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ウジ トモコ
/ クロスメディア・パブリッシング
(2008-05-14) /
1,575円
/ ISBN:9784756911995
東京大学工学部建築学科安藤忠雄研究室
/ TOTO出版
(1999-04) /
1,450円
/ ISBN:9784887061774
小山 登美夫
/ アスキー・メディアワークス
(2008-04-10) /
780円
/ ISBN:9784048700023
三菱電機株式会社デザイン研究所
/ 工業調査会
(2001-11) /
1,995円
/ ISBN:9784769312062
川口 盛之助
/ 講談社
(2007-07-18) /
1,575円
/ ISBN:9784062820639
日本人がこれまでに作り出してきた、「日本人は当たり前だと思っているものの、海外から見ると実はユニークな道具や製品」について具体的な紹介と分析を行い、その日本人や日本文化のユニークさを、使う道具や開発する工業製品を検証した「モノづくり」の視点から浮かび上がらせようとしています。 そしてそこで見えてくる、オタクやギャルに代表される「女の子っぽい文化」的な特性を、「幼稚さ」や「理性の未熟さ」といった否定的な見方で切り捨てようとするのではなく、その長所・感性を日本の産業振興、特に製造業・モノづくりに活かそうと説いています。 本書で言う「オタクで女の子っぽい」モノづくりとはどのようなものか。 まず日本人の弱点とされがちな、「子どものようにはにかむ」「周りの人に気を遣いすぎる」「本音と建前を使い分ける」ような特徴を、「女性的な細やかさや恥じらいの心情と、子どものような好奇心やファンタジー的な世界観」としてポジティブに捉え直しています。そしてここに、「ファンタスティックな空想を現実化しようとする姿勢と、自らの「こだわり」に対して徹底的に追求する「道」の精神」を持ったオタク性が加わることで、日本独特のモノづくりが可能になっていると分析しています。 またこれは、自然に屈託なく道具(マシン)と付き合うことができる日本人の世界観と、その精神の贅沢を極めることができる日本文化の爛熟と日本人の民度の高さに起因すると解釈しています。 このような考えを本当に活かせるかどうかは業界の市場・消費者特性にも因るところはあるでしょうが、前向きな日本人の感性・創造力論で、非常に示唆に富んでいるように思える本だと感じました。 こんな日本人ばかりじゃねぇよ!と思うところはもちろん多々あるのですが、そこは本書の前向きさを肯定的に捉えて、紹介・分析されている日本人的な感性や創造力の要素を基に、あれこれと空想・妄想を広げながら楽しんで読むのが良いのではないでしょうか。 |
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