が軍事的に拡大し、米国を凌ぐ覇権国となり、米国は財政破綻により西半球にひきこもる。結果、世界は多極化する。日本はこのままでは極の一つである中国の属国になる可能性が高いと説く。これを回避し、日本が世界の一極となるには、数百発の核ミサイルを潜水艦に装備して運用するしかないという。説得的な議論だし、筋も明快で面白い。賛否に関わらず刺激的だ。
■核武装以外にも日本の独立について様々な提案を行なっている。
■対談本だが、伊藤氏が後からかなり手を入れているらしく、中身は濃い印象だった(対談本はあまり読まないので相場はわからないが)。
■F.ルーズベルトのムチャな「無条件降伏要求」をいさめるスターリンという図は面白い。
>2012.01.17(Tue)
 番外。アフターヌーンよりガロより、アダルトより(理屈っぽさ減少)といった印象。
>20120103マンガだけざっくり一読。
 001(0658)
■大論理学・小論理学を含むヘーゲルの論理学全体の概観を与える。
■カントにおける道徳のように、概念としての概念(純粋概念)、矛盾としての矛盾(矛盾という概念についての分析)、あるいは純粋な「言葉」としての洞察と考えると解釈しやすいように感じた。とはいえ、それですべて割り切れるところまで腑に落ちているわけでもない。
■『ヘーゲル論理学の世界』への参照箇所が多いので入手・一瞥の必要を感じる。
■本質論を有論に先行させて解釈させているのが特徴的。下記アマゾンのレビューなどでは非難されているのだが、現在では受け入れ難い解釈となっているのだろうか。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4875590857/tadamono08-22/ref=nosim
>2012.01.01(Sun)
 066(0657)
■『精神現象学』は変な本であるという話。他の解説書と同様、物語風にしか書けないところがあるようだ。
>2011.12.22(Thu)
 065(0656)
■詳しい訳注で読みやすい。
>2011.12.19(Mon)
 番外。理想を語るところだけではなく、現実的な事情に対する配慮を読みたいものです。
>20111204一読。
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