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カテゴリ 読書 購入 所有 お気に入り 1 - 30件目 / 162件
購入:  2009年10月13日 870円 所有
読了:  2012年06月09日
◆上巻
・スターリンは増殖性の官僚機構を創設した(絶え間のない粛清による組織的破壊と絶えざる補充、新たな昇進の可能性)、58
・(粛清の)政治的結果は、あらゆるレベルで幹部のコンスタントな更新を可能にすること、従って恒久的に上方への移動性を確保することとなった。党自体が、このような移動性の例証となった。1933年から39年にかけて、約5百万人の党員が粛清された、党内での地位が上がるほど、粛清は血なまぐさいものになった。..粛清はスターリンが全面的、定期的にエリート層を更新し、彼に対して忠実で、その権力概念に信服する新エリート群を高い地位にすえることを可能にした。その意味で、粛清は、スターリン政治体制の中心的要素だったといえる。59
・身分の不安定さ、あらゆる水準での、あらゆる社会集団に関する免責性の不在は(レーニンは「党」を抑圧機構の権力行使の対象外に置いたが、スターリンは「党にたいする免責特権を廃止した。抑圧機構そのものも対象とされた。ヤゴーダ、エジョフの粛清)、スターリンの政治システムについて二つの結論を示唆する。永続性の欠如、ルール(政治的論理)の不在。61-62
・スターリン後の体制の暗黙の了解;新たな暴君の登場の阻止、集団的権力の確立。同時に権力問題の社会的介入の阻止、65
・フルシチョフは、ソビエト体制を変えようとする意志を持っていた。しかし、彼は何よりも体制内の人だった。権力が党に属するもので、社会はそこから除外されるべきだという、この体制の核心的理念を彼も完全に信奉していた。彼が望んだのは権力を合理化して、社会に受け入れらるものとし、権力と社会との間の関係を信頼と非暴力という新たな基盤の上に立脚させることだった。79
・フルシチョフは、政治、文化、経済、外交など、あらゆる分野で開放政策を実行したが(党幹部会の抵抗を排除しながら)、彼の決定に見られる首尾一貫性の欠如が、イニシアチブを行き詰まりに陥れた原因である。97
・大粛清期、1934年の大会で選出された中央委員の約70%(139人中98人)、更に大会代議員の半分以上(1960人中1108人)が肉体的に抹殺された。106
・中央委員会で最もよく代表されているのは、党機構(全体の40%)と国家機構(1976年で31%、71年には30%、66年は28%)である。これら序列体系は、約70%の選出委員を占め、党の最高機関をつねに支配してきた。これに次ぐのが軍、外務官僚、警察である。
・労働者、農民の代表率は、中央委員全体の4.5%だが、投票権を持つ正委員のポストについては、わずか3.5%である。一方、党員の社会的構成では、労働者が41.6%、農民は13.9%を占めている。但し、最高会議の場合、労働者代表18%、農民代表17%に対して、党官僚は16%、政府官僚は14%に過ぎなかった。111-12
World History People and Nations 1993
Mazour / Harcourt School (1993-06) / 4,907円1 users
タグ 歴史 カテゴリ:洋書 洋書 / History 更新日:2012年05月12日 13時13分26秒 2012/05/12
購入:   20,230円 所有
読中: 
米国の高校の世界史教科書、900頁以上の浩瀚な重量感のある教科書で、それが如何に使われ・消化されているかは知らぬものの、その意気や高しと云うべし。日本の教科書の無味乾燥に比べ、独立した書物としても面白い。トインビー『歴史の研究』を読むに並行して、基本的事実の確認のために拾い読みする。但し、20年近く前の出版なので、最近の新たな歴史認識との比較・確認の為、ロバーツの『The New History of the World』(03/05刊)を新たに注文する。(10/03/04)
・インド亜大陸の地形的特徴-四大地域、50.p
・インダス文明の崩壊、塩害の可能性&BC1700頃に大規模な洪水及び地震による崩壊の可能性、54.p
・BC1500頃、アーリア人の侵入(または進入)、The nomadic Aryans herded sheep and cows.In fact,their word for"war"meant "a desire for more cows."...Neither traders nor builders,the Aryans did nothing to improve the cities they conquered.They simply left the ruins of the decay.(アーリア人は文字を持たず、記録を残していないので、彼らの初期の歴史はヴェーダの口伝としてのみ伝えられている。)55.p
⇒カイバル峠(参照
カースト制度とヒンズー教の成立、the most important developments of Indian history during the Epic Age-or of any other age in Indian history.These two ideas became interwoven in the fabric of Indian society.60.p
・インド文化、Indian civilization reached new heights from the Epic Age to the Gupta Empire.India has indeed left the world a rich legacy in the areas of art,literature,mathematica,and science.These ancient societies also established the cultural traditions of India.63.p
・折にふれて再読、再々読している。今回はPerseus Collection:Greek and Roman Materials(参照)で、ヘロドトス、ホーマー、クセノフォンなどを読むに併せて読みたくなった。(12/05/12)
細田 瑳一 , 杉本 恒明 / 南江堂 (1991-09) / 48,932円1 users
購入:  2010年12月31日 48,932円
読中: 
マルクスの『資本論』 (名著誕生)
購入:  2010年12月11日 1,575円 所有
読了:  2010年12月14日
◆訳者の中山元の語り口が好きで、中山さんの著作一覧を見ていて、たまたま目についた本書を読んでみた。Amazonの「資本主義」という怪物を主人公とした小説として読みなおし、という紹介も興趣をそそる。
・この書物のテーマは、まだ私たちの生活を支配している問題でもある。「資本主義が生き続けているのに、『資本論』が死ぬなどということがあり得るだろうか」というマーシャル・バーマンの疑問はもっともなのだ。10.p
・マルクスは生まれ落ちた瞬間から、既にアウトサイダーだった。14.p
・(弁証法の使用価値)予測が外れて嘲笑されるかも知れない。その場合には、弁証法を活用すれば、抜け出せるのだ。事態がどちらにころんでも、上手くいい抜けられるように言葉を選んでおいた。89.p
・マルクスのお気に入りのモットーは、全ては疑いうるだったが、共産主義のロシアでこのモットーを実践して生き延びた人はいない。マルクスが実践したマルクス主義とは、イデオロギーと言うよりも、批判的なプロセスであり、弁証法的な議論を継続していくことであった。138.p(マルクスの名のもとに生み出された体制が、マルクスの精神とは本質的に相容れないある種の神政国家に堕してしまったのは、歴史的必然の体現という認識そのものに胚胎している。
牛乳には危険がいっぱい?
購入:  2010年11月30日 1,260円
読了:  2010年12月09日
心臓病は食生活で治す
購入:  2010年11月08日 2,100円 所有
・(心臓病の)治療コストは莫大です。他のどんな病気のコストよりもはるかに多いのです。アメリカ合衆国は心臓病に年間2500億ドルも費やしているのです。....(誠にショッキングなことに)心臓病にかかるコストのほぼ全額が、対症療法に使われていることです。心臓病の薬や血栓溶解剤、回転ナイフやレーザー、ステントなどのために使われているのです。....これらの治療法は基礎疾患を取り除くためや、将来犠牲者になりそうな人々が発症するのを予防するためには、全く何の役にも立たないのです。11-12.p
・国民の血中コレステロール値が150以下の国では冠動脈疾患が稀であり、これより高い国ではこの病気が多かった。心臓病の発症率も同様でした。31.p
実験的治療法(プラントベースの食事療法)乳製品に関しては、はじめはスキムミルクやノーファットヨーグルトを許していたのですが、乳製品に含まれるカゼイン(ミルク蛋白)に腫瘍を誘発する可能性があることや、動物性蛋白質はアテローム性動脈硬化の一因となることから、後に全ての乳製品を禁止しました。34.p
・(20年に及ぶ「The China Project」の結果)冠動脈疾患の見られない中国農村部の人々のコレステロール値は、90~150の間であることが見出された。49.p
・油や乳製品を含む動物性食品を一口食べるごとに、細胞膜への攻撃が始まる。これらの食べ物は身体の中で、フリーラジカルと呼ばれる特に有害な化学物質を、カスケード式に生み出していきます。細胞膜がフリーラジカルに攻撃されると、代謝障害を引き起こします。この障害は部分的にしか回復しません。フリーラジカルの影響は年々蓄積していき、最終的には積み重なった細胞障害がはっきりと分かるほど大きくなり、病気と診断されるほど症状がはっきりしてきます。62.p
・(血管の)内皮細胞は一酸化窒素を製造する。これは血管を正常で健康な状態に保つのに極めて重要な物質で、血管を拡張する。また一酸化窒素が豊富にあると、血管と血液細胞の粘着性を除去して、あたかも血管の表面がとてもつるつるしたテフロンで覆われているかのように、血液が流れていきます。63.p
・プラントベースの栄養摂取によって、総コレステロール値を150以下、LDL値を80またはそれ以下に押さえれば、その当然の結果として血管の病気を阻止し、身体自体が持つ回復能力を取り戻せる(...が)、大量のコレステロール低下薬を用いてコレステロール値を150以下に抑える研究結果によれば、(コレステロール値は改善したものの)心血管疾患は防げなかった。64、65.p参照
◆コレステロールの捉え方
・筆者の見解は「総コレステロール値を150以下、LDL値を80またはそれ以下」という、ある意味で絶対的基準を設定している。
・「糖尿病の解決」のバーンスタイン医師は「我々の体内コレステロールの大部分は、善玉も悪玉も肝臓で作られる。それはいわゆる”心臓発作食物”を取ることによってできるものではない。コレステロールの多い食事を取ったとすると、肝臓はLDLコレステロールの合成を減らすように調節する。血清中性脂肪のレベルは食後劇的に変化し、炭水化物の多い食事では中性脂肪のレベルが高くなる。...意味があるのは総コレステロール対HLD比である。総コレステロールが高くても、LDLが低く、HLDが高ければ、リスクは低い。」63.pとしている。
心臓病の病態生理―ハーバード大学テキスト
購入:  2010年10月24日 7,560円 所有
読中: 
・2000年発行の第二版の翻訳版を古本で購入。
第7章、急性心筋梗塞
・心筋梗塞とは、持続する虚血のために心筋に不可逆的壊死ができた状態である。157.p
・心筋梗塞の約90%は、冠動脈の動脈硬化による急性の血栓性閉塞が原因である。158.p
・梗塞とは、単一のイベントではなく、虚血の度合いが強くなって細胞死に至る過程である。閉塞血管によって直接灌流されていた部位の心筋は、すぐに壊死する。隣接する組織は他の血管からも血液が供給されるので、すぐに壊死することはないかも知れないが、時間が経つに連れて、この隣接組織でも酸素供給と需要が見合わなくなり虚血となるであろう。このように梗塞部は段々拡大する。最終的に梗塞となる組織の範囲は、1)閉塞血管によって灌流される心筋の量、2)その部位の酸素需要量、3)隣接した非閉塞血管からの側副血行の程度、4)虚血を修飾する組織の反応の程度、によって決まる。163.p
(心筋梗塞による)機能的変化、梗塞により急激に収縮力が減弱し、心拍出量は通常減少する。心筋細胞の協調した収縮がなくなるため、心拍出量はますます低下する。(比較的短期の一時的変化なのか、梗塞後の長期的・不可逆的変化を指摘しているのか?心筋の機能回復、あるいは梗塞に伴う壊死した動脈に対して代替的・補充的な血流の回復はないのか?
・虚血による心筋障害は、不可逆的な心筋壊死か、急激な回復かのどちらかに至ると考えられてきた。現在では、壊死を起こさずにしばらくの間収縮障害が続き、そのご正常な働きに回復するものがあると考えられている。167.p
心室リモデリング、または左室リモデリング⇒参照
バーンスタイン医師の糖尿病の解決―正常血糖値を得るための完全ガイド
購入:  2010年10月13日 3,990円 所有
読了:  2010年12月09日
入手直後に、所々拾い読みをしたが、一読、他の本とは違うと感じた。どこか隔靴掻痒の感のある他の医学書と一線を画して、自己の直接体験を原点としているだけあって解説は抽象的で曖昧なごまかしがなく、記述はあくまでも具体的で、行き届いており、今まで疑問に思っていた点が氷塊していく思いがする。
・一型糖尿病患者の血糖値正常化に伴う合併症リスクの低減率(DCCT治験による)、早期網膜症進行の75%以上、腎疾患リスクの50%、神経障害リスクの60%、心血管疾患リスクの35%が確認された。50.p(他の合併症に比較して、心血管疾患リスクの低減率が低い点に注目、何故?
・二型糖尿病の約80%が肥満...、残り20%の内臓肥満のないいわゆる二型糖尿病は、実際にはインスリンを産生する膵臓のベータ細胞の部分的欠落を来した中程度の一型糖尿病である可能性がおおいにある。50.

◆第4章、奇妙な生物学
ブドウ糖新生、暁現象、胃排泄遅延、朝起床時の空腹時血糖値が、夜中に間食したわけでもないのに、就寝時よりも相当に高いことに気づく場合がある。この原因は一般的に、次の三つ:ブドウ糖新生、暁現象、&胃不全麻痺である。
ブドウ糖新生は、肝臓(または腎臓及び腸管)がアミノ酸をブドウ糖に変換する機構による。食事中のタンパク質のみならず、筋肉やその他の組織のタンパク質は連続的に血液からアミノ酸を受け取ったり、また血液中に返したりしている。...いったんインスリン産生があるレベル以下になると、肝臓は不適切にブドウ糖を作り、たとえ空腹でも血糖値を上げることになる。
⇒糖新生については「糖新生の経路」を参照せよ。
暁現象、暁現象の機序はまだ完全には明らかにされていないが、肝臓は早朝他の時間帯よりも循環しているインスリンを不活性化する。ブドウ糖新生を防ぐには不十分な量のインスリンが循環している場合は、血糖値は就寝時よりも朝の方が高いかもしれない。...血糖値の上昇は大部分の糖尿病患者で就寝後8~10時間に起こる。血糖値が上昇するまでの時間と増加量には個人差がある。暁現象は一型糖尿病患者ではよりはっきりしているが、二型の患者も同様の症状を示す。
「暁現象」の可能性のある症例(「ドクター江部の糖尿病徒然日記」参照
「食後30分に30分運動をすると血糖値が下がる」

インスリン作用が確保されて、糖代謝が良好に維持されている糖尿人では確かにその通りですが、個人差が結構大きいですし、運動の種類にもよります。歩行ぐらいが丁度よいようですが、10kmを1時間のジョギングでもよいと思います。

退屈無想庵さんの場合、糖質制限食により、血糖コントロール良好ですから、普通は運動で血糖値は下がるはずですね。

ある程度の強度の運動だと、アドレナリンや副腎皮質ホルモンなどの血糖値を上昇させるホルモンが分泌されます。

正常人だと、血糖値が上昇すればリアルタイムにインスリンが分泌されて血糖値をもとに戻しますが、糖尿人ではこれが出遅れます。従って、数分間の強度の強い運動だと、血糖値が上昇する可能性があります。

しかし、ジョギング1時間はほどよい強度と持続時間なので、退屈無想庵さんの場合は当てはまりません。

可能性としてあるのは、やはり就寝後8~10時間で、血糖値が上昇する暁現象です。

肝臓が早朝には、他の時間帯以上に、血液中に循環しているインスリンを不活化させるため、肝臓の糖新生が高まり、起床時に就寝時より血糖値が高くなることがあります。

バーンスタイン医師によれば、「1型糖尿病の数人の患者で朝運動するときには追加の即効性インスリンを注射する必要があるが、午後の運動では必要ない。」そうです。

1型糖尿人の数人が「午前中に運動したら、糖新生が高まって、インスリン注射を追加しないと高血糖になる」という事実があったということですね。2型糖尿人でも、暁現象のある人は結構あります。」

胃不全麻痺、長期糖尿病患者の大部分は、胃と腸の筋肉を支配する神経に障害を発症し、糖尿病性い不全麻痺を引き起こし、血糖値に予想不可能な効果をもたらすことがある。(⇒これについては第20章を参照。)75-77.p
◆第9章、個人に合わせた食事計画
・理想的には、血糖は食事前後で同じであるべきだ。血糖値が食後20以上増えるとすれば、いずれ目標値に下がるとしも、食事内容を変更するか、あるいは血糖値低下薬を食前に服用すべきである。...食後血糖値が空腹時血糖値よりも心臓血管系の障害を引き起こすことが最近明らかにされた。132.p
◆第12章、運動の効果から
・粥状動脈硬化さえも、おもな血清脂質プロフィールの改善によって逆転可能である人たちがいる。
・活発な運動を頻繁に行うと血清フィブリノーゲン値が下がることによって心臓発作、脳発作及び血管閉塞の可能性が有意に低下することが示されてきた。長期の活発な運動が安静時心拍数と血圧を下げ、さらに心臓発作と脳発作のリスクを減らす。159.p
・インスリン抵抗は腹部脂肪と筋肉との日に関係がある。脂肪対筋肉の比が高いほど、インスリン抵抗性が高い可能性がある。筋肉量を増やすほど、インスリンの必要量は減り、血液中のインスリンが少ないと、蓄える脂肪も減る。159.p
・短時間の激しい運動は血糖値を上げる可能性があるが、長時間の運動は血糖値を低下させる。160.p(食事及び運動と、実際の血糖値の関係は非常に複雑で一筋縄では制御できない。あるインスリン抵抗性を前提にしても、インスリン産生、インスリンの活性度と賦存量、運動強度と持続時間、食事内容と食後経過時間などの要素を、最低限でも考慮しなければならない。
・炭水化物1gは体重64kgの人で、約5mg/dlの血糖値を上げる(この割合を前提にすると、体重52kgでは炭水化物1gにつき、約6mg/dl血糖値が上がる)。164.p
・筋肉が有酸素的に運動すると、量はあまり増えず、エネルギーとしてたくさんのブドウ糖を必要としない。無酸素運動は筋肉から酸素を奪う。無酸素運動は筋肉を速やかに疲労させ、有酸素運動と同じ程度の運動量でも19倍のブドウ糖を必要とする。無酸素運動をすると、筋肉は最初の24時間は破損するが、次の24時間で再構築される。166.p
無酸素運動
1.連続的な無酸素運動は不可能である。しかし、一度にひとつの筋肉群に焦点を合わせ、それから別の筋肉群に焦点を移す。逆ピラミッド法を使って、(重量挙げ、腹筋運動、懸垂、腕立て伏せなどを)ローテーションしながら、ほとんど連続的に近い無酸素運動をすることができる。
2.(ローテーションを組むときは)上半身の運動と下半身の運動は、一日交替にすべきである。運動後の24時間は筋肉の崩壊があり、それを再構築するのに時間が必要だから。
3.特定の筋肉を鍛えたいときは、鍛えたいと思う筋肉だけを分離して使うことが重要である。例えば、腕の運動を助けるのに背筋を使うべきではない。
4.ゆっくりと時間をかけて、筋肉を使うこと。例えば、ゆっくりと7秒以上かけてウエートを上げ、下ろすときは15秒以上かける。ひとつの運動の反復に約25秒、あるいは我慢できる限り長い時間をかけるべきである。168-169.p
逆ピラミッド方式(スタート時に我慢できる限界の負荷をかけ、それから段々負荷を楽にする方式)、無酸素運動を最も効果的にする方法は、特定の筋肉群をできるだけ早く疲れさせ、運動をしている間、疲れた状態に置くことである。170.p
・筋肉の鍛錬には、身体を起こすのに7秒以上、戻すのに15秒あるいはそれ以上かける方が、同じ時間内に3~4回繰り返すよりも実際はより有効であり、また筋肉が疲労する前に腹筋運動の回数を有意に減らせる。171.p
心臓血管訓練、心臓血管訓練の大きな目標の一つは、心拍数回復所要時間の短縮にある。最低基準は、最大心拍数からほとんど歩行状態まで遅くした約二分以内に、心拍数が1分間に最小限42拍遅くなること、172.p
・心臓発作の危険を避けるには、急に運動を止めないこと。173.p
清沢 洌 / 評論社 (1985-09) / 6,932円1 users
購入:   6,932円 所有
読中: 
◆「戦時期」の同時代的精神史の記録として再読する。最初に読んだのがいつか記録にない。
・43/01/13、米国の軍事予算は1050億ドルに達するだろう旨の教書発表。日本の国民収入が450億としても、約十倍の予算だ。
・43/02/22、浪花節文化が果実を与えてきた。大東亜戦争は浪花節文化の仇討ち思想である。新聞は「米利犬」といい、「暗愚魯」といい、また宋美麗のワシントン訪問に、あらゆる罵言的報道をなしている。更に、43/03/22には、わが国において敵を憎むことを教える。たとえば星条旗の上を足で踏む如し。戦争目的は、そうした感情よりも遥かに高からざるべからず。昔の仇討ち思想では世界新秩序の建設は不可能である。高い理想を打ちたて、その理想の実現を米国が阻むというのでなければ駄目である。(秩序の中身に違いがあるにしても、基本的には世界革命思想とも、ファシズム運動とも、石原莞爾の世界終末戦争とも通底する思想だな。時代意識の中に、それを容認する何かがあったのか?
・43/05/02、敵国は日本の事情に通じるものを、それぞれに重要視している。....日本はそうしたものを遠ざけるのである。59.p(随所で「日本国の形式主義」を批判している。思うに、「敵を知る者」を遠ざけるのも形式主義に相通じるところが有らんか
パックス・アメリカーナの形成―アメリカ「戦時経済システム」の分析
河村 哲二 / 東洋経済新報社 (1995-04) / 3,990円2 users
購入:  2010年02月 3,990円 所有
読了:  2010年10月01日
・GNP及びGNPデフレーターの変化率(四半期別前期比、1875~1983年)、10.p⇒戦時を境に景気循環(のパターン)は変化する。⇒「資本蓄積体制の変容」という認識
・戦時期の連邦政府財政(40~48年度)、60-61.p⇒日本のそれと比較せよ。
・第一章は、軍需生産(自国のみならず、レンド・リース計画による連合国援助、54.p参照)による国民総生産に占める国家の比重の著しい肥大化を金融・財政面から裏付ける。
・軍需生産の拡大と共に、それに対応する社会的な生産管理体制の整備が不可欠の要請となる。資源及び労働力の社会的配分の計画的調整ないしは統制(第三章の分析課題)
1.生産能力に余剰がある場合、「40年5月以降の再軍備プログラムの定式化とそれに伴なう軍需発注の拡大は、供給体制の制約や限界をすぐには顕在化させなかった。30年代以来の過剰生産能力・余剰労働力が存在しており、概ねこうした余剰部分の吸収で対応できた」135.p
2.余剰能力が解消するに伴い、インフレーションの顕在化及び「優先支援」(または個別的「優先統制」方式、134.p参照)の膨大化、事務煩雑化、136.p⇒物資フローの統制面で、41年後半期に、単なる優先統制の手法を超えて、「基礎資材の全般的配分統制が導入され、参戦期の後半にかけて確立されていった」136.p
・戦時生産の拡充に伴う労働力の再配分(1941年末と42年末の比較)、戦時生産の従事者数は480万から1130万に+630万(総労働者数の29%)、軍隊は210万から700万に+490万、合計1120万。これは労働力の新規追加+390万(うち170万は女性)、民生産業からの転換375万、失業者の減少で230万、自営業からの転換で100万などによってまかなわれた。175.p
・第二次大戦期のアメリカ戦時経済の特徴は、次の二点に要約される。1、基幹的な重化学工業で支配的地位を確立していた戦前来の大企業・巨大企業に直接依存するものであった。2、そのような産業体制を前提にして機能する「市場メカニズム」を、かなりの程度利用して「戦時経済システム」は機能した。228.p参照(かなり常識的な指摘、実証分析以前に一般論として予想しうる内容のように思われるが、さて、どうだろう?
生きることの意味―ある少年のおいたち (ちくま文庫)
高 史明 / 筑摩書房 (1986-01) / 518円69 users
タグ 文学 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 更新日:2010年09月26日 04時12分00秒 2010/09/26
購入:  2010年09月24日 441円 所有
読了:  2010年09月27日
・人間は熱い感情とともに、生きようとする力の本当の姿を理解する知性や精神の力によっても生きていくものです。119.p
・領土を奪われ、歴史と文化を奪われ、言語までも奪われることの意味、176.p
新詳資料 地理の研究
帝国書院編集部 / 帝国書院 (2010-05) / 1,008円3 users
購入:  2010年09月25日 980円 所有
読中: 
・地球上の水の総量は13.9億立法メートルで、そのうち陸水は0.3%、さらに陸水の50%以上は氷で、残りの49%以上は地下水として存在し、循環水は0.02%に相当する。38.p
オスマン帝国衰亡史
アラン パーマー / 中央公論社 (1998-03) / 3,564円9 users
購入:  2010年06月21日 3,465円 所有
読了:  2010年09月22日
タンジマート:Wikiには「タンジマート(تنظيمات) Tanzimat とは、「タンジマーティ・ハイリエ(恩恵改革)」の略で、オスマン帝国が皇帝専制体制の下で西欧の市民社会の理念を導入する形で改革を目指したものである。」と解説してある。1821年のギリシャ独立戦争の後、「エジプトのムハンマド・アリーがパシャの称号やシリアの割譲を要求するなど、帝国の威信はますます低下していた。この帝国の危機を救い、スレイマン大帝時代の安定を目指すべく、皇帝アブデュルメジト1世は、外務大臣のムスタファ・レシト・パシャに命じてタンジマート改革に着手させた。」
・英語版Wikiでは、次のように定義している。「The Tanzimat (Ottoman Turkish: تنظيمات), meaning reorganization of the Ottoman Empire, was a period of reformation that began in 1839 and ended with the First Constitutional Era in 1876. The Tanzimat reform era was characterized by various attempts to modernize the Ottoman Empire, to secure its territorial integrity against nationalist movements and aggressive powers. The reforms encouraged Ottomanism among the diverse ethnic groups of the Empire, attempting to stem the tide of nationalist movements within the Ottoman Empire. The reforms attempted to integrate non-Muslims and non-Turks more thoroughly into Ottoman society by enhancing their civil liberties and granting them equality throughout the Empire.」
・一方、「世界歴史事典」第二巻(146.p)は、マフムット二世からアブデュル・アージズに至る時期は、近代化促進時期としてタンジマート時代と呼ばれる、としている。
マフムット二世(1808-1839)時代を、タンジマート改革期に含めるかどうか、これをめぐる論争の背景は、本書第6章「謎の人物マフムト二世」からも推察される。
・「マフムット二世時代の帝国は、中央政府の弱体化、官僚の堕落、イェニチェリの脅威、パシャの不従順に悩まされていた。焦眉の改革はイェチェリの全滅軍事的封建制の廃止並びに軍隊の近代化であった。」(世界歴史事典2-146.p)イェニチェリの全滅については、145-148.p参照
・イギリス公使として着任したばかりのストラトフォード・カニングは、当時を「マフムトはどちらを向いても憂慮すべきことばかりという状況にあった。オスマン帝国は精神的にも、肉体的にも、老衰状態に近かった」と、後年、回想している。128.p
・マフムト二世は、その死後150年後の今も、オスマン帝国の36人のスルタンの中で、最も謎に満ちた人物と言われている。....彼は暴君だったのか、それとも改革者だったのか?気まぐれで信用のおけない人間だったのか、それとも理念を持った支配者だったのか?悲惨な戦争に突っ走る見境のない人間だったのか、あるいは貪欲な近隣諸国から自分の帝国を守る鋭敏な政治家だったのか?信心深いイスラーム教徒にヨーロッパ風の流儀を押し付けた不信心なスルタンと見るか、それとも今日のトルコ人のように義人マフムトと考えるべきか?対照リストは果てしなく続きそうだ。124.p
タンジマート時代は、本書第8章「ヨーロッパの病人?」で扱っている。
・これは、中央集権制と政教分離政策を採用し、しかも、できるだけその専制的性格を保持しようとするこれまでのオスマン帝国宰相の試みの中では最も長続きした。173.p
・(1829年の)和平条約の調印された二日後、委員会はニコライ一世にこう報告した。オスマン帝国を滅ぼせば、オーストリア、フランス、英国をバルカン半島、地中海東部及びその沿岸地域に招き寄せ、地歩を固めさせることになり、結果的にロシアは否応なしに「ますます手のつけようのないほど複雑で厄介な迷路に突入させられる」。159.p(これは、まさに中国が、ないしロシアが北朝鮮問題で現在、直面している頭痛の種だろう。場合によっては米国も。この点の配慮を欠いた偽善的正義感で、難問を一挙に解決してしまおうとしたのが、ブッシュ政権のイラク政策だ。
・軍事的封建制の廃止:オスマン帝国の北西の国境沿いのボスニアとヘルツェゴヴィナでは、タンジマート改革に対して最も大っぴらな敵対があった。過去50年間にわたって、地主たちは歴代のスルタンの西欧化のあらゆる試みに反対してきた。オスマン帝国の最盛期には、48人の知事からなるボスニアの特権的なムスリム軍人階級カペタナーテが、分与された地域の統治を委ねられ、その見返りとしてスルタンの騎兵隊にスィパーヒと呼ばれる分遣隊を提供していたが、マフムト二世の封土制度廃止条例によって、この制度は消滅した。178.p
戦時期日本の精神史―1931‐1945年 (岩波現代文庫)
鶴見 俊輔 / 岩波書店 (2001-04-16) / 1,274円27 users
購入:   1,155円 所有
読了:  2010年09月20日
◆10/09/17から再読(精読する価値のあるもの、ないものを分けて、不要な本は処分するため読み始める。この日以降(10/09/18)、原則として、手持ちの全部の本に目を通す。拾読、斜読、通読、精読、熟読の如何にかかわらず。その最初の一冊として、偶然、手にした。)。
戦時下の日本人(特に知的エリート)の精神的有り様を外側から(「戦時下」は米国の捕虜収容所で過ごし、戦後帰国して後、高度成長下という条件の下で描いたという二重の意味での「外側」)描いたものとして制約と非制約性を併せ持っている可能性。その意味で、同時代的記録とあわせ読む必要がある。
本書扉裏の紹介に「ファシズム支配下の日本の知識人の軌跡を通して”転向”の事実と意味を問い直し、それがわが国の精神史を貫く”文化の鎖国性”という特質と通底することを明らかにした」云々とある。この”文化の鎖国性”を、もっとも深いところで認めるべきかどうか、ある特殊な時代の時代精神としてのみ認めるべきか、日本文化の一般的特質として認めるべきかどうか、今の僕には判断できかねる。
・国家宗教の密教と顕教、56-59.p
・明治以後の政府には、民主政治としての性格があるとともに、神政政治としての性格があり、いかに両者が組み合わさっていたか、織り交ぜられていたか、62.p
・日本人の政治活動の三つの役割分担(丸山真男の見解)おみこし、役人、無法者、62.p
・国民を欺瞞し続けた結果、国家指導者自身がその欺瞞に絡めとられ、自己欺瞞に陥った例、あるいは国家宗教の顕教の部分がその密教部分を飲み込んでしまった例⇒太平洋戦争へと踏み切らせた決断の背後にあったもの、66-67.p
・15年戦争、満州事変以降の一連の戦争はそれぞれ別個のものではなく、ひと繫がりの連続的な戦争であったと捉えるべきだが、それにもかかわらず、この長い戦争の背後には戦争指導の設計者というものはいなかった。「この長い戦争が続いたのは、それを止める力を政府が持っていなかったという理由に基づく。...
日本文化の鎖国性という条件がなければ、このような戦争は続けられなかったに相違ない。」82.p
・「非転向の形」の中で、日本人の宗教心を扱っている。一般人の常識的な宗教心とともに明治初期の隠れキリシタンおよび戦時中の隠れ仏教徒(国家至上主義に対する異議申し立て)。
・朝鮮と朝鮮人に対する日本人の態度を見ることを通して、日本人の思想を一種の分光器による分析にかけることが出来ます。118.p
・(ある年代以上の日本人にとって)戦争中の記憶は(特に中国での記憶)、嫌な記憶です。....戦争中に起こった出来事をどのように覚えているか、どのようにそれを心の中ですり替えて別のものにしているか、それを表現しているか、それを調べてみることは、日本文化を理解するひとつの手がかりを与えます。171.p
◆読んで見たい、あるいは読み直してみたい本が、沢山紹介されている。
誰にもわかる操体法の医学 (健康双書ワイド版)
橋本 敬三 / 農山漁村文化協会 (2005-04) / 1,550円2 users
購入:   1,550円 所有
読了:  2010年09月20日
・03年版、再読(10/08/19から)。
・運動系の定義、16.p
・現代医学が等閑視している分野に運動系があり、これが健康と疾病に案外、重大な意義を持っている。17.p
・東洋医学では、運動系の軟部組織の緊張異常に着目して、その反応点の外表における出現箇所を探求して、その連繋を把握、分類整理して、内蔵機能との相関を点および線に表現して、刺激的治療法を実践している。...しかし、運動系における異常すなわちアンバランスが生じたときには、軟組織、主に筋肉の緊張異常と、関節によって連結されている骨格の硬組織には配列の異常とが同時に起きている。...(現代医学においては)硬組織骨格配列の異常や、軟組織緊張の異常が、その程度により、いかに生活機能全体に重大な影響と意義があるかということの関連追求が忘れられている。20-21.p
・平均集約運動法
病気にならない血液と脳をつくる―人のからだは心が喜んだ分だけ元気になる
高田 明和 / 日本教文社 (2001-11) / 1,250円2 users
購入:  2010年09月12日 1,250円 所有
読了:  2010年09月18日
本書の内容の要諦は、「副題」に全部こめられているといっても過言ではない。笑う、喜ぶという心の有り様の免疫的機能。
・脳の血管は、コレステロールとはあまり関係がない。だからコレステロール値の高い人が脳梗塞になるわけではない。37.p(日本脂質栄養学会は、2010年版「コレステロールガイドライン」で、総コレステロール値は高いほうが総死亡率が低い、との見解を公表した。10/09/03、参照
脳と心臓は、エネルギーを蓄えて置けない。酸素とブドウ糖の供給が途絶えると、たちどころに死んでしまう。62.p(このことの生理的意味は、なんだろうか?
記憶するには、脳は新しい細胞が必要になる。146.p
・脳細胞は、年をとっても増加する(エリクソンの研究)。143-145.p
・脳細胞を増やすには、運動、刺激的環境、訓練の三条件が必要。147.p
ソヴィエトの悲劇〈上巻〉―ロシアにおける社会主義の歴史 1917~1991
マーティン メイリア / 草思社 (1997-03-08) / 3,780円7 users
購入:  2010年07月30日 3,675円 所有
読了:  2010年08月15日
ソヴィエト体制の成立・存続・崩壊は、様々な理論的問題を提起した。まず第一に(最も基本的な問題は)、資本主義経済の高度な発展の結果として、必然的に社会主義経済に発展転化するというマルクス主義の真髄が、資本主義的発展の最も遅れていたロシアで実現されたというアイロニー(この点について、143-145.p参照)。同時に、それはプロレタリアートの殆どいない社会でのプロレタリアート独裁を意味し、プロレタリアートの名による独裁という虚偽を前提とした。第二に、当初はロシア革命の成功は世界革命(或いはヨーロッパ革命)を当然の前提としていた(暗黙の了解として)。しかしヨーロッパ革命は起こらず(或いは挫折し)、ロシアは「単独の」存続を強いられた。ヨーロッパ社会主義は、必然的に「一国社会主義」に変質せざるを得なかった。それはスターリンの変質による「裏切り」なのか、「存続」のための不可避的選択なのか。不可避的選択として、そもそも「一国社会主義」は可能なのか?第三に、スターリンの全体主義体制は、生き残りのための不可避的選択だったのか、どの程度までスターリンの個人的資質に負っているのか?そもそも「プロレタリア独裁」は全体主義体制に必然的に転化せざるを得ないのか?第四に、レーニン主義とスターリン主義の関係、或いはレーニンが「もっと長生き」していれば、多少とも違った「体制」が造られたのか?第五に、その「崩壊」は、マルクス主義の誤りを証明するのか、単なる「後進国の社会主義」的実験の失敗に過ぎないのか?これは第一の問題、すなわちマルクス主義革命は後進国でのみ実現されたのはなぜかという問題にも通じる。(この点について、97.p参照)。第六に、ソヴィエト全体主義は、ロシア的専制主義の伝統の継承なのか、それともプロレタリア独裁の不可避的帰結なのか?
・第一章「社会主義とは何か」は、政治思想史、特に18世紀以降の政治思想史の簡単な概説になっている。
片言隻語の中に、光るものがある。
・「体制側の社会主義」と「反体制側の社会主義」44.p
・社会主義という言葉は歴史用語でもなければ社会科学用語でもない。あたかも救済宗教の呪文に近い言葉なのである。46.p(尤も、社会主義を宗教に擬えるのは独創的でもなんでもない。とはいえ社会の経済的発展法則に基づく「科学的真理」を、その「理論と行動の原理」とする政党の支配は、不可避的に神権政治に帰着する、と見なしてよいだろうか。
・歴史の論理は様々な形の改良主義を生み出すことしか出来ない。82.p
・すべての近代国家形成は、大規模な職業的常備軍を必要としたことから始まった。111.p
・人民の味方と自称する急進派のインテリゲンチャたちは、『カラマーゾフの兄弟』の中の劇詩「大審問官」の台詞のように、いつかは彼らを奴隷にする主人になる可能性がある(のだと、ドフトエフスキーは鋭く批判した)。119.p
・レーニン主義党の天才的なところは(この党こそがまさに天才の構築物であったが)エリートの秘密結社でありながら、大衆動員のための道具でもあったことである。134.p
・マルクス主義の威力は、形而上学的なものが実証的であるかのように見える正確さにある。143.p
・レーニンの業績の大事な点は、マルクス主義の定式化された教義を後進国世界に的確に当てはめたことだった。...「資本主義という鎖の最も弱い部分」...1902年以降、レーニンは自説を段階的に展開していくにあたって、マルクス主義をその定式化された教義とは次第に矛盾した解釈をするようになり、マルクスのいう歴史の論理をロシアの後進性に合わせて組み立て直した感がある。145.p
・「ソヴィエト」のユニークな性格は、この組織が階級に基づく権力として作られている点にある。...「ソヴィエト」はたんなる階級意識の社会的表出ではなく、あらゆる勢力関係が流動的な重大局面の真っ只中で生まれた特殊な政治集団である。165.p
・(ロシアで例外的な)「ソヴィエト化」が実現したのは、ひとつには戦時の大々的動員体制が、農兵の「プロレタリア」勢力母体を人為的に膨張させていたからである。ロシアの市民社会が例外的に脆弱で、革命的な対抗権力の増大を阻む勢力組織がほとんど生まれてこなかったことにも原因がある。166.p
・(マルクス主義は先進工業社会と階級意識の高いプロレタリアートを前提にしているが、その擬制の上に立つ)党はそうした物語を生み出すはずの社会と階級の創出に専念してきた。...これほど合理的な顔を持った社会的狂気というものもこれまでになかった。211.p
・ボリシェヴィキが生き残ったのは、偶然の賜であるが、生き残ることのできた構造的理由も(あるにはあった。)
1.赤軍の有利な戦略的位置
2.外国の内政干渉勢力の恩義を受けていなかったために、「愛国者」として振舞うことができた。
3.農民は、赤軍を嫌っていたが、白軍はもっと嫌われた。
4.もっとも重要なファクターは、優れた組織力を持っていたこと。218.p
・(革命後の)全世界において、共産主義政策の大きなパラドックスは、反体制側にいるときはアナーキストで、政権側になったら全体主義者になったことで、しかもこの二つの立場の間に矛盾があるとは見なかったことである。219.p(このようなパラドックスは、ある程度までは、単なる体制内の野党と与党の立場の交替によっても見られることは、自民党と民主党の政策によって経験したとおりである。
・レーニンの農村社会学(富農、中農、貧農の階級的分類単なるドグマの統計的肉付けを実証的社会学に見せかけた、とは書いてないが、実質的にそういう意味)、1917年以降の富農は、馬一頭、牛三頭を持ち、一年のうち何ヶ月か、自分たちよりも貧しい百姓をニ、三人雇う農民以上のものではなかった。その上、農民たちはそのような相互依存関係をごく普通のことと思っていた。仕事の段取りのうまい農民は、大半の中農にとって、事実上、手本であっても階級の敵ではなかった。あらゆるレベルの農民にとって、本当の敵は村の外にある世界、すなわち国家、都市、1917年以降は党だった。224.p

・国家管理の本質:全般的奴隷制、1861年の農奴解放後百年もしないうちに、農民は再び党国家の奴隷にされてしまった。(330.p)...国内旅券制度の導入、定職がなければ住居も配給も受けられないし、無断欠勤は犯罪として罰せられた。これは1930年代末までには19世紀の警察の労働者台帳に逆戻りし、労働者を仕事に縛り付けるための「グラーグ」を生む源になった。(335.p)
The Mediterranean and the Mediterranean World in the Age of Philip II (Mediterranean & the Mediterranean World in the Age of Philip)
タグ 歴史 カテゴリ:洋書 洋書 / History 更新日:2010年07月04日 17時28分16秒 2010/07/04
購入:  2010年04月07日 4,353円 所有
『La Mediterranee』は、『Pensees』を読み終わった後、来年から読み始めようかと考えていたが、予定変更。
Penseesは、まだ数十頁読んだだけだが、先日、Le Mondeを試しに読んでみたところ、かなり易しく感じたので、直接F.Braudelを読むに如くは無しと、フランス語版&英語版を入手し、併用して読む。第二巻第四部「帝国」から。

・15世紀末、都市国家の衰退と領域国家の膨張。新たに発展してきた領域国家は、ほぼ例外なく地中海沿岸部から外れた内陸部の、都市の少ない、比較的貧しい地域に発生した。356.p(頁数は仏語版)
・la ville n'est deja plus a la hauteur de la situation.(日本語版は「都市は、もはや既にその地位に相応しくない」と訳している。Ⅲ-12.p、しかし「都市国家は、もはや時代の要求には応じられなくなった」とすべきではないか。英語版では the city-state was already losing ground、こっちの方が適訳かな。)
・la modernite se degageant mal du passe dans la mesure meme ou celui-ci avait ete brillant et restait vivace. (「過去が輝かしいものであって、相変わらず活力があった限りにおいて近代性は過去からうまく抜け出せない」Ⅲ-13.p、分からないことはないが明晰さを欠いた下手くそな訳だ。試訳「過去が輝かしく、かつ活力に満ちていただけに、まさにそれ故に近代は過去の呪縛を払拭し切れない」。)
・Le drame de la Mediterranee est au premier chef un drame de croissance politique,cette mise en place de colosses.(16世紀の「地中海の悲劇とは、先ず第一に政治的な成長の悲劇であり、政治が巨大化したことである」Ⅲ-15.p、敢えて「悲劇」と訳すべきか、政治の巨大化そのものを「悲劇」と捉えているのか?政治の「巨大化」という表現も変だな。試訳「地中海のドラマとは、何よりも政治的発展のドラマであり、巨大国家の配置に伴うものである」
・cette double montee est une seule et meme histoire et les ciroconstances et les hasards n'ont pas preside seuls a la naissance decette grandiose histoire simultanee.(「この二つの勢力の興隆はただひとつの同じ歴史であり、色々の状況や偶然だけが同時に起こったこの壮大な歴史の誕生を支配したのではない」Ⅲ-16.p、「壮大な歴史の誕生を支配した云々」はちょっと頂けないな。試訳「この二つの帝国の興隆は同じ、唯一の歴史であり、この壮大な歴史の同時的展開は単なる諸々の事態や偶然の所産ではない」
・Rien de plus difficile que cette chronologie qui n'est pas releve d'evenements,mais seulment diagnostic,auscultation,avec les habituelles chances d'erreurs medcales.(「出来事で彩られるのではなく、ただ単にいつも通り誤診の可能性のある診断、触診に他ならないこの年代的順序ほど難しいものはない」Ⅲ-18.p、一体何のこったい??この訳の意味はさっぱり分からない。英語版、The life-span of empires cannnot be plotted by events,only by careful diagnosis and auscultation-and as in medicine there is always room for error.試訳「帝国の年代的記述ほど難しいものはない。単なる事件の羅列では済まされず、診断と触診は欠かせぬものであり、しかも医療と同じく誤診の可能性は絶えず付まとっている」)  
・15-16世紀の経済的発展を契機とする巨大国家、超国家の出現。ポルトガル・スペインは、その前兆。しかし帝国にまで発展したのは(地中海中心部のイタリア内部からではなく、縁辺部の)東のオットマン帝国及び西のハプスブルグ王朝、358.p
・トルコ帝国の急速な膨張とその要因、361.p(la conquete turque dans les Balkans a profite d'une etonnnante revolution sociale.「バルカン半島でのトルコの征服は驚くべき社会革命の恩恵に浴した」と訳しているが、これでは逆に解されるではないか。試訳「トルコによるバルカン半島の征服は、半島に驚くべき社会革命をもたらした」、すなわちトルコの征服が社会革命の恩恵に浴したのではなく、トルコの征服が社会革命の恩恵をバルカン半島にもたらした、とブローデルは書いているのだ。訳者は、その意味で訳しているつもりかも知れないが、訳文はそうは理解できない。
・軍事的征服に次いで、より緩慢な別の「征服」(autre conquete)として、道路、要塞都市の建設、ラクダの隊商に拠る輸送施設の建設などを指摘し、
「最後に、最も重要な点は」として、enfin et surtout cette conquete qui s'organisa par les villes,celles que les Turcs soumirent,ou fortifirent,ou construisirent.と書いている。365.p(下線部の訳「最後に、とりわけ、トルコ人が支配下に置いたか、要塞化したか、建設した各都市によって行われた征服である」Ⅲ-24.p、必ずしも間違っているとは云えないが、この訳では意味が不明瞭だ。試訳「この征服は、何よりもトルコ人が征服して建設し、要塞化した各都市を通して段取りがつけられたことである」
・シリア、エジプトの征服(その重要性に比較すれば、コンスタンチノープルの陥落は一エピソードに過ぎぬ)、これによってオットマン帝国の最初の基礎が確立される。368.p
・Les Mamelouks,qui consideraient l'artillerie comme une arme deloyale , ne purent resister aux canons de Selim.368.p(愉快!!試訳「マムルーク王朝は、大砲などを不忠義な武器とみなしたために、大砲を使ったセリムの攻撃に抵抗出来なかった。」これは無知のなせる業とみなすべきではない。特定のイデオロギーに囚われた偏見のなせる業とみなすべきだ。
・スペインの統一、Que cette unite rapide de l'Espagne ait cree la necessite d'une mystique imperiale,le contraire seul surprendrait.372.p(日本語版は、次のように訳している。「スペインのこの迅速な統一が帝国の神秘的信仰の必要性を作り出したのだとすれば、その反対に帝国の神秘的信仰が統一を生み出したと言うことだけが驚くべきことであろう。」Ⅲ-33.p、特に下線部の訳。英語版は、It would be surprising if this rapid unification of Spain had not created the necessity for a mystique of empire.これを素直に訳すと、次のようになる。試訳「スペインのこの迅速な統一が、帝国の神秘的信仰の必要性を生み出さないとすれば、それこそ驚くべきことだろう。」要するに、ブローデルは「帝国の神秘的信仰が統一を生み出した」などとは一言も書いていない。統一はカトリック両王の業績には違いないが、何よりも時代の要求であり、人々の協力の賜物であったが、その迅速な統一が帝国に対する「神秘的信仰」を生んだと書いているだけだ。
・カール五世(神聖ローマ帝国)、N'oublions pas que derriere la fortune de Charles Quint,il ya a eu longtemps la puissance economique des Pays-Bas,assosiee a la vie nouvelle de l'Atlantique,carrefour del'Europe,centre d'industrie et de negoce a qui il faut des debouches,des marches,une securite politique que l'Empire allemand,desorganise,lui aurait contestee.375.p(日本語訳は、やや混乱してる。「次のことも忘れてはならない。カール五世の運の背後には、長い間ネーデルランドの経済力があったのである。ネーデルランドの経済力は、産業と商業の中心であるヨーロッパの十字路、大西洋の新しい生活と結びついていた。産業と商業には働き口、市場、政治の安定が必要であるが、組織が乱れていたドイツ帝国はヨーロッパに対して異議を差し挟んだかも知れない。」Ⅲ-37.p試訳「カール五世の財産の背後には、長期にわたるネーデルランド諸国の経済力があったことを忘れてはならない。ネーデルランド諸国は大西洋の新たな生活と結びつき、ヨーロッパの交差点に位置し、産業と商業の中心であったが、国際的販路と市場と政治的安定とが不可欠であった。組織的に混乱していたドイツ帝国は、それを脅かしかねなかった。」)、L'Europe s'acheminant d'elle-meme vers la construction d'un vaste Etat,ce qui aurait pu changer,avec le destin different de Charles Qint,c'est la figurationdu jeu imperial,non le jeu lui-meme.375.p(日本語訳「ヨーロッパはひとりでに広大な国家建設に向かって進んでいたので、カール五世の特異な運命とともに、この広大な国家建設が変えたかも知れないのは、帝国としての賭けの形象化であって、賭けそのものではない。」、一体何のことやら??試訳「ヨーロッパは、巨大な国家の建設へと進んでいた。帝国の建設は避けられず、変え得るとすればカール五世の運命と共に、帝国の形象化の姿である。」
論理的展開を無視したおかしな訳、「物価はイタリアの二倍、ゲルマニアの三倍、フランドルの四、五倍である。」最終的にネーデルランドの税制を壊したのは、アメリカの銀の入荷、次いで戦争の結果、物価が上昇したことであろうか。⇒ブローデルの論理的展開は、次のようになる。試訳、「....」この物価の高騰は、アメリカからの銀の流入、及び戦争の結果であり、こうして最終的にネーデルランドの税制は破壊されたのであろうか。
◆先月半ば以降、引越しと農作業で、落ち着いて読んでいる時間がほとんどなく、この間、僅か三頁しか進んでない。本腰を入れて再開。
「Hasard et raisons politiques」の部分に、かなり気になる日本語訳が目立が、ここはジックリ考える余裕が無いので無視する。(10/06/10記)
・オスマン帝国の国際性、1453年から1623年まで、48人の宰相の内、トルコ人は僅か5人で、10人が出身不明、33人はキリスト教徒からイスラム教徒に改宗した者で、そのうち6人はギリシャ人、アルバニアかユーゴスラビア人が10人、イタリア人が1人、アルメニア人が1人、グルジア人が1人だった。(この国際色豊かなこだわりの無さが、帝国の「強さ」の源泉?)385.p
・公務員=官僚の出自と社会的機能、16世紀後半社会的身分の低い階層出身の行政官=法律家が大量に排出される。388.p
Pascal / Garnier Freres  / 3,152円1 users
購入:  2010年02月10日 3,489円 所有
読中: 
『聴いてわかる..』に並行して10/02/12から読み始める。目標としては今年中に読了すれば良し。当面は、半頁/日程度だろうか?17世紀の古典をそのまま読めるかどうか(日本語の学習に本居宣長を使うようなもんだから、いきなりパンセから始めるのが良いかどうか?!)、多少の懸念なしとしないが、英語版との併読でなんとかなるだろうとの乱暴な見通し。来年はBraudel『地中海』(日本語訳がヘタクソで困ったもんだ!!)を読んでみようかとの計画。
・10/02/17、Part8、6.pまで
・(Part8)Il y a beaucoup de personnes qui entendent le sermon de la meme maniere qu'ils entendent vepres.の意味が分からんな?!
・10/02/25、18-24日と帰宅準備やら帰宅後のダイズ選別作業他で慌ただしい日々。25日午前中で一段落着き、午後から講読再開。尤も『聴いてわかる..ニュース』の復習はこの間も続ける。11~13の坊主臭い話は詰まらんな!!
・『聴いてわかる..』の復習が終わって以降、3/25日から、空いた時間の殆ど全部を(ブローデルも、世界史も、バルザックも放り出して)専ら『Pensees』講読に充てている。Project Gutenberg eBook の英訳版と併読しているが、この英訳が中々の適訳で、非常に解り易い。まだ語彙力が決定的に不足しているから、逐語的に辞書を引いてはいるものの、英語版との対比で意味の想定出来るものは発音の確認が中心。時々、重要な語彙に限って、Central National de Ressources Textuelles et Lexicalesのサイト(参照)を使ってみるが、これがまた素敵なサイトだ。
(10/04/01記)
韓国の歴史―国定韓国高等学校歴史教科書 (世界の教科書シリーズ)
購入:  2009年11月20日 3,045円 所有
読中: 
・旧石器人が住み始めたのは約70万年前からである。
・新石器時代は紀元前6千年前頃から始まった。
・新石器時代に続いて韓半島では紀元前10世紀頃に、満州地域ではこれより早く青銅器時代が始まった。紀元前4世紀頃から鉄器が使われ始めた。特に、鉄製農機具の使用で農業が発達し、経済基盤が拡大した。
・青銅器文化の発展と共に君長が支配する社会が出現した。中でも勢力の最も強い君長は周辺の社会を統合して、次第に権力を強化していった。
・古朝鮮は遼峯地方を中心に成長し、次第に隣接した君長社会を統合して韓半島まで発展したと見られるが、これは琵琶形銅剣の分布で知ることが出来る。(古朝鮮の勢力範囲の地図、43頁参照)
・檀君の記録は、青銅器文化を背景にした古朝鮮の創立という歴史的事実を反映している。41(ここでは「記録」としているのに対して、『古代朝鮮』では、「檀君神話と箕子伝説は。高麗時代の階級を代表する二大思潮である。檀君神話は1231年からはじまるモンゴルの侵入に対抗する全国的な農民の義兵闘争を基盤とする被支配階級の民族主義的思潮である」20、「この神話は極めて古い朝鮮の史実を伝えるものではない」24、としている。)
・高句麗覇建国初期から周辺国を征服して、平野地帯に進出しようとした。鴨緑江辺の国内城に移って、五部族連盟を土台に発展した。その後、漢の郡県を攻略して遼東半島に進出した。
・漢江以南の地域には早くから辰が成長した。古朝鮮社会の変動で大挙南下した流民による新しい文化大陸の先進文化の担い手ということか?)が普及して、土着文化と融合して社会は一層発展した。やがて馬韓、辰韓、弁韓の連盟体が現れた。
◆古代社会
・高句麗、百済、新羅の国家発展と共に古代社会が成長した。古代社会は内には、強力な王権と整備された律令を基礎にした中央集権国家を達成し、外には活発な征服活動によって領域国家としての姿を帯びていった。
高句麗社会は、扶余からの流移民と鴨緑江流域の土着民集団が結合して生まれた。中国文化と北方の遊牧文化に接した経験を土台に結束力を強化し、二世紀には征服国家体制に転換した。

◆5章、近世社会の発達
・朝鮮社会の運営は身分制を基礎においていた。身分は、血縁によって世襲されている社会的地位を法制的に確認し、統治面ではこれを土台にして役割分担するものである。..身分は大きく良人と賎人に分けれられ、更に良人は職業、家柄、居住地などに従って両班、中人、常民に分けられ、社会的役割分担が行われ、かつ身分層間の相互交流は抑制された。..両班は文班と武班の通称から発した社会的身分。儒学を学んだ学者で高級官僚層。218.p

◆6章、近代社会の胎動、キーワード(朝鮮後期社会、両班中心の社会構造、農民運動、内部的脆弱性)
・朋党政治は勢道政治に変わり、257
・両班支配体制の動揺、257
◆7章、近代社会の展開
・大院君(1863-73)の対内政治、外戚の勢道で権勢を享受してきた安東金氏一族を政界から追放し、党派と身分ではなく能力に拠って人材を登用した。朋党政治と勢道政治の弊害を除去し、専制王権の強化を狙った。・・・伝統的な統治体制を再整備して国家機構を立て直し、農民に対する両班支配層の不当な抑圧と収奪を禁止し、民生を安定させることに寄与した。324、326.p
現代物理学における因果性と偶然性 (1969年) (科学技術選書)
D.ボーム / 東京図書 (1969) / - 3 users
タグ 科学 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 古書 更新日:2010年03月26日 17時51分26秒 2010/03/26
購入:   714円 所有
読中: 
◆第一章、自然法則における因果性と偶然性
・必然的因果関係は、更に幅広い関連事象から生じる新たな非必然的事象に影響される。従って実際には、非必然的自称は決して排除出来るものではない。むしろ、必然的因果関係と偶然的事象は、あらゆる過程の二つの側面を表現するものと考えられる。だから両側面の内の一方だけでは、常に、無制限に適用出来ない一つの近似であって、結局は他の側面を考慮に入れて、補正、或いは補足されねばならないものである。48.p
◆第二章、古典物理学における因果性と偶然性
・機械論は、一つの理論に固有なものではなく、その理論に対する一つの哲学的姿勢である。従って、ニュートン力学が機械論的であるというのは無意味であって、特定の科学者がニュートン力学に対して機械論的な姿勢を取ったことに意味がある。
・最初の機械論の形式は、デモクリトスとレウキッポスの原子論的哲学であり、宇宙のあらゆるものは、空間内の運動の結果に集約されると過程された。ラプラスの決定論の基礎にある思想は本質的には、これと同一であるが、それに加えて、これらの原子の運動は、ニュートンの法則に支配されているものと仮定されたのである。60.p(科学の発展とは別に、機械論的決定論は新たな科学的形式の粉飾を伴って、絶えず再生産される可能性がある点に注目せよ。
機械論的自然観は、究極的には、科学の進歩に重大な拘束を課したのであるが、その当時においては、中世を通じて普及していたアリストテレスのスコラ哲学から前進するための巨大な一歩であった。スコラ哲学においては、あらゆる事物及びその様々な性質や質はすべて、他のものと分離され、完全に区別されるものと考えられていたからである。61.p
・一つの物体系の特性的な振舞いを決める多くの基本的性質は、物体と同様、場にも依存していることは確かである。このようにして、物質の概念は、事実上拡張され、場は、物体系のある種の顕現が、広範囲に空間に充填されたものであると考えて、場の概念は物質の概念に含まれるに至ったのである.69.p
・場の理論が、近代物理学の一部を構成するものであると認められるようになると、多くの物理学者は、その本質においては機械論的な解釈を、場の理論に与えるようになった。70.p
・気体運動論は、自然法則の質的に新しい様相が現れた最初のものである。この新しい様相とは、原子段階で起こっている複雑で不規則な運動の詳細には殆ど無関係に、巨視的段階では、大規模で、総合的な統計的規則性が現れ得るということである。75.p
バルザック全集 第4巻
バルザック / 東京創元社 (1973-11) / 5,250円1 users
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【田舎医者】1832/10-33/07
宗教的思想、他の社会でも同じことですが、ここでは善行を行おうとすれば他人に逆らわねばならず、それも彼らの利害ではなく、もっと危険で扱いにくいもの、すなわち迷信にまでなった宗教的思想という、思想の中でももっとも破壊しにくいかたちの思想に逆らわねばならないのです。27.p
政府の啓蒙、悲しいかな、そもそも政府というものは、啓蒙することなど出来なものです。なかでももっとも啓蒙しにくい政府というのが、ほかでもない自ら光明をもたらすと自負している政府です。50.p
・要するに行政の本質というものは、多かれ少なかれ正しい思想や方法をこちらから大衆に強制することではなく、良きにつけ悪しきにつけ、これら大衆自身の思想に、一般的な福祉と合致するような有用な方向づけを行うことなのです。53.p
裕福になった地所もち農民、日雇い時代のタブローは律儀な、親切な気さくな人間で、誰にでも頼めば喜んで手を貸してやったものです。ところがそのタブロー先生も、稼ぎが多くなるにつれて、訴訟好きで屁理屈ばかりいう、傲慢不遜な人間になってしまいました。金持ちになればなるほど、人間が腐っていきました。農民というものは、純粋な勤労生活から裕福な生活に移ったり、あるいはまた地所を所有したりするようになると、がまんできない人種になるんですね。58.p
(The moment that the peasant forsakes his life of toil pure and simple for the leisured existence of the landowning classes, he becomes intolerable. )
貧民の公債登録台帳、労働というか耕作というか、これが貧民たちの公債登録台帳のようなもんでしてね。あの爺さんは、病院に入ったり乞食をしたりするなんて、とんでもない恥さらしだと思っているんです。彼は、どうせ死ぬなら、野良仕事をしながら、日のあたるところで、鶴嘴を握ったまま死にたいと云ってます。いやはや、大した勇気の持ち主ですよ!84.p
善行、それじゃ、あなたは、あの感謝という途方もない利子を取り立てるために善行をほどこされたんだすか?」そういいながらベナシスは笑った。「それじゃ、まるで高利貸ですな」88.p
・自然に対する愛だけは、人間の希望を裏切ることのない唯一の愛ですからね。ここだと幻滅を感じることもありません。....都会の人間には思いもよらないような、なんと色々な感動に満ちていることでしょう。109-110.p
・もし才幹ある人物を登用すれば、彼らはこの自然の掟に服従し、国民をもそれに服従させますが、凡庸な人間ばかりを集めれば、彼らは遅かれ早かれ、卓越した精神の持ち主に牛耳られるに決まってます。才能ある代議士は国家の利害を感じ取りますが、凡庸な代議士は力に出会うと妥協しますからね。要するに議会というものは、恐怖政治下の国民議会のようにひとつの観念に屈服してしまうか、ナポレオン治下の立法院のように武力に、あるいは今日のように特定の政治体系もしくは金権に屈服するかに決まってます。131.p
Cassell's Standard Latin Dictionary
D. P Simpson / Webster's New World (1977-10-01) / 2,081円7 users
購入:  2010年03月23日 2,125円 所有
フランス語の語源を調べるためラテン語辞書を参照したくなり購入。ちなみにGoogleの書籍検索で「Latin English Dictionary」と検索すると、
この辞書の原本(1854年版)が出てくる。
聴いてわかるフランス語ニュース 基礎編
購入:  2010年01月24日 2,100円 所有
読中: 
・耳慣らしのために購入、10/01/25開始
・Lecon1、1/28~2/02
・Lecon2、2/02~2/05(時々見ながら暗唱出来る程度、7-8割の出来か。完璧を期して後、次に進むより、初期段階は脳内にある程度の基本構文を蓄積してF語のネットワークを先ず作ることが肝要かと考え、先に進むことにする。
・Lecon3、2/05~2/06(2課までは先に聴き取り、次に発音調べ。3課からは逆に、先ず発音を調べ、聴いて訂正。意味は二の次。音の抑揚・高低・リズムが肝要。1課では、聴き取りだけで一週間近くかかったが、3課は1-2日で大方暗唱出来るようになる。
・Lecon4、2/06~2/08(3課まで、何度聴いても、辞書の発音記号とは「全く違って聞こえる単語ないし節」* がある。3課から、これらを幾つかまとめてカナ表記する、1-2課は復習の時に。* は、僕の耳がおかしいのかとも考えたが朝倉氏の「発音の変化は急激で、ここ2、30年の間にもかなりの変化が認められる」という指摘と関係するのか。
・Lecon1-4、復習、2/08~2/10
・Lecon5、2/10~2/11
・Lecon6、2/12~2/13(聴き取り能力と共に読解力、かなり向上か。今朝から試しに『パンセ』を仏&英版で併読
・Lecon7、2/16(12~16日、専ら『Pensees』の講読、
・Lecon3、2/21(聴き取り&単語の復習
・Lecon4、2/22(聴き取り・書取&単語の復習
・Lecon7、3/07~3/09、帰宅後は専ら『Pensees』を読んでいたけれど、再び聴き取りと暗唱に戻る。特に初学には暗唱が効果的。暗唱を意識するとこで、集中力がまるで違う。加えてフランス語は、目で読むより、何よりも耳で聞く言語だという点が重要。今後は『Pensees』も気の利いた節(第一部には少ないな!!)を暗誦することにする。
・Lecon8、3/10
・Lecon9、3/11
・Lecon10、3/12
・Lecon11、3/13
・Lecon12、3/15(午前中は定期検診、病院の待ち時間に10~11課を、たっぷり復習する
・Lecon13、3/20(16-19日間は、農作業関係があたふたと忙しく、集中力が落ちたのか先に進めず。復習を続けるも、注意力散漫に成っていたのは、結果的に歴然。
・Lecon14&15、3/21(「聴き取り編」15課は約二ヶ月で完了、1課から復習

・Amazon.coで購入、960円
Larousse Kingfisher Chambers / Larousse Editions (2004-04-23) / 17,003円1 users
購入:  2010年03月08日 1,461円 所有
仏英・英仏辞典で、いまは専ら仏英の部分のみを使っている。プチ・ロワイヤルも良い辞典だが、これも初学者には非常に良い辞典だ。語の定義が簡明直截で、語の主要なイメージを掴むのに適している。仏英辞典部分のみのページ数はプチロ・ワイヤルの三分の一程度だが、内容的には決して劣らない。例文が少ないのが、やや惜しまれるが、これは他の辞書で充分に補える。(10/03/13)
The New History of the World
J. M. Roberts / Oxford Univ Pr (Sd) (2003-05) / 3,887円2 users
タグ 歴史 カテゴリ:洋書 洋書 / History 更新日:2010年03月12日 12時37分23秒 2010/03/12
購入:  2010年03月12日 5,179円 所有
タグ 歴史 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 歴史 更新日:2010年03月10日 08時26分20秒 2010/03/10
購入:   0円 所有
No.3(88/12/04)、ノア、尭、舜、禹ほか
BC3000~BC1000年の主要人物年表
・エジプト、小アジア、メソポタミア、中国の国王と統治年数(地域を横断的に縦覧出来るのが便利)
・イスラムの洪水伝説、8-9.p
・キリスト教、イスラム教経典の主要人物系統図、10.p
No.4、紀元前の世界「森に生きる」
BC10000~BC1500の世界各地の「生活史年表」、3.p
・BC1.2万年タイ北部の洞窟でマメ科植物を食用にした痕跡、世界最古の栽培植物。
・BC6千年、メソポタミア、ビールの生産、灌漑農業の開始。
The Penguin Atlas of World History: Volume 1: From Prehistory to the Eve of the French Revolution (Penguin Reference Books)
タグ 歴史 地図 カテゴリ:洋書 洋書 / History 更新日:2010年03月05日 11時07分21秒 2010/03/05
購入:  2010年02月02日 1,179円 所有
読中: 
年表的要素が中心で、基本的な歴史的事実とそれの伴なう地理的・地勢的図を見開き二頁に収録。主要な歴史的事実の確認には便利だが、簡単すぎるのが難点。まあ、携帯に便利なハンドブックと云ったところ。
Philip's Atlas of World History (Historical Atlas)
Patrick O'Brien / Philip's (2005-10-03) / 2,546円1 users
タグ 歴史 地図 カテゴリ:洋書 洋書 / History 更新日:2010年03月04日 18時35分27秒 2010/03/04
購入:  2010年03月01日 2,621円 所有
・BC4千~3千年期のメソポタミア・インダスの国際貿易、29.p
・BC1800年頃、インダス文明は衰退期に入る。推測される原因は乾燥、疫病、農業生産の変化、そして恐らくはインド=アーリア遊牧民による略奪..etc、29.p

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