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日本化粧品技術者会
/ 丸善
(2003-12) /
19,950円
/ ISBN:9784621073421
化粧品に関して分からない言葉を調べる、というのが基本だが、前半部分の「総論」は化粧品の市場や歴史から語られていて、分かりやすく通読しやすい。 研究者や企画担当者は手元に置いておきたい本だが、ひとり1冊買うには高い。(約2万円)
光井 武夫
/ 南山堂
(2001-01) /
9,030円
/ ISBN:9784525782528
化粧品開発・製造に携わる技術者にとっては必携。商品企画者にも読むべきところは多いが、理系分野を専門としなかった企画者には壁が高そう。そのような場合は、関心のあるところや実務に関わるところからツマミ読みするだけでも参考になる。 執筆陣が国内某大手メーカーの研究員だけというのが、情報に偏りがないかやや不安な点ではある。
資生堂ビューティーサイエンス研究所
/ フレグランスジャーナル社
(1993-06) /
3,059円
/ ISBN:9784938344351
チャンドラー バール
/ 早川書房
(2003-12-10) /
2,415円
/ ISBN:9784152085368
香水ガイドブックを著すほどの香水マニアであったことから、香水・香料業界と深く関わり、そこから嗅覚機構の研究へと進み、画期的な新説を打ち立てたルカ。しかしそこは100年来の矛盾に満ちた定説に縛られた学界・業界による固く閉ざされた世界だった。 文章表現は、匂いの表現から分子機構、人々の振る舞いまでに比喩的な形容が多用されており、翻訳文であることと相まって慣れるのに苦労する。しかし内容は、それを乗り越えて余りある興味深いものだった。 本書の読みどころは3つあると考える。 ①多様な匂いの表現。古今の名香水(らしい)の特長も様々な秘話とともに語られている。香水マニアにとっては堪らないだろう。 ②嗅覚機構解明のプロセス。貪欲なまでに生物・物理・化学の領域を自由に飛び越えながら匂いを識別する新たなモデルを構築するルカ。高校~大学教養程度の知識があるとより楽しめそうだ。 ③古い体制・有力者たちとの格闘。研究者としての実績がほとんどないルカの説を、過去から守ってきた定説や利権を脅かされるとして、頭から拒絶し黙殺する学界・業界の大物たち。その中で苦闘するルカの姿やキャラクターが魅力的である。 嗅覚は五感の中でも最も研究が遅れている知覚であり、本書内でも論争は決着せず、最終的に中途半端な締めになってしまったのが惜しまれる。 なお本書が出版された(原著2002年、邦訳03年)直後の2004年のノーベル生理学・医学賞を、「匂い受容体および嗅覚システムの組織化の発見」として、嗅覚研究の第一人者であるリチャード・アクセルとリンダ・バックが受賞した。彼らは本書の中で、ルカの説と真っ向から対立し、力で否定し黙殺した人物としても登場する。 こういった展開からも、本書の続きをぜひ読みたいものである。
FRAGRANCE JOURNAL編集部
/ フレグランスジャーナル社
(2001-08) /
5,775円
/ ISBN:9784894790469
ロバート L.ブロナー
, ハワード I.メイバック
, 杉林 堅次
/ フレグランスジャーナル社
(2005-09) /
10,500円
/ ISBN:9784894790940
米澤 泉
/ ベストセラーズ
(2005-12) /
819円
/ ISBN:9784584121047
①タイトルにもあるように「電車の中で化粧する女たち」を「コスメフリーク」の代表としてるが、飛躍しすぎではないだろうか。本書ではコスメフリークのカリスマ的存在を5名挙げることで議論を展開しているが、彼女達は電車で化粧するだろうか?90年代後半から注目され始めた電車内化粧女を女性版オタクと捉え、男性版オタクの象徴「電車男」と対比させているが、単なる言葉遊びのような印象を受ける。 ②本書内では他者の著作を多く引用し、著者の議論の根拠としているが、「他者による時代の解釈」をさらに著者が解釈しているため、信頼性が弱いと感じた。客観的に事実と思える根拠がもっと欲しかった。 個人的に欲しい情報が得られたので甘めで★3つ。
田上 八朗
/ 中央公論新社
(1999-03) /
819円
/ ISBN:9784121014672
傳田 光洋
/ 岩波書店
(2005-11-03) /
1,260円
/ ISBN:9784000074520
皮膚は人体のバリア機能としての器官であるというだけでなく、様々な情報発信をする器官であるということが解明されてきた経緯や機構を、専門知識がそれほどなくても理解できるよう平易に説いている。 本の後半では、経験則の積み上げによって成立している東洋医学の可能性にも言及。従来根拠が乏しいと言われ、怪しいものとして見られることも多い東洋医学に対し、皮膚科学の進展に伴い科学的アプローチが可能になってきたと予感させる。 また、「むすび」に記されている著者自身の体験談は、仕事に追い詰められてしまったことのある方なら勇気付けられるだろう。
岡部 美代治
/ ワニブックス
(2001-10) /
1,470円
/ ISBN:9784847014062
美容・コスメのプロではない一般の方が読んでもわかりやすいように、なおかつ特定のメーカーの理論に偏ることなく、公正で深みのある知見が平易で簡潔に噛み砕かれた文章で記されています。しかも薄手なのでサラッと目を通しやすい。 スキンケアの失敗のリスクを減らし美肌を手に入れ保ちたい方や、美容・コスメ業界に入りたい・入って間もない方にも、きちんとした知識に基づいた鑑識眼を得るための手引書としてオススメ。競合メーカー社員である私が読んでも充分に納得でき、自社の考え方を客観的に見つめ直して視野を広げ、改めて思考を深めるキッカケを与えてくれる本だと感じます。 メーカーで商品や情報の研究・開発をしっかりとしてきたからこそ持ちえた知見なのでしょうが、それを公正な立場・姿勢で情報発信するのは、なかなか1メーカーの社員にできることではないように思います。岡部氏を素直に尊敬します。 内容は以下の通りですが、各項目が見開き2ページでまとめられており、見やすいイラストも載っていて読みやすく分かりやすいと感じました。 ・肌についての基礎知識 肌のしくみ/肌の基礎体力/普通肌/敏感肌/感想肌/オイリー肌/混合肌 ・日々のお手入れ クレンジング/洗顔/整肌(化粧水)/保湿/美白ケア/マッサージ/パック ・肌トラブルの傾向と対策 アダルトニキビ/皮脂・毛穴/過敏状態/上手な皮膚科医のかかり方 ・肌の老化を防ぐ 肌老化のメカニズムとアンチエイジング/肌サイクル/シワ・たるみ/シミ/くすみ/エイジングシミュレーション ・美肌をつくるライフスタイル メンタルコンディショニング/食事/環境問題/睡眠/入浴 ・コスメについての基礎知識 化粧品とは/化粧品成分のとらえ方/医薬部外品 ・スキンケア用語集 スキンケア A to Z/メディカルケア ・肌とコスメのQ&A
資生堂
(1998-10) /
1,000円
/ ISBN:9784763098368
三田村 蕗子
/ 新潮社
(2005-03) /
714円
/ ISBN:9784106101090
内容は「美白」「リップメイク(主に口紅)」「アイメイク」「ナチュラル志向」「アンチエイジング」「百貨店チャネル」「PRにおける情報戦」の7章から成っています。前半からの5章は化粧文化やトレンドの歴史なども紐解きながら、各メーカーが繰り広げた技術開発からプロモーションまで様々な競争を簡潔にポイントを押さえつつ、普段は表舞台に出ないOEM企業の活躍にまで言及していて興味をそそります。 最後の2章は、「チャネル」「メディア」という戦場の舞台裏に迫っています。化粧品ビジネスのトレンドに大きな影響を与える百貨店、女性・美容情報誌や美容ライター・ジャーナリストたちへのアプローチや駆け引き、共同がどのように行われているかを深堀りしています。 全体を通して偏りのないスタンスでコンパクトにまとめつつ、適度に批評も加え、興味深いネタも随所に盛り込まれています。化粧品業界に関わりたい方や関わって日の浅い方、さらっと全体像を把握したい方、コスメが大好きで自らクチコミしてるような方々にオススメできそうです。特に、メーカーやメディアの流すうわべだけの情報に踊らされがちなコスメブロガーやクチコミニストたちにとって、夢見るリアリストとしての姿勢も学びうるのではないかと感じました。
香月 秀文
/ 日本能率協会マネジメントセンター
(2005-03) /
3,360円
/ ISBN:9784820742890
とは言え、著者が外資系化粧品会社出身のためか、国内市場の状況とややピントがズレてるところもある気がする。また、色々語ろうとし過ぎて話が拡散し若干まとまりに欠けた感もある。
水尾 順一
/ 中央公論社
(1998-04) /
987円
/ ISBN:9784121014146
全体的に化粧品業界や資生堂への思い入れが強く、これらの影響力を大きく書き過ぎていると感じる。したがって、読み方には注意が必要となるだろう。また時系列が度々前後したり、同じ事柄が何度も重複するなど、読みにくい箇所も多く、元号で表記してるのも面倒。 前半は経済・経営史や生活・文化史とリンクしながら化粧品業界の歴史を紐解いている。「ブランド史」というよりは、やはり「化粧品の経営・マーケティング史および文化史」と言える内容。歴史的事実に関する記述は情報的な価値があるが、著者の分析・見解には偏りがあると感じる。また、時代ごとのトレンドを生む女性心理の描写は表面的で、単なる歴史書の域を出ないものだった。 後半は「化粧品企業の目指すべき姿」を中立的・客観的に書いてるように装っているが、実際は「90年代資生堂の経営戦略のPR」に過ぎない。そして本書で喧伝している資生堂の優位性というのも、実際にはその後資生堂の低迷を招き、「失われた10年」へと突入した要因となったものであり、現在ではここで挙げられた資生堂の戦略のほとんどが方針転換されている。 以上のことから考えて、本書は歴史的事実に関するデータのみを得ることと、90年代資生堂の経営戦略について取り上げた部分を「失敗のケーススタディー」として読むのが妥当だと思う。あるいは、この手の本を読む際には注意力と批判的な視点を持っておくことが必要である、ということを学べたことが一番の収穫かもしれない。 歴史資料としての情報が豊富だったので、甘めで★3つ。
川島蓉子
/ アスペクト
(2007-07-19) /
1,575円
/ ISBN:9784757213951
内容は、資生堂の社員の研修用につくってあげてるように思える本。いい意味で。主に資生堂の「企業ブランド」の特性を、主要な商品ブランドのマネージャー達へのインタビューなどを基に分析しています。ただし、資生堂の広報が検閲したと思われるような「お行儀のいいコメント」が並んでおり、客観的な分析とは言い難い。資生堂の社員や、彼らと深い付き合いのある人たち、資生堂を肯定的に研究したい人(就職希望者など)には有意義な本でしょう。それ以外の人にとっての評価は★3~2つというレベルだと思います。 |
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