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 国語(日本語)獲得の歴史から,当たり前のように存在すると考えていた国語は自然なものではないことを知った.著者が主張しているようにこのままでは,<読まれるべき言葉>は読み継がれなくなり,国語は<現地語>に成り下がってしまうかもしれない.だからといって,日本近代文学を読み継がせるのに主眼をおくべきというのはあまり納得できなかった.本書の中で著者は「教育とは最終的には時間とエネルギーの配分でしかない.」と述べていたが,100年前と比べると数多くの専門分野が生まれかつ細分化が進んでいる.学ぶべき重要なことはどんどん増えている.そんな中で,国語にかける時間とエネルギーを100年前と同じレベルに保つというのは無理があるように思う.
今後の日本語の行く末について,いろいろと考えさせられた.
 子供向けに比較的平易な言葉で書かれているが,内容は大人が読んでも楽しめると思う.普段,なにげなく大人が使う言葉をとりあげて,子供の視点にたって疑問を投げかけている箇所が所々あり,はっとさせられた.
 落語は正月にたまに聞く程度で詳しくもないが,北村薫さんの『円紫さん』シリーズなどを読んで興味は持っていた.柳家 花緑さんの落語もたぶんテレビで聞いたことがある程度.
本の帯にあるように,確かに「野暮」な本だと思うが,落語家のモデル,創造性,奥深さを知ることができる貴重な本だと思った.落語家の本というと桂 文珍さんの「落語的笑いのすすめ」を読んだことがあるが,そこでは「笑い」を学問的にとらえていた.本書もかなり噺を科学的に分析しているところがあって,落語も進化しているのだなと思った.また,柳家 花緑さんはアグレッシブな方で落語をどんどん進化させていきたいという意気込みが感じられた.
タイトルについては,最近のはやりっぽいものをつけているが,「落語家はなぜ噺を忘れないのか」というのは,第1章を表しているにすぎないと思う.全体的には,落語の舞台裏や柳家 花緑さんがどのように落語を学んできたかを述べている.巻末の「笠碁」もおもしろかった.実際に寄席に行って落語を聞きたくなった.
 タイトルに惹かれて購入.
個人的に閉鎖的空間で少人数である(ささいな)問題について論理的に議論が展開されていく話は好きです.
人を信じることを前提にした推理というのは新しいと思いました.
同作者の「扉は閉ざされたまま」,「月の扉」もそんな感じの話だったと思います.鯨統一郎の「邪馬台国はどこですか?」,「新・世界の七不思議」,「九つの殺人メルヘン」,「浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話」や岡嶋二人の「そして扉が閉ざされた」も同様に好みです.
 第四章の「売る」仕組みを進化させるは、実際に著者の本は売れているだけに、説得力があると思った。
Chabo!の存在は知らなかったが、チャリティーにもなり、かつ、これを採用している本だからといって購入する人もでてくることを考えると、うまいことを考えたなと思った。
Kindleについても少し本書の中で触れていたが、著者の行動力で出版社をまきこんで、iTunes StoreやAmazonで多くの日本の書籍コンテンツがワンクリックで購入できるように、本を売る仕組みを進化させて欲しいと思う。
 論理哲学論考がなかなか読み進められないので購入してみた.入門とあるが難解で,ところどころ消化不良.哲学は一朝一夕には理解できないと思った.
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