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之を楽しむ者に如かず
吉田 秀和 / 新潮社 (2009-10-01) / 3,240円14 users
読了:  2010年01月22日
◆さいたま市図書館、10/01/21
図書館で何気なく手にして、偶然開いたページに「最近、トルコ出身のファジル・サイというピアニストのCDをきいた。」という文章が目に飛び込んできた。
・以前、ラジオでサイの演奏をかいま聞いて、「たちまち虜になってしまった」。見事な演奏はいくらもある。グールドも、ポリーニも、グルダも、アルゲリッチも、キーシンも(とっても羅列しきれないし、まだまだこの名簿は続くけれど)、みんな素晴らしい演奏家だし、確かに素敵な演奏だ。しかし躍動感あふれるサイの演奏には、何か心臓をグッと鷲掴みされたような激しい衝動を受けた。最初に聴いたのはモーツアルトだったが、全く異質の音楽といっても良いほどに、今まで聞いてきた音とは違っていた。こんな経験は初めてだ。

・吉田さんは、サイの演奏をこんなふうに評している。「音がきれいというだけでなく、テンポの思い切った速さ、ピアノで聴かせる歌の微妙な表現性といった点で、まず、きき手をびっくりさせ、それから魅惑する。この人は若々しさと、心憎いばかりの計算の確かさ、細かさの両面を併せ持っている点で、並々ならぬ器であると云っていいだろう。/ソナタK333変ロ長調は第一楽章のアレグロの主題をかなり速めの快速調での歌いぶりで始めるところでもうきき手の心を捕えてしまう。...第二楽章アンダンテ・カンタービレに入ると、それが一転して、こまやかな変化に満ちた情緒たっぷりな音楽になり、ことに第二主題のppの表情づけは第一楽章のそれとは対照点にある魅惑の一時を醸し出す。そうして、展開部でバスの音が半音ずつ上がってくるところの扱いも良い。全体にこの第二楽章をこんなに秘めやかな魅力でひき通している例は、ほかに誰があったかしら、と思う。/一方、変奏曲もすごいききものだ。その速さもさることながら、全体を通じて脈々と流れている生命感のとどまることもないような弾力性とでもいうものが、私を驚かす。」292.p

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