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山見 博康
/ 研究所
(2008-06-19) /
840円
/ ISBN:9784569699660
本日の一冊は、神戸製鋼所の広報部長を経て独立、現在は広報・危 機対応コンサルタントとして活躍する著者が、企業広報のノウハウ をコンパクトにまとめた一冊。 著者は、これまでにもいくつか良書を出しているPRのプロフェッ ショナルですが、本書では、最新のインターネット広報、そして昨 今話題となっている企業不祥事への対応を含め、幅広く論じています。 PRというとすぐに「自社の商品を宣伝してもらうにはどうすれば いいか」という「攻め」の広報に話題が集中しがちですが、実際に は守りも含め、社会とのコミュニケーションを正しく取っていくこ とが、信用につながります。 本書は、そういったベーシックな広報活動を説いているため、一見 地味ですが、一般にはまだまだ知られていないインターネット広報、 メディアトレーニングのノウハウなど、かなり細かい部分まで突っ 込んで論じています。 新書ということで、必要最低限、広報のツボを押さえておきたい向 きには、適した一冊と言えるでしょう。 何事も、起こってからでは手遅れ。メディアとの付き合い方、正し い対応方法を知る上で、ぜひ読んでおきたい一冊です。
マーカス バッキンガム
/ 日本経済新聞出版社
(2008-06-24) /
1,890円
/ ISBN:9784532314040
本日の一冊は、世界有数の調査会社ギャラップで17年間、世界トッ プレベルのリーダー、マネジャーの調査に携わり、ベストセラー 『さあ、才能に目覚めよう』の著者としても知られるマーカス・バ ッキンガムが、仕事で強みを発揮するための方法を説いた注目の最新作。 ※参考:『さあ、才能に目覚めよう』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532149479/businessbookm-22/ref=nosim 最近は、「自分の好きなことを仕事にしよう」という主張がいろん なところでなされており、多くの若手がそれを真に受けて転職を繰 り返しているわけですが、本書が注目しているのは、ビジネスに直 接インパクトを与える「強み」のほう。 いわく、人をやる気にさせる一番の方法は「各人の強みを充分発揮 させること」。 とはいいながら、実際に「『自分の強みを充分活かしている時間は 通常、一日のうちどのくらいですか?』と質問されると、「一日の ほとんど」と答える人はたったの一七パーセント」。 しかも、「いまの仕事にどれほど満足していようと、仕事のすべて を愛している人はいない」のであり、しかるに大切なのは、「現在 の仕事をきちんと把握し、毎週、強みを活かせるようにそれを作り 替えること」なのです。 では、一体どうすれば現在の職場で、自分の強みを活かせるように なるのか。本書の中で著者は、その具体的な方法、つまり強みの発 見から、同僚との強み・弱みのトレード、上司へのアピール方法ま で、詳しく説いています。 ワーク中心の本なので、読んで楽しい、というものではありません が、現在の仕事にやりがいを感じないという方、もっと成果を上げ たいと考える方に、おすすめしたい一冊です。
谷原 誠
/ 三笠書房
(2008-05-23) /
1,155円
/ ISBN:9784837922650
本日の一冊は、「報道ステーション」等で活躍の敏腕弁護士が、問 題解決に役立ち、ときに相手を打ち負かすこともできる究極の質問 術を公開した一冊。 最終的にできる人かどうかを決めるのは、情報量や勉強量ではなく、 的確に本質に迫り、問題を発見・解決できるかどうか。 そのために「質問力」は必要不可欠です。 先日も、有名な経営コンサルタントである野口吉昭さんのベストセ ラー『コンサルタントの「質問力」』(現在13万部)を紹介しま したが、本書もまた、読者の質問力を強化するのに役立つ一冊です。 ※参考:『コンサルタントの「質問力」』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569696902/businessbookm-22/ref=nosim 野口さんの本が経営コンサルタントの実践ノウハウだとすれば、こ ちらは心理学をベースに、どうすれば人を動かすことができるのか、 相手に印象づけることができるのか、を説いた一冊。 両方に共通するのは、「この人、できるな」と相手に思わせること ができる質問術だということでしょうか。 質問ノウハウのおいしいところだけをコンパクトにまとめた内容で、 巻末にある付録のシートには、ケースごとの質問の「型」がまとめ られています。 このシートに書かれている「型」をマスターするだけでも、明日か ら質問の達人になれるはずです。 誰もが情報に等しくアクセスできるようになった現在、本当に差別 化するための情報が得られるかどうかは、質問力にかかっています。 さっそく本書を読んで、質問力を磨いてみてはいかがでしょうか。
山田 咲道
/ 日本経済新聞出版社
(2008-05-09) /
893円
/ ISBN:9784532260057
本日の一冊は、公認会計士・税理士である著者が、儲かる会社のメ カニズムとそれを実現する社長の考え方・行動を示した一冊。 ダメな上司、社長の批判本は山ほどありますが、本書の特徴は、会 計的視点からいい社長、ダメな社長を論じた点でしょう。 いわく、「バカ社長と良い社長の違いを解くカギは、時間効率や人 件費の本質を理解しているかどうか」。 つまり、稼ぐ会社を作るには、企業のなかでももっとも大きな費用 である人件費にフォーカスし、「『お金の節約』と『お金を稼ぐこ と』を時間をかけずに行うこと」。 本書では、こういった理論的には当り前で、実行はなされていない 経営の原則を取り上げ、読みやすい語り口調で説明しています。 投資しないと売上や利益は伸びない、会社が成長しないと社員は定 着しない、ダメ社員を排除すると売上が減るなど、会計的に考えれ ば当たり前のことが、実際の経営では行われていないことが多く、 そういう意味では本書を読むことの意義は大きいと思います。 経営の根幹には人があるべきですが、その人を幸せにしようと思っ たら、常に数字で考えることが必要不可欠。 そういう意味で本書は、数字とマネジメントのバランスが取れた一 冊といっていいと思います。
松田 公太
/ サンマーク出版
(2008-05) /
1,365円
/ ISBN:9784763198242
本日の一冊は、タリーズコーヒージャパンの立ち上げに成功し、2 001年には飲食業界最速(当時)で株式を上場、最近では同社を 退き、サンドイッチチェーン「クイズノス」の世界展開に乗り出し た著者が、創業からの思いと仕事の心構えをつづった一冊です。 タイトルの『仕事は5年でやめなさい。』が、刺激的過ぎて、とて も部下には読ませたくない内容のように思われますが、本当の意図 は、5年ごとに区切ってキャリア目標を考え、成長を加速させるこ とにあります。 著者がこれまでに実践してきたという「未来自分史」や、年に3回 目標を立てる「ハットトリック手帳」など、著者ならではの仕事ノ ウハウも目を引きますが、読みどころは何といっても、著者の下積 み時代・創業時代のエピソード、そしてそこから得られた仕事の教 訓ではないでしょうか。 マイナスをプラスのスパイラルに変えるために現在以上に投資する、 逆境のなかにあると思うときこそ、丁寧に心をこめて懸命にやる、 一見単調に見える仕事こそ脳を使え…。 単なる精神論だと思ったらそこまで。実際には、実践できる人がほ とんどいないからこそ、確実に成果が出るやり方だと思います。 普段だったら、ビジネスパーソン全般に読んでほしい、と言うとこ ろですが、今回はあえて経営者にこそ読んでいただきたい。 どんなに意識しても失われがちな創業時の情熱と仕事への真剣なま なざし、そして高い理想を思い出すには、絶好の一冊です。
マーク富岡
/ サンマーク出版
(2008-06-17) /
1,470円
/ ISBN:9784763198198
突然ですが、みなさんは会社の儲けや給料がどうやって決まるかご 存知ですか? 第一線のビジネスマンばかりが読んでいる「ビジネスブックマラソ ン」でこんなことを聞くのは失礼かもしれませんが、土井なりの意 見を述べさせていただくと、答えは「交渉力によって決まる」です。 なぜ社長が従業員に給料をたくさん払うのか? それは、つまると ころ、辞められたら困るからです。 その証拠に、辞めても困らない社員には、会社は高い給料を払いま せん。もし低い給料を提示されたら、それは辞めてほしいというメ ッセージです。 また、会社対取引先でも一緒です。過去にBBMで紹介した岡野工 業やエーワン精密が高い利益率を誇っているのは、彼らが他では作 れないものを作っている。つまり取引先に対して交渉力を持ってい るからです。 こうして見ると、ビジネスとは交渉力に値段をつけて売っている、 と見ることもできます。 つまり、高い利益率や給料を実現しようと思うなら、交渉の原理と 実践について学ぶのが近道なのです。 本日ご紹介する一冊は、その「交渉」を語るのに、今もっともふさ わしい人物、マーク富岡さんによる処女作。 これまでに世界76カ国を訪問し、3000人のユダヤ人にYESと言 わせたプロの交渉人が、手ごわい外国人たちとのやりとり、そして そこから学んだ交渉の教訓、ノウハウを語った、注目の一冊です。 心理原則だけを学んでも決して身につかない、現場での交渉テクニ ックの数々。とくに後半の方で明かされるノウハウは、販売の現場 で使えばかなりの成果があげられるはずです。
平野敦士カール
/ ゴマブックス
(2008-05-30) /
1,575円
/ ISBN:9784777109722
本日の一冊は、「おサイフケータイ」のクレジット発案者として世 界的に知られる著者が、NTTドコモやソニー、三井住友銀行など の大企業をいかにして巻き込み、成功したかを説いた一冊です。 いかに「個の時代」が進んでも、大きな事業を成し遂げるためには、 やはり人の協力が必要不可欠。 では、一体どのようにしてその協力関係を実現するのか、その際に 求められる個人の能力とは何なのか、本書はまさにその点を書いた 一冊です。 「人を出し抜く」よりも、「人から助けてもらえる」人になろう なかなか心を開いて協力関係を結べない経営者や、普段オフィスの なかにこもりがちなビジネスパーソンにとっては、著者の仕事のや り方は、目からうろこに違いありません。 本人の事例と心構えが中心の内容ではありますが、アライアンスに 伴う人間関係や感情の問題にまで言及している点が秀逸。 あとは、誤字脱字が少なければよかったなあ、というのが本音です。
菊原智明
/ フォレスト出版
(2008-06-20) /
1,575円
/ ISBN:9784894513068
本日の一冊は、前代未聞、訪問しない営業でトヨタホームで4年連 続トップセールスに輝いたという著者が、数字でお客の心理を誘導 するテクニックを紹介した、注目の一冊。 著者いわく、「文章や会話にうまく数字をとり入れることによって、 お客様、上司、取引先などに考えを的確に伝える」ことができる。 できるビジネスマンになろうと思えば、数字なしに何かを語ること は許されないのです。 具体的にどんなテクニックが紹介されているかというと、「ナンバ ー1」より「ナンバー2」を使う、「2倍」より「1.2倍」「1 分」より「55秒」など。 人の心を動かすには、面倒でもきりのいい数にしない、信用された ければ数字を使うなど、ビジネスを円滑に進める上で大切な考え方 がいくつも示されています。 本書に書かれている文例、会話例は、いずれも心理法則に基づいた ものであり、それなりに効果のあるものが含まれています。 限定○○など、既に使い古された感のあるものも見られますが、正 しいフレーズの使い方を学ぶことで、一定の効果が得られると思わ れます。 文章を書いてモノやサービスを売る仕事の方は、ぜひ読んでみてください。
デイビッド メッキン
/ 東洋経済新報社
(2008-06-06) /
2,100円
/ ISBN:9784492601747
本日の一冊は、多国籍企業の金融担当役員として20年以上のビジネ ス経験を誇り、現在は公認会計士として、またコンサルタントとし て活躍する著者が書いたファイナンス入門です。 翻訳をベストセラー『財務3表一体理解法』の著者、國貞克則さん が務めており、単なるファイナンスの教科書を超えて、経営、投資 に活かすための実践書に仕上がっています。 ※参考:『財務3表一体理解法』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022731443/businessbookm-22/ref=nosim 「のれん」や「配当利回り」などの言葉の概念や、ROE、ギアリ ング比率、資産回転率などの投資家が注目すべき指標、さらには非 上場会社の株価の評価方法や非法人企業の評価方法、利益予測の考 え方まで、経営や投資の実践で必要な知識を必要最低限、わかりや すく説明しています。 「会社にとって最適な費用構成はあるのか」「売上計画を手際よく 作成するにはどうすればよいか」など、徹底して経営者目線、投資 家目線から書かれた内容には、好感すら覚えます。 ビジネスに必要なファイナンスの知識をいちどしっかり学んでみた い、と思った方は、ぜひ読んでみてください。 これなら最後まで挫折せずに読めるはずです。
細谷 功
/ 大和書房
(2008-06-11) /
1,575円
/ ISBN:9784479771135
本日の一冊は、大ベストセラー『地頭力を鍛える』の著者、細谷功 さんによる注目の新刊です。 ※参考:『地頭力を鍛える』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492555986/businessbookm-22/ref=nosim 『地頭力を鍛える』は、フェルミ推定をはじめとするコンサルタン トの思考ツールを紹介したことで話題になった本ですが、最近は、 良書として評価の高い『コンサルタントの「質問力」』や勝間和代 さんの『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』を はじめ、この手の本が軒並みベストセラーになっています。 ※参考:『コンサルタントの「質問力」』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569696902/businessbookm-22/ref=nosim ※参考:『勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596391/businessbookm-22/ref=nosim 本書と前作との違いは、すぐに始められる実践法にポイントを置い たこと、そして事例を日常生活にまで広げたこと。さらには自己啓 発的要素を盛り込んだことです。 ビジュアルも多く、前著の内容が硬くてとっつきにくかった、とい う人が読むにはピッタリの一冊と言えるでしょう。 内容的には、なぜ地頭力が必要とされているのか、という説明に始 まり、地頭力の構成要素、地頭力をつけるための意識改革、そして トレーニングまで、幅広く網羅されています。 前著をきちんと読んだ方には、さほど目新しい内容は見つかりませ んが、トレーニングをするにはこちらの方がとっつきやすくていい かもしれません。 話題の「地頭力」を楽しく、手っ取り早く理解したい、という人に おすすめの一冊です。
小宮 一慶
/ ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2008-06-15) /
1,050円
/ ISBN:9784887596405
本日の一冊は、ベストセラー『ビジネスマンのための「発見力」養 成講座』『ビジネスマンのための「数字力養成講座」』でおなじみ の人気著者、小宮一慶さんによる注目のシリーズ第3弾。 ※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824/businessbookm-22/ref=nosim ※参考:『ビジネスマンのための「数字力養成講座」』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596219/businessbookm-22/ref=nosim 十数社の非常勤役員として、また経営コンサルタントとして、数々 の問題を解決してきたプロフェッショナルが、その問題解決技法を 明かした、興味深い一冊です。 初めに断っておくべきなのは、本書は最初の2冊のようにやさしく はない、ということ。 具体的なケースを交えながら読者に考えることを要求する、薄いけ れども本格的な問題解決本です。 「問題の芽」をあぶりだすためのマトリックス、UDE(望ましく ない現象)を羅列し、ポストイットでツリーを作り、根本問題を発 見する方法など、問題を正しく把握し、性急な問題解決を防ぐ理性 的なプロセスを説いています。 やや詰め込み過ぎの感もありますが、問題解決のツールやプロセス も詳しく、これ一冊でコンサルタントの持っているツールをほとん ど網羅することができます。 何となく理解して終わり、の状態を脱し、実際に問題解決できる人 になるために、ぜひ読んでみてください。
井野朋也(ベルク店長)
/ ブルース・インターアクションズ
(2008-07-04) /
1,680円
/ ISBN:9784860202774
本日の一冊は、JR新宿駅東口の改札を出てすぐ左にある、たった 15坪の超有名店、「ベルク」の店長による初めての経営論です。 安い店ながらコーヒー、パン、ソーセージなどに徹底してこだわり、 モーニングもビールもホットドッグも日本酒も、いつでも楽しめる、 いかにも新宿らしいアナーキーなお店です。 mixiで1500名を超えるコミュニティ、署名運動の際には7000名が協 力したという驚異のお店。 その熱狂的な支持がいかにして生まれたのか。その経営哲学とこだ わりを綴ったのが、本書『新宿駅最後の小さなお店ベルク』です。 魅力的なメニューをいかにして作るか、どうやって個性を作るか、 優秀なスタッフを集めるにはどうすればいいか…。 ビジネスのヒントが満載なのはもちろん、読み物としても楽しめる 一冊です。 そして何よりも、哲学のある店長の言葉が、読者にビジネスの醍醐 味と生きることの意味、そして勇気を与えてくれます。 とくに、「創造することよりも維持することの方が道は険しく~」 のくだりは、こうして1400日以上、情報を発信し続けてきた土井に も励ましを与えてくれました。 そして何よりも感動したのは、「ベルクの客をやめる覚悟できまし た」と言いながら著者に執筆を依頼したという、編集者、稲葉さん のエピソード。 「自分はプライベートの人間関係を仕事にはしない」という編集者 も多い中、この小さな名店を世に紹介しようと勇気をふりしぼった 編集者に、心から拍手を送りたいと思います。 発売まではまだ間があるようですが、ぜひ読者のみなさん、ネット で予約して、話題にしてください。 こういう本が売れなければ、何のための出版業界かわからなくなっ てしまうと思いますから。
ランディ パウシュ
, ジェフリー ザスロー
/ ランダムハウス講談社
(2008-06-19) /
2,194円
/ ISBN:9784270003503
本日の一冊は、膵臓がんで余命半年を宣告された、カーネギーメロ ン大学教授にしてバーチャルリアリティ研究の第一人者、ランディ ・パウシュによる一冊。 タイトル通り、これは彼の最終講義であり、テーマは『子供のころ からの夢を本当に実現するために』。 ウォルト・ディズニー・イマジニアの称号を受け、「Alice」プロジ ェクトに関わり、バーチャルリアリティ研究の第一人者と呼ばれる にいたったという著者。 いわば子供のころからの夢をすべてかなえてきた著者が、これから 人生を歩んでいく若者に向けて、生きるとはどういうことか、どう やって生きるべきか、働くべきかを説く、感動のノンフィクションです。 「格好いいのは一時的だが、まじめさは長つづきする」 「経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るもの」 「僕は、最高の近道は長くかかることを知っている。一生懸命にや ること、それだけだ」 ビジネスや人生でも役立ちそうな名言が並んでおり、なかなか読み 応えがあります。 全米600万人が涙したという、付属CDの動画を見ながら、名スピー カーの最後の講義をぜひ聴いてみてください。
勝間 和代
/ ディスカヴァー・トゥエンティワン
(2008-06-15) /
1,680円
/ ISBN:9784887596399
本日の一冊は、元マッキンゼーの戦略コンサルタントで、現在は、 経済評論家兼公認会計士、さらにはビジネス書分野でもっとも売れ ている著者の勝間和代さんが、その思考のフレームワークを明かし た一冊。 マッキンゼー、JPモルガン証券などのビジネス最前線で活躍し、 かつ『お金は銀行に預けるな』『効率が10倍アップする新・知的生 産術―自分をグーグル化する方法』などのベストセラーを連発した 著者が、どうやって成果を出し続けたのか、その秘密にせまる、じ つに興味深い一冊です。 ※参考:『お金は銀行に預けるな』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/433403425X/businessbookm-22/ref=nosim ※参考:『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002037/businessbookm-22/ref=nosim 著者がコンサルタント時代に体得したフレームワークを、惜しげも なく披露しており、これ一冊で戦略コンサルタントの思考ツールを 概観することができます。 ひとつひとつ丁寧に学んでいくと、膨大な時間がかかるので、時間 の節約という点ではじつにバリューの高い本だと言えます。 著者の他の本と同様に、深く知りたい人用に参考文献も載っている ので、まずはビジネス思考の入門編として読んでおくといいでしょう。
ジェームズ・アレン
/ 学習研究社
(2008-05) /
1,680円
/ ISBN:9784054037830
世界の自己啓発書のなかでももっとも売れたものの一つ、『原因と 結果の法則』。 ※参考:『原因と結果の法則』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763195093/businessbookm-22/ref=nosim 本日ご紹介する一冊は、その著者、ジェームズ・アレンが妻・リリ ーと初めてコラボした一冊です。 ジェームズ・アレン曰く、「人は思考の主人であり、人格の作者で あり、状況・環境・運命の製作者」である。 つまり、世の中のことはすべて自分自身に帰するわけですが、では どうすればその事実を謙虚に受け止められるか。 人間の考えや行動を阻害している要因は一体何で、どうすればそこ から抜け出せるのか。 本書には、まさにそのポイントが書かれています。 いくつか紹介されているように、人間には、恐怖やプライドといっ た感情があり、それが正しい判断を歪めてしまうことがあります。 本書は、そういった感情を乗り越えるための本だと言えるでしょう。 個人的には、「あなた以外には、あなた自身を傷つけることのでき る人はいません」という言葉、そして「環境は人をつくりません。 環境はその人そのままを映しだすのです」という言葉に興味を持ちました。 落ち込んだ時や困難に直面した時、ページをめくってみたい一冊。 巻末には朗読CDもついています。
神川貴実彦
/ プレジデント社
(2008-06-12) /
1,000円
/ ISBN:9784833418713
本日の一冊は、アマゾンや丸善丸の内本店でベストセラーとなって いる、『コンサルティングの基本』の著者、神川貴実彦さんによる 注目の新刊です。 ※参考:『コンサルティングの基本』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534043864/businessbookm-22/ref=nosim 著者は、大手戦略コンサルティング会社、ボストンコンサルティン ググループの出身で、現在は外資系コンサルや金融など、「高収入 プロフェッショナルへの転職」を支援するムービン・ストラテジッ ク・キャリアの代表取締役。 これまでに約5000人の転職希望者と面会してきた経験から、どんな 学歴・職歴の人が高収入の職に就くことができるのか、かなり具体 的かつざっくばらんに述べています。 本書が特徴的なのは、転職を「あえてお金の面から」考えてみたと いう点。 1年目から年収2000万円稼げる仕事は何なのか、転職2~3年で1 億円稼げる仕事とは何なのか、これまで一部にしか知られていなか った仕事・年収の真実が明かされており、ある意味衝撃の一冊です。 具体的に高収入の職に就くためにどんな手段があるのか、どんな点 が書類・面接のポイントなのか、プロの視点から詳しく書かれてい るのも嬉しいところです。 わずか100ページの本ですが、ポイントはしっかり押さえられており、 これでハードカバー、税込1000円は安い。 外資系コンサルティングファームに転職したい方は、前出の『コン サルティングの基本』と併せて読めば、理解が深まると思います。
岡野 雅行
/ 青春出版社
(2008-06-03) /
788円
/ ISBN:9784413042048
本日の一冊は、その豪快な言動とコミカルな語り口で知られる、通 称「世界一の職人」、岡野雅行さんによる新刊です。 前回ご紹介した『学校の勉強だけではメシは食えない!』同様、世 渡り上手になるための方法、考え方を説いており、若干内容に重複 も見られますが、やはり読んでみると痛快な一冊です。 ※参考:『学校の勉強だけではメシは食えない!』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4769609566/businessbookm-22/ref=nosim 回収できるかどうかを考えずに接待する、人が寄ってきやすい「ス キ」をつくる、ツイてる人とつきあう、最初に井戸を掘ってくれた 人の恩を忘れないなど、本書で書かれている人付き合いのコツは、 まさにビジネス界で生き抜くための知恵と言っていいでしょう。 ほかにも、他人を儲けさせる、外堀を埋めて本丸を落とす、予算を 大きめに言う、身近なところから口コミを起こすなど、会社経営に おいて有用な考え方がてんこもり。 さらに、中小企業でありながら、大企業に高い値段を請求する氏の 立ち回り方が示されており、これ一冊でビジネスパーソン、経営者 の「世渡りノウハウ」はひと通りカバーできるのではないでしょうか。 エピソードも刺激的なものが多く(土光さんのメザシは高級だった ? など)、まずは気軽な気持ちで読んでみることをおすすめします。
中村 俊輔
/ 幻冬舎
(2008-05) /
777円
/ ISBN:9784344980815
そのうちの一人が、本日ご紹介する『察知力』の著者であり、欧州 リーグで日本人初のMVP受賞を果たした、中村俊輔選手です。 特に、初めて見たそのフリーキックの鮮やかな印象は忘れられず、 それ以来、「どうしてこの人はこんなプレーができるのだろう?」 と注目していますが、本書を読んで、初めてその理由がわかりました。 時に、合わないチームや監督のもとで不遇な時を過ごし、それでも なお自己をストイックに成長させ、ファンを魅了してきた著者。 本書には、そんな著者の職業人としての哲学、そして戦いの場面場 面で彼がどんなことを考え、困難を乗り越えてきたのかが、生々し く書かれています。 人間は、たとえそれがサラリーマンであれ、サッカー選手であれ、 経営者であれ、誰かに評価される生き物です。 その評価には、おそらく理不尽なものもある。だからといってそこ から逃げてばかりいては決して成長できないのです。 大切なのは、相手が求めているもの、自分に足りないものを「察知」 し、変化に合わせて自分を成長させていく技術。 本書には、中村選手がどうやって自分を成長させ、認めさせ、成果 をあげてきたか、まさにその軌跡が書かれています。 あの鮮やかなフリーキックからは想像もできないほどの泥臭い考え 方。そこからわれわれビジネスマンが学ぶことはじつに多いと思います。 読んだらきっと元気になれる一冊です。ぜひ読んでみてください。
坂本 光司
/ あさ出版
(2008-03-21) /
1,470円
/ ISBN:9784860632489
本日の一冊は、法政大学大学院で教鞭をとる著者が、過去6千社を 取材したなかから、自らが考える「日本でいちばん大切にしたい会 社」を選び、その経営哲学と行動を紹介した一冊。 著者いわく、「日本でいちばん大切にしたい会社」とは、「弱者の 側に立った、人間の尊厳を高め、守ることに役立つ製品をつくって いる会社」であり、本書では大きくクローズアップされた5社に加 え、コラムとして9社を紹介。 紹介されているのは、50年以上前から障害者の雇用に積極的に取 り組み、感動経営を実現している「日本理化学工業」、斜陽産業で ある寒天を扱いながらも48年間増収増益を続ける伊那食品工業、顧 客満足に徹底にこだわることで、全国から注文があるという杉山フ ルーツなど。 一番軽度の障害者を採るのではなく、他では採ってもらえない子に 就業の機会を与えるポリシー、社員の安全のために倒産ギリギリの 状態で行った設備投資、JAや経済連のロジックではなく、あくま でお客様に美味しいものを提供しようとする販売戦略…。 通常の経営者であれば、到底実現できない行動の数々に胸を打たれ る、ビジネス書を超えた感動作品です。 極めて主観的であり、かつ地味な本ではありますが、経営において もっとも大切な何かを思い出させてくれる内容です。 ビジネスの本来の意義を見直すために、また働くことの素晴らしさ に目覚めるために、ぜひ読んで欲しい一冊です。
岡本一郎
/ 光文社
(2008-05-16) /
756円
/ ISBN:9784334034528
本日の一冊は、大手広告代理店を経て、外資系コンサルティングフ ァームでメディア企業、エンターテインメント企業のコンサルティ ングに従事、その後独立した著者が、今後のメディア変容とそこか らもたらされるビジネスチャンスについて語った一冊。 極端なメディア悲観論が多いなか、インターネットをはじめとする ニューメディアの実際を踏まえ、極めて理性的に今後のメディア/ コンテンツビジネスを論じた、読み応えある論考です。 冒頭で著者は、マスメディアの本質は「大衆の注目の卸売り」と指 摘し、グーグルが売っている「インタレスト」との違い、そしてメ ディアビジネスが今後売っていくべきものと、売り方の戦略につい て論じています。 本書を読むと、なぜ現在、出版の世界で過去の名作がブレイクして、 新刊の売れ行きが鈍いのか、なぜテレビのビジネスモデルが行き詰 っているのかが、じつによくわかります。 インターネットと4大メディアの違いをその本質から読み解き、実 際に食い合うのがどことどこなのか、テレビが直面している本当の リスクは一体何なのか、事例とともに解説したくだりは、今後のビ ジネスチャンスを見据える上でとくに参考になるでしょう。 本書から読み解けるのは、ジャンルを限定したニッチメディアの可 能性と、ローカル情報に特化した地域メディアの可能性。 インターネットを礼賛する向きも、本書のウィキペディア悲観論を 読めば、無料コンテンツが潜在的に抱える問題点、そしてそれが今 後引き起こすインターネットメディアの凋落の可能性に、目を見張 るに違いありません。 タイトルにある「グーグルに勝つ広告モデル」についての具体的提 案は正直見つかりませんが、メディア/コンテンツビジネスで明日 の勝者となりたい方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
鬼頭 孝幸
, 山邉 圭介
, 朝来野 晃茂
/ 日本能率協会マネジメント 出版情報事業
(2008-05-07) /
1,680円
/ ISBN:9784820745075
本日の一冊は、ローランド・ベルガーのコンサルタント3人が執筆 を担当し、同社日本法人会長の遠藤功さんが監修した、事業戦略の 教科書。 戦略に関しては、有名なマイケル・ポーター教授の『競争の戦略』 をはじめ、数多くのテキストが出されており、硬軟あわせるとかな りの数、市場に出回っています。 ※参考:『競争の戦略』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478371520/businessbookm-22/ref=nosim そんな中、本書に何か特長を見出すとすれば、その恐ろしいまでの わかりやすさと、実践的な視点でしょう。 単なるフレームワークの提示に終わることなく、実際にプロジェク トを進めていく場合、どこがポイントになるのか、ということをし っかり記述してくれています。 具体的には、「正しい現状理解のための5つのポイント」における 調査方法、分析方法の提示、「成長オプション」のところで述べら れている、ビジネスモデルの観点から「成長オプション」を考える 方法などですが、これらの方法をうまく使えば、新市場の開拓や客 単価アップなど、自社の新たな成長のチャンスを見出すことができ るはずです。 巻末には、ローランド・ベルガーが使っている「価値観を可視化す るrbプロファイラ―」(=19の普遍的な消費者価値)も載っており、 コンサルタントにとっても重宝する一冊です。 戦略策定のノウハウを学びたい方、問題解決力をアップしたい方に、 ぜひおすすめしたい一冊です。 |