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 テレワークという言葉は聞いたことがなかった.おもしろい響きの言葉が本書のタイトルになっていて興味を持って購入した.
著者は,テレワークを以下のように定義している.
(p.4) 「情報通信機器の活用を前提に、従来の職場空間とは異なった空間を労働の場に含みながら、業務として情報の製造および加工・販売の全部あるいは一部を行う労働の形態」
また,テレワークを在宅勤務型,モバイルワーク型,在宅ワーク型,SOHO型の4つに分類している.政府がテレワークに期待しているメリットは以下の八つということだが,現状では,あまりこれらのメリットは満たされていないらしい.
(p.8) ...1 少子化・高齢化問題等への対応、2 家族のふれあい、ワークバランス[労働と私生活の適度なバランスを保つこと]の充実、3 地域活性化の推進、4 環境負荷軽減、5 有能・多様な人材の確保、生産性の向上、6 営業効率の向上・顧客満足度の向上、7コスト削減、8 災害等に対する危機管理...
週に1日,2日の在宅勤務は,子供が病気になったときや家庭訪問の際に有休をとらなくてすむといったメリットはあると思った.大きな問題点としては,在宅ワーク型の賃金の低さや,在宅勤務型では労働が見えなくなるために,際限なく働いてしまうということが述べられていた.しかも,強制された自発性であるのに,自分の意思で選んでいると在宅勤務者が錯覚してしまうことがあるところが怖いと思った.本書を読んで,ワーキングプアの問題と同様,今後テレワーカーが都合よく働かされていく問題が大きくなっていく予感がした.
 約200ページの本書を読んだからといって,すぐに英語の読み書きができるようにはならないと思うが,英語的な考え方を学ぶことはできた.本書に書かれているような点を地道に押さえていけば,少しはまともな英語が書けるようになっていくのではないかと思う.
 医療,教育,戦争など,民営化のなれの果てがかいま見える.
この本を読んで,アメリカに比べると日本はずいぶんましに思えた.しかし,将来この本に書かれているように日本がならないとも限らないと思う.
* ジャンクフードを食べざるを得ず肥満になる子供
* 高い医療費で破産に陥る患者
* 過労や保険に苦しむ医師・看護師
* 高い教育費のためにカード破産する若者
* 貧困層は生きるために戦争へ
 フランスの「クロエ計画」やドイツの「テセウス計画」の存在を知った.短期的に金銭的な利益を上げることばかりに目を向けがちだが,長期的に文化の多様性を守ることを目的として,(国産)検索エンジンを作るということは必要だと感じた.書籍は数少ない広告を含まないメディアであることに気づかされた.
 難解な本.
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