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カテゴリ 読書 所有 お気に入り 1 - 8件目 / 8件
わかる! 使える! 広報活動のすべて (PHPビジネス新書 61)
山見 博康 / 研究所 (2008-06-19) / 840円 / ISBN:9784569699660
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 新書・文庫 登録日:2008年06月28日 19時00分04秒 2008年06月28日 ソーシャル 5 users
タグ 土井英司 書評 企業戦略 マーケティング 未読 未読
コメント・土井英司

本日の一冊は、神戸製鋼所の広報部長を経て独立、現在は広報・危
機対応コンサルタントとして活躍する著者が、企業広報のノウハウ
をコンパクトにまとめた一冊。

著者は、これまでにもいくつか良書を出しているPRのプロフェッ
ショナルですが、本書では、最新のインターネット広報、そして昨
今話題となっている企業不祥事への対応を含め、幅広く論じています。

PRというとすぐに「自社の商品を宣伝してもらうにはどうすれば
いいか」という「攻め」の広報に話題が集中しがちですが、実際に
は守りも含め、社会とのコミュニケーションを正しく取っていくこ
とが、信用につながります。

本書は、そういったベーシックな広報活動を説いているため、一見
地味ですが、一般にはまだまだ知られていないインターネット広報、
メディアトレーニングのノウハウなど、かなり細かい部分まで突っ
込んで論じています。

新書ということで、必要最低限、広報のツボを押さえておきたい向
きには、適した一冊と言えるでしょう。

何事も、起こってからでは手遅れ。メディアとの付き合い方、正し
い対応方法を知る上で、ぜひ読んでおきたい一冊です。
ウェルチの「伝える技術」
ビル・レーン / 研究所 (2008-05-10) / 1,890円 / ISBN:9784569700038
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / ビジネス・経済・キャリア 登録日:2008年06月02日 17時22分14秒 2008年06月02日 ソーシャル 15 users
タグ 土井英司 書評 経営 企業戦略 リーダー 未読 未読
コメント・土井英司
本日の一冊は、「20世紀最高の経営者」と謳われたジャック・ウ
ェルチの専属スピーチライターが、ウェルチの「人を動かす」ノウ
ハウと、驚愕のエピソードを語った一冊。

ウェルチに最後まで原稿を見せなかったというだけあって、内容は
ウェルチも真っ青の赤裸々なエピソードが満載です。

CEO就任以来、社内のコミュニケーションに徹底的にメスを入れ、
スピーチが気に入らなければ、即刻「クビ」を言い渡したというウ
ェルチの言動が、じつに詳しく記録されており、他のどんなウェル
チ本よりもウェルチの素顔にせまっています。

ノウハウとしても秀逸で、「聞いている側に結論をもたらすスピー
チ」をする、自分の成長をアピールする用語、データ、エピソード、
見解を入れる、など、ビジネスプレゼンで必要な心構え、テクニッ
クがバッチリ学べます。

惜しむらくは、著者がGEに20年以上も在籍していて、その特殊
性に気づかないまま本書を執筆してしまったということ。

超大企業のリーダー、マネジャーを対象に指導してきた著者のノウ
ハウは、確かに役立ちますが、そのうちいくつかは、大企業の幹部
クラスだけを対象にしたお話です。

ただ、それだけに大企業や外資系企業でトップを目指す人には役立
ちますし、スピーチ論を超えたリーダー論としても楽しめます。

やや著者の自慢話が鼻につきますが、これぐらいの人でないとおそ
らくウェルチの側近は務まらなかったのでしょう。

足し算要素も、引き算要素も多い本ですが、トータルで見れば、や
はり読んでおいて損はないと思います。
仕事で大切なこと
松下 幸之助 / 研究所 (2008-05-10) / 1,000円 / ISBN:9784569700090
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / ビジネス・経済・キャリア 登録日:2008年06月02日 17時20分32秒 2008年06月02日 ソーシャル 10 users
タグ 土井英司 書評 経営 リーダー 未読 未読
コメント・土井英司
「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助の肉声が入ったCDつきで、
仕事で成功するための考え方や、生きがいを見つける方法が語られ
ています。

もちろん、受け手として存分に楽しんでいただくのも結構なのです
が、昨日の流れから行くと、これはぜひ語り手として、リーダーと
してどう伝えているのか、に注目して聴いてみたいところ。

これらの講話を通して、松下幸之助は何を伝えようとしたのか、そ
の真の狙いを解き、またそれをどう伝えようとしたのかを読む。

こうすることによって、いかに松下が人心を掌握したか、その本質
も見えてくると思います。

本業でない高校野球と本業である仕事を比べて、どうして高校球児
に負けない情熱をもって仕事に取り組めないのか、と説く。

他社に引き抜かれて社長になり、憂き目にあった中堅社員のエピソ
ードを通じて、自己認識の大切さを説く。

さすが何万人という社員を束ねた松下だけあって、いずれの話から
も人心掌握の秘訣を学ぶことができます。

価値観もビジョンもさまざまな社員に、どうやってやる気になって
もらうか。おそらくどこの社長も悩んでいることですが、それに対
するヒントが、この本にはあると思います。

経営者の方は、ぜひ読んで(聴いて?)みてください。
「騙されない!」ための経済学 モリタク流・経済ニュースのウラ読み術 (PHPビジネス新書 55) (PHPビジネス新書 55)
森永 卓郎 / 研究所 (2008-04-19) / 840円 / ISBN:9784569648972
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 新書・文庫 登録日:2008年06月02日 13時33分36秒 2008年06月02日 ソーシャル 14 users
タグ 土井英司 書評 経済 政治 未読 未読
コメント・土井英司
本日の一冊は、ベストセラー『年収300万円時代を生き抜く経済学』
で知られる庶民派エコノミストの森永卓郎さんが、資本主義の正体
と、そこに参加する利害関係者の思惑、庶民を騙すためのトリック
を明かした、注目の一冊。

※参考:『年収300万円時代を生き抜く経済学』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334973817/businessbookm-22/ref=nosim

話題となった前作は、批判も含め大変な話題を呼びましたが、今回
の本も相変わらずの小泉政権批判を含め、著者の主張がかなり色濃
く出た作品です。

ただ、それでも、時の権力者が自分に都合のいいシステムを作ると
いう、古代から続いている原理原則を知らしめたのは意義があります。

「権力の側にいる者が、その他の無知な大衆から収奪する」。

あまりに現実的なひと言ですが、本書の内容は、これが実際に行わ
れていることを実感させる内容です。

役員報酬や株主配当は増えているのに雇用者報酬は増えていない、
経団連は、勝ち組企業が有利になるよう政策に働きかける機関、な
ど、歯に衣着せぬ文章が痛快な一冊です。

政治やマクロ経済はちょっと…という人は、興味を持つためのきっ
かけとして、読んでみてはいかがでしょうか。
「真のリーダー」になる条件 初めて部下をもつ人へ (PHPビジネス新書 54) (PHPビジネス新書 54)
堀 紘一 / 研究所 (2008-04-19) / 840円 / ISBN:9784569698373
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 新書・文庫 登録日:2008年05月21日 19時25分06秒 2008年05月21日 ソーシャル 10 users
タグ 土井英司 書評 ビジネス書 リーダー 未読 未読
コメント・土井英司
本日の一冊は、三菱商事、ハーバード・ビジネススクールを経て、
ボストンコンサルティンググループの代表を務めた堀紘一さんが、
リーダーシップを高めるための考え方を説いた一冊。

いまどきはリーダーになりたい人が減っているようですが、著者い
わく、「リーダーシップを身に付けなければ、いつか必ず後悔する」。

その理由は、日本もアメリカや中国、インドのように格差社会が進
んでおり、将来的にリーダーとそれ以外の年収格差が広がること、
そしてリーダーシップこそは、「どんなにITが発達し、どんなに
低賃金の労働者が増えたとしても、絶対に取って代わられることの
ない能力」だからだそうです。

では、そのリーダーシップはどうやって磨くことができるのか。本
書では、この点に関し、興味深い視点が示されています。

いわく、「リーダーシップというものは結局、他の人が何を感じる
かということに尽きる」

だから、「他の人がどういう状態に対して喜び、どういう状態に対
して不愉快に思うか、これをよく理解することで、リーダーシップ
は確実に身に付けることができる」というのです。

具体的には、「長期と短期のトレードオフを教えてあげることで、
今の状態を納得させ、より先の状態に目を向けさせる」「各人の個
性や特徴を見分ける」「自分で気づかせる」など。

ほめ方や叱り方、人事評価のポイントも示されており、新人マネジ
ャーには、手頃な一冊と言えるのではないでしょうか。

ただ、惜しむらくは、読者の魂をゆさぶるほどの強いメッセージが
感じられなかったという点。

年収が高いから、ではなく、リーダーになることでどんな人間的成
長が実感できるのか、そして社会的意義とは何なのか、この辺をも
っと熱い情熱で語って欲しかった。

実用性も含め、やはり『課長の教科書』の方が一枚上手だと思います。

※参考:『課長の教科書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596146/businessbookm-22/ref=nosim
情緒と日本人
岡 潔 / 研究所 (2008-02-01) / 1,050円 / ISBN:9784569695525
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 登録日:2008年05月15日 11時49分15秒 2008年05月15日 ソーシャル 1 users
タグ 土井英司 書評 哲学 未読 未読
コメント・土井英司
本日の一冊は、世界的数学者にして憂国のエッセイスト、故・岡潔
さんによる珠玉の言葉集。

氏の著書から現在に通ずる教訓を集め、一冊の本にまとめたもので、
内容は、「情緒」の大切さとその育み方に関するものが主となっています。

「情緒」というと、道徳教育ととられるかもしれませんが、著者が、
そして本書を選んだ土井が問題にしているのは、この「情緒」が、
人の生き方や働き方、さらには社会にまで影響を及ぼしているので
はないか、ということ。

本書を読む限り、現在のさまざまな企業不祥事や殺人、自殺などの
社会問題が、すべてここから来ているのではないかと思われるのです。

現在の世の中で、「愛」を否定する人はないと思いますが、著者い
わく、「愛は自他対立する。愛を連続的に変化させるといつの間に
か憎しみに変わる」。

だからこそ人には「情」が大切であると著者は説いているのです。

ほかにも、現在のわれわれが過度に重視している「時間」に対し、
「時間とは時の簡単な模型にすぎない」と説き、現在ブームとなっ
ている社会貢献に対しても、「このくにの善行は『少しも打算、分
別の入らない行為』のことであって、無償かどうかをも分別しない」
と説く。

いささか古い本ではありますが、それだけに現在の社会にはない価
値観を教えてくれる、貴重な一冊だと思います。

個人的におもしろかったのは、巻末にある著者と松下幸之助の対談。

「私はすべてを肯定するのですよ」と語る松下に対して、「さすが
に実業家らしいですね」と岡が皮肉を言うなど、価値観の違う2人
のバトルは一読の価値ありです。

人間にとって最終的に問題となるのは、どんな理想を掲げて生きる
のかということ。本書は、そのヒントとなる一冊だと思います。

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悩める生物学系大学院生
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