sunjin_fuuraiのバインダー  [1 - 30件目 / 445件]
Poor Economics: A Radical Rethinking of the Way to Fight Global Poverty
ローマ人の物語 (2) ハンニバル戦記
塩野 七生 / 新潮社 (1993-08) / 3,024円154 users
タグ 歴史 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 歴史・地理 更新日:2012年06月24日 09時44分40秒 2012/06/24
読了:  2012年06月24日
・再読
・資産階級別軍役制度(紀元前6世紀&241BCの改革後の比較表)79⇒「ローマ社会の中産階級化」云々;
Polybius, Histories(Plb. 6.19;On the Roman Army
・ハンニバルとスピキオの会見の場面、殊に二回目の会見が面白い。
・覇権の交代
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諸国畸人伝 (中公文庫)
石川 淳 / 中央公論新社 (2005-09) / 823円9 users
タグ 伝記・評伝 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / エッセー・随筆 更新日:2012年06月20日 08時20分41秒 2012/06/20
・昭和54年7月四版で購入(1979)。
・「鈴木牧之」を拾い読み。【北越雪譜】の出版に至る紆余曲折、最初、山東京伝に託してその出版を志すも、京伝の俄の逝去で実現せず、次いで馬琴、結局は京伝の弟京山の手で、初めて実現の運びとなった。「京山という横丁の気質の物識りいて、しかもさすがに江戸の文人だけあって、雪譜という堅い本を世に広めるために、俗中些かの雅ありという適切な趣向をたて通したのは、天の配剤、わるくないものであった。牧之の鈍根と、京山の愚直と。この二つの美徳を根底に潜めて、北越雪譜はまさに名著である」133
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The Oxford History of the Classical World
レオナルド・ダ・ヴィンチ
セルジュ・ブランリ / 平凡社 (1996-03) / 6,525円2 users
タグ 伝記・評伝 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / アート・建築・デザイン 更新日:2012年06月18日 21時03分01秒 2012/06/18
所有 読了:  2012年06月17日
・Ch.4を読む(12/06/16)。膨大なメモ類、時に前後脈絡なく、思いつくままに、あっちに飛んだり、中断したり、頭に去来する想念を、そのまま写しとったかの如き。ブランリによれば「物事を偶然に託して、脳裏に浮かんだ如くに、配列や明白な論理もなしに書いている」175
・Ch.5、200.p《隠者聖ヒエロニムス》の来歴
・Ch.6、「ペンと小刀」、レオナルドは1482年ミラノに移住する(30歳)。「レオナルドの時代には、ミラノはヨーロッパで最大、人口最多(10万)、最強の首都の一つとなる」233;「レオナルドは、自分を理解できなかったフィレンツェに対するおそらく反作用から、ミラノでほっと一息つく。彼は生まれ変わったような思いがする。あまりにも居心地が良いので、17,8年の間、事態の成り行きからやむを得ず出てゆくまで、この街に留まることになる」235;
・ミラノの強力な支配者に宛てた士官申出の長い書状(書状の全文、225)。戦争に関わる様々な提案、武器、要塞プラン等で占められている(「現実の奉仕の申し出というより、自分自身で決めるプログラムを読んでいるという印象のほうが強い」227;モンタネッリは、この自薦状がイル・モーロに提出されたとの前提で「あまり謙譲の美徳は感じさせない。ルドヴィーコはこの手紙が気に入って、レオナルドをミラノに招き、ショーや宴会の演出、女性の帯のデザイン公妃用浴室の設計を任せ、のちには肖像画も描かせた」と書いている。【ルネサンスの歴史】下巻、266。ミラノに向かったのが「招かれた」のか、別の動機だったのかは、決定的に重要というわけではないが、かなり違った印象を受けるのは事実。)
1481~99年、ロドヴィーゴ・イル・モーロ、ミラノ公となる。当時のミラノについて、ブルクハルト【イタリア・ルネサンスの文化】の第一章「芸術作品としての国家」で「ジャンガレアッツォ以来、すでに完全に出来上がった絶対君主政体によって統治されていたミラノの諸公の場合は、その統治は、15世紀の意味において真にイタリア的なものとして現れる」云々(100~105.p参照)
・先の「ミラノの強力な支配者」は明らかにイル・モーロのことだ。ブルクハルトは「レオナルドが進んで留まったのでないとしたら、この宮廷のいったい何がレオナルドをひきつけていたのだろいうか。世間はこの人に対しておそらく、およそ当時のどんな人間に対してよりも、門戸を開いていた。そしてイル・モーロの中に、幾らかでも高尚な要素が生きていたことを証明するものがあるとすれば、それは、彼の身辺にこの不可解な巨匠がこんなに長く滞在したということである」105、と書いている。
・イル・モーロは、1499年10月、ルイ十二世によってミラノを奪われる。いったんはミラノを回復するが傭兵の裏切りで捕らえられ、フランスで獄死する。レオナルドは、この時期にミラノを立ち去る。

・Ch.7、「1490年、平和のおかげで、イタリア全土はかつてなかったほどの繁栄を謳歌する。半島のあらゆる国家が、ある種の政治的安定を見る。ミラノはペストの恐怖と惨状から立ち直ったので、....人々は富を蓄え、それで楽しむことしかもはや考えない。(イル・モーロ支配下のミラノの概要;モンタネッリ【ルネサンスの歴史】下巻第28章「イル・モーロとシャルル八世」を参照)
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レオナルド・ダ・ヴィンチ―真理の扉を開く (「知の再発見」双書―絵で読む世界文化史)
アレッサンドロ ヴェッツォシ / 創元社 (1998-11-10) / 1,728円17 users
タグ 伝記・評伝 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / アート・建築・デザイン 更新日:2012年06月17日 21時52分17秒 2012/06/17
所有 読了:  2012年01月21日
・第三章「スフォルツァ家が支配するミラノで」、豊富な図版を添えてブランりの第六、七章を手際よくまとめている。(もち論、ブランリの伝記の紹介でも要約でもないが、豊富な図版そのものが文章だけではとても再現できないダ・ヴィンチその人の多面的な才能を的確に表現している。ダ・ヴィンチのような才能を表現するには、その時々の手稿の紹介に合わせて考察するのが最も適しているのではないか)。イル・モーロの肖像画に添えられたH手稿からの引用。「眼鏡をかけたイル・モーロ。嘘の中傷で固められた嫉みと、モーロのための黒い正義」57,ちなみにMoroとはイタリア語で「黒い」の意味。
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史記列伝 5 (岩波文庫 青 214-5)
司馬 遷 / 岩波書店 (1975-12-16) / 842円31 users
タグ 歴史 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 更新日:2012年06月16日 06時01分34秒 2012/06/16
所有 読中: 
・日者列伝&貨殖列伝を読む(12/06/16)
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専門家の予測はサルにも劣る
ダン・ガードナー / 飛鳥新社 (2012-05-23) / 1,728円63 users
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 社会・政治 更新日:2012年06月16日 05時50分28秒 2012/06/16
未読: 
◆書評から
・本書の本質は、彼らが必ず予測を間違えてしまう心理学的なメカニズムの分析を行いつつも、「カオス理論」などから未来予測の難しさを説明しつつ、その「予言者」たちの対応の間違った後の態度の取り方、そしてそれに対してわれわれがどのように対処すればいいのかまで、かなり深く、しかし軽快な筆運びで論じております。
・本書の白眉は、おそらく心理学者のフィリップ・テトロックの専門家たちの数々の未来予測を長期にわたって追跡した調査結果を引用しているところであり、また興味深いのは、80年代末から90年代にかけてアメリカで吹き荒れた「日本脅威論」などをネタに、いかに専門家たちがことごとく間違ってきたのかを論じているところでしょう。
・また、いくら間違ったことを言っても「断言している」という理由から信じられてしまう謎を進化心理学の面から説明していることや、聴衆を説得するにはデータではなく「自信を持っているように見えることのほうが重要」という指摘は、意外ですがなかなか説得力のあるもの。
(12/06/16)
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自彊術―日本最初の健康体操
近藤 芳朗 / 朝日新聞社 (2007-10) / 1,260円1 users
タグ 医学 運動 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 医学・薬学 更新日:2012年06月12日 17時42分55秒 2012/06/12
所有 読了:  2012年05月24日
・【自然療法】という本で、一部紹介されているのをキッカケに購入(12/05/11)。名前だけは小耳に挟んだことがあるが、その内容は知らなかった。その特徴は一言で言えば、身体の全身に張り巡らされた免疫系を活性化させる全身体操といって良いか。「自彊術には三十一の動作がありますが、その一動作ごとに、経穴の指圧、関節を動かす整体術、呼吸法の3つの治療術が同時にできます。三十一動行うことによって、その三倍の九十三の治療が行われるように組み立てられているのです。これで身体全部の調整と調和を図るのが自彊術の目的です」(63)。久保 頴子の本が実践編なのに対して、医者の立場から自彊術の動きの意味を解説。
・ヨガ、太極拳、真向法の動きと幾つかの共通点が有るが、最大の違いは反動を利用した素早い動きにある。例えば前屈姿勢、真向法にも同じ前屈があるが「反動」を付けない・息を吐きながらジワリと前屈、対して自彊術では掛け声とともに反動を利用して限界点まで、となる。「自彊術は、身体の各部が動き得る極限まで持ってゆくため、全動作機勢を持って行う。初め固くて動けない人も、実習を重ねるに従って、自己の動き得る限界が次第に拡大してゆくものである。この機勢応用は、身体の各機能に迅速に反動的変化を与えるものである。」(76)「機勢」には「はずみ」との振り仮名が付いている。
・久保 頴子の【驚異の自彊術―慢性病克服に驚くべき効果!】と併せて読む。これは自彊術の身体の動きそのものの紹介
・第六部「自彊術補遺」で、ヨガ、太極拳、気功、座禅などとの関連及び相違。この部分は再度熟読し、熟考すべし。(12/06/12)
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実践 中国気功法―東洋の英知・心身健康の王道
林 厚省 / たま出版 (1990-05) / 1,631円2 users
タグ 医学 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 医学・薬学 更新日:2012年06月12日 15時10分15秒 2012/06/12
所有
・1990/10/19以来、折にふれて何度か読み返す。
・【自彊術-その真髄と医学的効用】を実践するにつれて、気功&ツボとの関連を考えるために再読。
・自彊術には、気功やヨガ・真向法と幾つかの共通した動きの「型」はあるが、後者は概ねゆったりとした動きなのに対して、自彊術では呼気とともに反動を利用して関節&筋肉を思いっきり伸ばす点が決定的に違っている。
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Web
- 1 users
タグ 歴史 カテゴリ:Web Web 更新日:2012年06月12日 06時03分39秒 2012/06/12
読中: 
・昔、【邪馬壹国の証明】を角川文庫の初版で読んだ記憶がある。本来は「邪馬壹国」と読むべきであって、「邪馬台国」と読むことが如何に不自然な作為に満ちているかを、これでもかこれでもかと畳み掛けるように論証する内容と「倭の五王」の名前を日本の天皇の名前に結びつけようとする当時の古代史専門家の作為的な(こじつけ的な)議論を笑い飛ばす話の展開に、ある種の感動を覚えたものだ。
・しかし、その後何年か経って読んだ本には「古代史の謎」に真摯に立ち向かう姿よりも、おのれの学説に固執する胡散臭さを感じて以来、古田氏への関心は失せてしまった。そもそも「邪馬台国論争」というある種の「神学的」論争に阿呆臭さを感じていたこともあって、古田氏への関心は持続しなかった。
・坂本太郎の【史書を読む】で「風土記」の地方説話としての価値を全く無視した学説が、かつて津田博士によって提出せられた云々(58)の一節に遭遇したのをキッカケにネット上で二三の調べ物をする過程で、古田氏のサイトに行き当たった。特に【失われた九州王朝】の序章「連鎖の論理」(参照)及び【よみがえる九州王朝】の第三章「九州王朝にも風土記があった」(参照)の論理的展開は、平明な透徹した姿を示しており、初期の頃の初々しさを再び取り戻したかの印象を受けた。(「津田博士の学説」は、偶々、今年5月に国会図書館の「近代デジタルライブラリー」で新たに【神代史の研究】(参照)が公開されたのをキッカケに読んでみた。概ね順当とは思うものの、歴史的事実を何ら反映しない「単なる語り物」との断定には、やや違和感を覚える。)
・古田史学(と言って良いかと思うが)の基本は単純明快だ。【よみがえる九州王朝】の「はじめに」に書いておられる通り、
「わが国の古代史観は、相和しがたい二つの流れに分たれている。
 その一つは、一元史観。わが国の古代史は天皇家を中心に発展してきた、という“信念”に立っている史観だ。戦前の史学はもとより、戦後の史学もまた、遺憾ながらすべてこれに属している。天皇家中心主義の立場である。
 これに対するのが、わたしの多元史観だ。わが国の歴史は、天皇家などよりもはるかに古く、はるかに悠遠である。それゆえ当然のことながら、天皇家以外に、あるいは以前に、別個の(一定領域の)統一国家、また別個の中心の王朝が先在し、実在していた。そのように見なす立場なのである。
 たとえば九州王朝も、その一つだ。近畿天皇家はその分王朝(分家)に当っていた。他にもある。たとえば沖縄、たとえば東北・北海道にも、天皇家とは別個の文明圏があり、その文明と政治の中枢があった。関東や北陸にも、おそらくそうだ。」(参照
・僕は、単純に多元史観については「こうあって然るべきだ」と考えている。「歴史」はつねに「勝者の歴史」であり、「文字を持ったものの歴史」であり、多面的な事実そのもとは別物だ、と心得ておくべきだ。
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史書を読む (中公文庫)
坂本 太郎 / 中央公論社 (1987-03) / 461円8 users
タグ 歴史 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 日本史 更新日:2012年06月11日 15時22分35秒 2012/06/11
所有 読了:  2012年06月12日
・最初に公にされたのは1981年1月号『歴史と人物』、二年間にわたって連載された。その後、中央公論社から単行本として出版。
僕が、初めて読んだのは1987年4月に再刊された中公文庫版だ。たまたま本棚の一隅にあるのが眼について拾い読みする。
・「あとがき」に、こんなことが書いてある。「史書を読むことは楽しい。....学問上の難しい議論を述べるつもりはないし、まして警鐘を乱打して、太平の世の眠りを覚まそうというような、大それた気持ちは微塵もない。史学者の端くれにいながら、随分呑気なことを言うものだと叱られるかもしれないが、人間も80歳に達すると、こうした恬淡とした心境に成る」。初めて、この書に接した22歳の頃、この「あとがき」をどう読んだか覚えていないが、当時の僕は経済学と幕末の政治外交史に専ら関心を注いでいたから、歴史書を読むのは文字通りに「余興の楽しみ」だったかも知れない。
・ともあれ、現在は70歳には未だ数年たりない年齢でしかないが「恬淡とした心境」が素直に共感できる。昔は諦観と思っていた、しかし現在は諦観も超えたと思っている。何事も淡々と受け流す心境。
・日本書紀、風土記、古語拾遺、将門記、吾妻鏡、読史余論などの章を読む(6/12)
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ローマ人の物語 (1) ローマは一日にして成らず
塩野 七生 / 新潮社 (1992-07-01) / 2,484円179 users
タグ 歴史 ローマ カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 歴史・地理 更新日:2012年06月10日 12時40分24秒 2012/06/10
所有 読了:  2012年06月10日
・ギリシャ文明の梗概(88-142)
・安定した三極構造(王政時代)から事実上の二極構造(共和制時代)への変容に伴う不安定化(145-149)
・BC494、平民のローマ退去(モンテサクロへの退去)⇒護民官の設置(149-150)
・「農地法」をめぐる対立
・十人委員会の設置及び十二表法の制定(BC449)、153-156;マキャヴェリ【政略論】(1-35参照)
・ローマ貴族の支配基盤=クリエンテス(156-159)、貴族と平民の抗争は既存勢力対新興勢力という単純な図式では捉えられない。貴族とクリエンテスである平民の合体した勢力対(クリエンテス外の)平民との抗争との側面(160)
・BC400~390頃、ローマのエトルリア攻略(396年、ウェイ占領)、エトルリアの盾を失い、以後ケルト族の波状的な来襲を受け、(ケルトはギリシャ人の命名、ローマ人はガリア人と呼んでいた。「ケルト人」及びその居住地域(BC400年頃)については、Wikiを参照)7ヶ月間にわたってローマを占拠される。身代金を支払う条件で都市ローマから退去する(169)。
・ケルト族来襲後の困難なローマの防衛と再建に貢献したのはカミルス(「ロムルスに次いでローマの二人目の建国者と賞賛されながら....云々」Plutarch, Camillus)179
・リキニウス法(BC367)、軍事担当官制の廃止、執政官制度の復活および平民出身者への全面開放。アテネもローマも権力は寡頭政派と民主政派の二重構造だったという点では共通する。アテネは二極が交代で政権を取ったのに対して、ローマは既成勢力が新興勢力を抱き込むのを常套手段とした。(184-185)
・ローマの共和政は、王政時代の政治制度の三本柱の王、元老院、市民集会の内の王だけを、二人の執政官に代えただけでスタートした。(189)
・共和政ローマの政治制度の構造的図解(193);各官職の権能(189-204)
・ローマの元老院(&ヴェネチアとの比較)、(201-3)
・ローマ連合の内実;五種類の連合国(211-15)
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正法眼蔵随聞記 (講談社学術文庫)
山崎 正一 / 講談社 (2003-11-11) / 1,242円23 users
タグ 哲学/思想 思索 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 宗教 更新日:2012年06月09日 17時11分14秒 2012/06/09
所有
・はづべくんば、明眼の人をはづべし(1.1)
・人に皆 食分あり命分あり。非分の食命を求むるとも来るべからず(1.3)
・僧の損ずることは、多く富家よりおこれり(1.4)
・学道の用心、本執を放下すべし。身の威儀を改めれば、心も従って転ずる也。まず律儀の戒行を守らば、心も従って改まるべき也(1.5)
・道は無窮なり。さりとても 尚行道すべし(1.5)
・命を惜しむことなかれ、命を惜しまざることなかれ(1.6)
・蔵の鼠 食に飢え、田を耕す牛の 草に飽かず(1.7)
・時に殿下装束を竿に掛けられ 拝せられけり。人、これを問う。「吾、人に貴びらるるも 我徳に非ず。只、この装束の故なり」愚かなる者の人を貴ぶこと如是(1.8)
・詮ずる処、道心なく、吾我を存する故也。只須らく我を忘れ...(1.9)⇒記憶を捨てる
・虚襟に非ざれば、忠言を入れず(1.14)
広学博覧は、かなうべからざる事也(2.3)⇒その真意は何?「仏祖の言語すら、多般を好み学すべからず。一事専らにせん、鈍根劣器のもの、かなうべからず。況や、多事を兼ねて、心想を調えざらん、不可なり」(2.8)
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本・雑誌
エレーヌ・カレール=ダンコース / 新評論 (1982-01) / - 1 users
タグ 歴史 政治 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 古書 更新日:2012年06月09日 16時12分17秒 2012/06/09
購入:  2009年10月13日 870円 所有
読了:  2012年06月09日
◆上巻
・スターリンは増殖性の官僚機構を創設した(絶え間のない粛清による組織的破壊と絶えざる補充、新たな昇進の可能性)、58
・(粛清の)政治的結果は、あらゆるレベルで幹部のコンスタントな更新を可能にすること、従って恒久的に上方への移動性を確保することとなった。党自体が、このような移動性の例証となった。1933年から39年にかけて、約5百万人の党員が粛清された、党内での地位が上がるほど、粛清は血なまぐさいものになった。..粛清はスターリンが全面的、定期的にエリート層を更新し、彼に対して忠実で、その権力概念に信服する新エリート群を高い地位にすえることを可能にした。その意味で、粛清は、スターリン政治体制の中心的要素だったといえる。59
・身分の不安定さ、あらゆる水準での、あらゆる社会集団に関する免責性の不在は(レーニンは「党」を抑圧機構の権力行使の対象外に置いたが、スターリンは「党にたいする免責特権を廃止した。抑圧機構そのものも対象とされた。ヤゴーダ、エジョフの粛清)、スターリンの政治システムについて二つの結論を示唆する。永続性の欠如、ルール(政治的論理)の不在。61-62
・スターリン後の体制の暗黙の了解;新たな暴君の登場の阻止、集団的権力の確立。同時に権力問題の社会的介入の阻止、65
・フルシチョフは、ソビエト体制を変えようとする意志を持っていた。しかし、彼は何よりも体制内の人だった。権力が党に属するもので、社会はそこから除外されるべきだという、この体制の核心的理念を彼も完全に信奉していた。彼が望んだのは権力を合理化して、社会に受け入れらるものとし、権力と社会との間の関係を信頼と非暴力という新たな基盤の上に立脚させることだった。79
・フルシチョフは、政治、文化、経済、外交など、あらゆる分野で開放政策を実行したが(党幹部会の抵抗を排除しながら)、彼の決定に見られる首尾一貫性の欠如が、イニシアチブを行き詰まりに陥れた原因である。97
・大粛清期、1934年の大会で選出された中央委員の約70%(139人中98人)、更に大会代議員の半分以上(1960人中1108人)が肉体的に抹殺された。106
・中央委員会で最もよく代表されているのは、党機構(全体の40%)と国家機構(1976年で31%、71年には30%、66年は28%)である。これら序列体系は、約70%の選出委員を占め、党の最高機関をつねに支配してきた。これに次ぐのが軍、外務官僚、警察である。
・労働者、農民の代表率は、中央委員全体の4.5%だが、投票権を持つ正委員のポストについては、わずか3.5%である。一方、党員の社会的構成では、労働者が41.6%、農民は13.9%を占めている。但し、最高会議の場合、労働者代表18%、農民代表17%に対して、党官僚は16%、政府官僚は14%に過ぎなかった。111-12
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世界の名著 21 マキアヴェリ (中公バックス)
マキャヴェリ / 中央公論新社 (1979-02) / 1,836円5 users
タグ 歴史 ローマ カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 更新日:2012年06月08日 05時57分43秒 2012/06/08
所有 読中: 
・【政略論】から、臨時独裁執政官;ローマに脅威を感じた近隣の40もの部族国家は盟約を結んでローマに対抗した。「ローマ人が、国家存亡の危機のおりに常用した様々な打開策の中で、特に臨時独裁執政官の制度を創設したのはこの時だった(BC501または498年)。この制度は、一人の市民に最高権力を与えるものである。その市民は、如何なる問題についてもどのような審議会の権限にも拘束されずに、決定を下すことができ、またその決定を実施するにあたっても、なにものもこれに異議を唱えることができないことになっていた。
 この施策によって、ローマは当時おかれていた危機を収拾し得たのである。そして、更にこれによってローマは、やがてその版図を拡大するにあたって、共和国を脅かした不測の事態に対して、常に有効適切に対処しえたのだ」267(Whereupon the Romans, resorting to a method usual with them in seasons of peril, appointed a dictator; that is, gave power to one man to decide without advice, and carry out his resolves without appeal. Which expedient, as it then enabled them to overcome the dangers by which they were threatened, so always afterwards proved most serviceable, when, at any time during the growth of their power, difficulties arose to embarrass their republic.《Gutenberg.から;参照、Chap33》⇒同時代のアテネ、ペルシャ戦争に際してのテミストクレス、ペロポンネソス戦争に際してのペリクレスは、独裁官の名称は与えられていないが、事実上、「独裁官」の役割を果たしている。「制度」としての独裁官と「事実上」の独裁官との違いは、前者は任期が決められ、危機の「解消」と共に交替又は退任すること。後者はどうか?
 ナポレオン、ロベスピエール、レーニン、スターリン、ヒットラー、信長、家康など比較考量してみると「独裁」の意味は、一般に考えられるほど単純ではない。
「制度」として独裁的権限を与えられる場合と個人的「権威」(その内実がなんであれ)によって独裁的権限を振るっている場合。

・臨時独裁執政官の是非;「ローマを奴隷化したのは、臨時独裁執政官の称号でも官職でもなかった。ある特定の市民が、終身、政権を手放すまいとしてその権力を行使したことによる」「臨時独裁執政官の権力が法律上の手続きを踏んで授与され、個人の恣意に基づいてつくりあげられるのではないかぎり、臨時独裁執政官という制度は、常に国家にとって有益なものとなるのである。事実、国家を毒するのは、恣につくり出された行政官の職であり、非常手段に訴えてつくられた権力にほかならないのであって、合法的手続きをふんで作られたものなら何の心配もないのである」272⇒スターリンやヒットラーの場合の「合法的手続き」は?
・様々な不測の事態に対処しうる打開策をあらかじめ用意をし、また、それを運用していく方式を提供するような法律を備えていないような国家は、決して完全な共和国とはなりえないであろう。このような次第なので、危急存亡のときに臨時独裁執政官か、またはこれに類似の権威に頼ることのないような国家は事が起これば必ずや滅びる他はないものである。(1-34)
十人会は、時が立つに連れて僭主化し、辺りはばかることなく、ローマの自由を破壊してしまった。臨時独裁執政官のシステムが有益に運用できたのに、十人会はなぜ害をまき散らしたか。(1-35)
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万葉集 全訳注原文付(一) (講談社文庫)
中西 進 / 講談社 (1978-08-28) / 745円53 users
タグ 文学 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 更新日:2012年06月06日 21時30分21秒 2012/06/06
所有 読了:  2012年06月10日
・巻一(素朴な心情が詠われており、好ましい印象を受ける。12/06/05)
・冬ごもり 春さりくれば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂み(もみ)....云々(1-16)(ちょうどこの時期にあたるか)
文字通りの素朴さが良い。
・巻ニまで読了、中でも次の一句は勇壮な叙情的感慨に溢れている。
・熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな(1-8)(12/06/06)。
・1-50、「あらたへの藤原がうへに 食す国を 見し給はむと...」⇒「食す」「見す」が「統治」の意味に使われるのはなぜ?後者は理解できる。
「食す(をす)」と「統治」とはどう結びつく??

・5-892、風雑じり 雨降る夜の 雨雑じり 雪降る夜は 術もなく 寒くしあれば 堅塩を 取りつづしろひ 糟湯酒 うち啜ろひて 咳かい 鼻びしびしに しかとあらぬ 髭書き撫でて 我を措きて 人は在らじと誇ろへど 寒くしあれば麻衾引き被り...
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トートラ人体解剖生理学
Gerard J. Tortora , Sandra Reynolds Grabowski / 丸善 (2004-09) / 7,245円2 users
タグ 医学 運動 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 医学・薬学 更新日:2012年06月06日 06時16分10秒 2012/06/06
所有 読中: 
・「トートラ人体の構造と機能」のコンサイス版。
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Web
- 1 users
タグ 歴史 カテゴリ:Web Web 更新日:2012年06月05日 21時19分09秒 2012/06/05
読了:  2012年06月12日
・キュロスとアルタクセルクセス二世の戦い(クナクサの戦い、BC401)(1.8.1~8.29)
・キュロスの死(1.827~8.29)、帝王教育&人となり(1.9)
・平凡社「世界歴史事典」第8巻「ペルシャ帝国」の衰亡期の中にキュロスに関説(独立の項はなし)、次のごとし。「ダレイオス二世はスパルタと接近して幾分勢力を回復したが、王が病むと奸悪な妻パリュサティスは寵児キュロスを後嗣に指名しようとして失敗、兄のアルタクセルクセスが即位した。先王は性格が弱く残忍凶暴ですらあったが、アルタクセルクセス二世は正義感有り教養のある善良な王であった。弟キュロスは王位を窺いペルシャ、ギリシャ兵を率いて叛き、王軍とクナサスで戦って勝ったが、自身は倒された。ギリシャ傭兵一万は苦難の末ギリシャに無事帰還した(アナバシス)。」290.p
・「The length of the journey they had made from Ephesus, in Ionia, to the battlefield was ninety-three stages, five hundred and thirty-five parasangs, or sixteen thousand and fifty stadia; and the distance from the battlefield to Babylon was said to be three hundred and sixty stadia.」(2.2.6);この部分は後世の付記と伝えられる。
・当時のギリシャとペルシャとの関係を忍ばせる挿話;Therefore, I think it is right and proper that our first endeavour should be to return to our kindred and friends in Greece, and to point out to the Greeks that it is by their own choice that they are poor; for they could bring here the people who are now living a hard life at home, and could see them in the enjoyment of riches.(3.2.26)
・アテネとスパルタ、断続的に戦われたペロポネソス戦争(BC431-404)が終結したのは「アナバシス」の僅か四年前である。4.6.14及び4.6.16にアテネのスパルタに対する、またスパルタのアテネに対する皮肉をこめた当てこすりが語られているが、クセノポン(アテネ)とケイリソポス(スパルタ)は互いに良く協力して「敵中横断」を敢行している点こそ注目(12/06/05)。
・4.8.22、黒海沿岸の町トラペズス(ギリシャ人の植民都市)に入る。
・巻五(トラペズスからコテュオラまで(BC400年3-5月)
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芭蕉句抄 (岩波新書 青版 414)
小宮 豊隆 / 岩波書店 (1961-04-20) / 756円3 users
タグ 文学 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 文芸作品 更新日:2012年06月03日 17時03分24秒 2012/06/03
所有 読了:  2012年06月03日
・半世紀ぶりに通読、小宮さんの懇切な解説が付されているけれど、結局、一読、吾の感興に響くものだけが心に残る。
解説によって改めて感興を唆られる句は皆無か、一読三嘆、直感に訴える、あるいは感応する擬似体験の共有が前提になるか。
・夜窃かに虫は月下の栗を穿つ
・枯れ枝に烏のとまりたるや秋の暮
・似合しや新年古き米五升
・我がためか鶴食み残す芹の飯
・野ざらしを心に風のしむ身哉
・猿を聴く人捨て子に秋の風いかに
・冬の日や馬上に氷る影法師
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トートラ人体の構造と機能 第2版
大野 忠雄 , 黒澤 美枝子 , 高橋 研一 , 細谷 安彦 / 丸善 (2007-02-01) / 10,500円2 users
タグ 医学 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 医学・薬学 更新日:2012年05月28日 07時48分56秒 2012/05/28
所有 読了:  2010年02月16日 星5つ
◆さいたま市図書館、10/02/13(その後、2012年1月に原書第6版をusedで購入)、【新しい解剖生理学】と比較のため改めて再読(12/05/28記)
『人体を旅する』(参照)に刺激を受けて、前々から気になっていた同書を借り出す。今回は通読する余裕が無いので、当面関心のある部分のみ摘記する。
今回は第10、12、18、22、23章のみ通読、一応読了にするが、再読候補でウィッシュに入れる。
(10/02/16)
◆10章、筋組織
・筋は成人の全体重の40~50%を占める。299.p
・規則的な繰り返し運動は、骨格筋が有酸素細胞呼吸を行うための酸素が豊富な血液の供給量を増加させる。これとは対照的な重量挙げのような運動は、解糖によるATPの無酸素性産生に依存する。前者は持久力を作り出し、後者は筋パワーをつくる。インターバルトレーニングは、両方のトレーニング方法を合体させたものである。319.p
・加齢によって人体の筋量の総量はゆっくりと着実に減少し、線維性結合組織と脂肪組織に入れ替わる。この傾向はある程度、活動性が減少する原因となる。筋量の減少に伴い、最大筋量は低下し、筋反射は遅くなり、筋の弾力性は失われる。..有酸素運動やパワートレーニングは、加齢による筋の能力低下を遅らせたり、時に逆転させることさえ出来る。327.p
・ストレッチ体操の総合目標は、正常の関節可動域と関節周囲の軟部組織の可動性を獲得することにある。多くの人に最も良いものは静的ストレッチングで、筋を伸長した位置で保持する緩徐な持続的ストレッチングである。わずかに不快感を感じるところまで筋を伸ばし、15-30秒保持する。ストレッチ体操の利点は、身体能力の改善、損傷の危険率の減少、筋痛の軽減、姿勢の改善の四点である。340.p(この部分は11章、筋系)
◆12章、神経組織
・ある種のアミノ酸は修飾を受けて、脱カルボキシル化されて生体アミンになる。このうち神経系に遍在するものにノルアドレナリン、アドレナリン、ドーパミン、セロトニンがある。それぞれの生体アミンに対して三株るかそれ以上の受容体のタイプがある。シナプスにおける受容体のタイプにより、生体アミンは興奮或いは抑制をもたらす。
・一酸化窒素も重要な神経伝達物質であり、身体全体に様々な効果をもたらす。..一酸化窒素合成酵素(NOS)はアミノ酸の一種アルギニンからのNOの合成を触媒する。NOSの存在に基づけば脳内のニューロンの2%以上がNOを作り出してる。他の神経伝達物質と異なり、前もって作り出しシナプス小胞に蓄えて置くことは出来ない。NOは非常に反応性の高いフリージカルなので、その作用は極めて短く、その存在は10秒以下で、酸素や水と結合して不活性化する。..血管壁の内皮細胞はNOを分泌し、NOは近くの平滑筋細胞内に拡散してこれを弛緩させる。その結果、血管拡張、すなわち血管の直径が増大する。血管拡張の効果は血圧の降下から陰茎の勃起まで幅広い。440.p
・大量になるとNOは高い毒性を示す。マクロファージやある種の白血球などの食細胞は微生物や癌細胞を殺傷するためにNOを産生する。441.p
・人の一生を通して、神経系は経験に基づき変化する能力、すなわち可塑性を示す。個々のニューロンのレベルでは、この変化は新しい樹状突起の出現、新しいタンパク質の合成、他のニューロンとのシナプス結合の変化として現れる。化学的及び電気的信号のいずれもがこの変化を促している。(但し、哺乳類では)ニューロンの持つ再生力、すなわちニューロン自体の複製・修復能力は非常にわずかである。443.p
◆18章、内分泌系
・ヒト成長ホルモン(hGH)の過剰により起きる症候の一つは高血糖である。持続的な高血糖により、膵臓からはインスリンが常時分泌され、そのような過剰な刺激が何ヶ月も続き、「β細胞の燃え尽き」を起こし、膵臓のβ細胞のインスリン合成、分泌能力を大幅に低下させる。このようにヒト成長ホルモンの過剰分泌は糖尿病発症作用があり、インスリン活性の欠如を起こすことで糖尿病の原因となる。642.p
・膵臓は内分泌器官であり、外分泌器官でもある。(外分泌機能は24章を参照)..外分泌腺の腺房の間に点々とランゲンルハンス島と呼ばれる100~200万個の内分泌組織が散在する。各ランゲルハンス島は、次の四つのタイプのホルモン分泌細胞を含む。α細胞(グルカゴンを分泌し、約15%を構成する)、β細胞(インスリンを分泌し、約80%を構成する)、δ細胞(ソマトスタチン:成長ホルモン抑制ホルモンを分泌し、約5%を構成する)、F細胞(膵ポリへプチドを分泌する)。膵臓ホルモンの相互作用は複雑で完全には理解されていない。基本的にはグルカゴンは血糖値を上げ、インスリンは下げる。658.p
◆22章、リンパ系と免疫
・リンパ系は、リンパ液とリンパ管、リンパ組織やリンパ球を含む様々な血球に分化する幹細胞が発生する赤色骨髄などの構造・器官から成っている。それは体液の循環を助け、生体を病原菌から守る補助をする。血漿の多くの成分は毛細血管壁を濾出し組織間液をつくる。組織間液はリンパ管内に入いた後はリンパと呼ばれる。組織間液とリンパの主な相違はその局在である。
・リンパ組織は、数多くのリンパ球を保持する細網結合組織の特別な型のものでリンパ球は細胞質顆粒の少ない白血球である(690.p参照)。免疫応答にはB細胞、T細胞という二つの型のリンパ球が関与している。
・リンパ系の機能は、次の三つで、イ.過剰な組織間液の排出、ロ.食物脂質の輸送(胃腸管から吸収された脂質及び脂溶性ビタミンを血液に運ぶ)、ハ.免疫応答の遂行。
・リンパ管は毛細リンパ管として始まる。これらの細い管は細胞同士の間隙に存在し、一端が閉じている。毛細血管が集合して細静脈、次いで静脈を形成していくように毛細リンパ管もより大きなリンパ管を形成するように合流していく。静脈と構造は似ているが壁は静脈より薄く、弁の数は多い。リンパ管の所々で、リンパは皮膜で囲まれたB細胞とT細胞の集合からなる豆状の器官リンパ節中を流れる。以上は821-823.p
◆23章、呼吸器系
・もっとも重要な吸息筋は横隔膜である。..正常の安静呼吸中には横隔膜は約1センチ下降し、1-3ミリHgの圧差が生じて約500ミリ㍑の空気が吸息される。深呼吸の時には、横隔膜は約10センチ下降し、100ミリHgの圧差が生じて2-3㍑の空気が吸息される。安静呼吸中に肺に入る空気の75%は、横隔膜の収縮により生じる。
・次に重要な吸息筋は外肋間筋である。この筋の収縮によって肋骨が挙上する。その結果、胸腔内の径は前後左右方向に増加し、胸腔内圧は大気圧以下となる。吸息直前の内圧は大気圧よりも約4ミリHg低くなる。881.p
・息を吐き出すことを呼息という。安静呼吸中の正常の呼息には筋収縮は関与しないので、吸息とは異なり受動的である。呼息は胸壁と肺の弾力収縮力により生じる。胸壁も肺も伸展されると自然に跳ね返ろうとする。..呼息は、力強い呼吸、例えば管楽器の演奏や運動中にのみ能動的になる。このようなときには呼息筋である腹筋と内肋間筋が収縮し、腹部や胸腔の圧が上昇する。882.p
・加齢とともに、肺胞を含めて気道組織は弾力性を失い硬くなる。胸壁も硬くなる。その結果、肺容量は減少する。事実、肺活量は35%も失う。血液中の酸素レベルの低下、肺胞マクロファージの活動性低下、気道を覆う上皮の線毛活動の低下も生じる。年齢に関連したこれらすべての因子のために、高齢者は肺炎、気管支炎、肺気腫そん他の肺疾患に罹りやすくなる。903.p
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本・雑誌
Web
- 1 users
タグ 歴史 カテゴリ:Web Web 更新日:2012年05月23日 13時10分27秒 2012/05/23
読中: 
・ペルシャ戦争ではなく、ペロポンネソス戦争こそギリシャ最大の危機として捉えている点にやや違和感を覚える。その理由を巻1-23で、次のように書いている。
「The greatest action before this was that against the Medes; and yet that, by two battles by sea and as many by land, was soon decided. But as for this
war, it both lasted long and the harm it did to Greece was such as the like in the like space had never been seen before. For neither had there ever been so many cities expugned and made desolate, what by the barbarians and what by the Greeks warring on one another (and some cities there were that
when they were taken changed their inhabitants), nor so much banishing and slaughter, some by the war some by sedition, as was in this. 」
・1-24~エピダノスをめぐるコリントとケルキュラの抗争;ケルキュラはアテネにコリントはスパルタに攻守同盟を求め、やがて両盟主の戦争に発展する(1-56)。
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神々の体系―深層文化の試掘 (1972年) (中公新書)
上山 春平 / 中央公論社 (1972) / - 4 users
タグ 歴史 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / ノンフィクション 更新日:2012年05月19日 17時58分13秒 2012/05/19
所有 読了:  2012年06月11日
・歯医者の待ち時間に読む。40年ぶり、第三章「記紀のイデオロギー」読了、津田学説の簡単な紹介;歴史そのものではなく「天皇家」の支配を正当化する目的を持ったイデオロギー(要するに「お話」だ)」との見解に対して、基本的に同じ立場。但し「天皇家」の代わりに「藤原家」を置く点が独特。
律令国家体制は天皇家から藤原家への実権の移行の転機(87)⇒藤原氏への実権の移行の「転機」をどの時点に置くか、特定の政治的事件に置くかどうかは別として、実権の移行は、疑いもない事実だ。但し実質的な「天皇家」の支配は、常に一時的で、基本的には「権威の源泉」として利用されてきたのが実情ではないか。古代にも中世にも「専制国家」では「神」は権威の源泉として利用されてきたが、「権力」の主体を「神」そのものとみなしたかどうか、この点はやや微妙。その意味では日本の「現人神」との表現は言い得て妙というべきか。なお「現人神」の用例については【国史大辞典】に日本書紀の景行天皇40年の条に日本武尊の言として「吾是現人神之子也」云々とあるのを指摘(1-339)。【日本国語大辞典】には「荒人神」の表現もあり、この場合、「随時、姿を表して霊威を示す神。または霊験の著しい神の意味として万葉6-1020、1021の用例を指摘。
・第一章は古事記の神統譜;血のつながり又は精神的つながりによって高天原系統と根の国系統の二系統を想定する。⇒問題はこの二系統が、何らかの史的事実との相関または反映関係があるのかどうか、というより相関関係があるとみなしてどんな史的イメージを物語るか?
・第四章、「もともと天皇家のための歴史として出発したものを、藤原家のための歴史に作り変えながら、しかも天皇家のための歴史に見えるような格好に仕上げたものとして記紀を捉える見地」」(117)
・第五章、律令体制は藤原体制前期の確立、摂関政治は藤原体制後期
・日本の農業社会を弥生から明治までの二千年余の期間で捉えると、この期間に三つの一氏独裁体制が成立した。すなわち天皇家、藤原氏、徳川氏....云々⇒農業社会と一氏独裁体制の内的関連(そもそも内的関連のあるものとして理解するかどうか?)どう捉えるかは別として、この種のperspectiveな見方は魅力的だ。
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本・雑誌
World History People and Nations 1993
Mazour / Harcourt School (1993-06) / 4,907円1 users
タグ 歴史 カテゴリ:洋書 洋書 / History 更新日:2012年05月12日 13時13分26秒 2012/05/12
購入:   20,230円 所有
読中: 
米国の高校の世界史教科書、900頁以上の浩瀚な重量感のある教科書で、それが如何に使われ・消化されているかは知らぬものの、その意気や高しと云うべし。日本の教科書の無味乾燥に比べ、独立した書物としても面白い。トインビー『歴史の研究』を読むに並行して、基本的事実の確認のために拾い読みする。但し、20年近く前の出版なので、最近の新たな歴史認識との比較・確認の為、ロバーツの『The New History of the World』(03/05刊)を新たに注文する。(10/03/04)
・インド亜大陸の地形的特徴-四大地域、50.p
・インダス文明の崩壊、塩害の可能性&BC1700頃に大規模な洪水及び地震による崩壊の可能性、54.p
・BC1500頃、アーリア人の侵入(または進入)、The nomadic Aryans herded sheep and cows.In fact,their word for"war"meant "a desire for more cows."...Neither traders nor builders,the Aryans did nothing to improve the cities they conquered.They simply left the ruins of the decay.(アーリア人は文字を持たず、記録を残していないので、彼らの初期の歴史はヴェーダの口伝としてのみ伝えられている。)55.p
⇒カイバル峠(参照
カースト制度とヒンズー教の成立、the most important developments of Indian history during the Epic Age-or of any other age in Indian history.These two ideas became interwoven in the fabric of Indian society.60.p
・インド文化、Indian civilization reached new heights from the Epic Age to the Gupta Empire.India has indeed left the world a rich legacy in the areas of art,literature,mathematica,and science.These ancient societies also established the cultural traditions of India.63.p
・折にふれて再読、再々読している。今回はPerseus Collection:Greek and Roman Materials(参照)で、ヘロドトス、ホーマー、クセノフォンなどを読むに併せて読みたくなった。(12/05/12)
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Web
歴史 下 (岩波文庫 青 405-3)
ヘロドトス / 岩波書店 (1972-02-16) / 1,296円74 users
タグ 歴史 カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 更新日:2012年05月11日 16時04分03秒 2012/05/11
所有 読了:  2012年05月11日
巻七、マラトンの戦いの報、ダレイオス及びクセルクセスの対ギリシャ戦争準備;ヘレスポントス海峡の架橋(架橋技術、7-34~36);ペルシャ軍の軍容(遠征軍の内訳、7-61~99);クセルクセスとデマラトスの会話(これほどの大軍を前にギリシャ軍は戦意を喪失せずに済むか?スパルタ人の気性)(7-101~104);ペルシャ軍の行軍に伴う沿道の対応(7-109~128);第三次戦争でのアテネの役割(アテネこそギリシャの救世主にほかならぬ。7-139);ギリシャ勢の同盟勧誘(7-148~;ギリシャ軍の防衛地点(7-172~178);クセルクセス軍(セピアス岬&テルモピュライに集結軍の総陣容、528万3千人、7-184~187);スパルタの闘い、とりわけレオニダスの戦闘ぶり&戦死;テルモピュライの戦い(8-211~239);テルモピュライの闘い直前のデルポイの巫女の託宣、7-220。(巻七読了、12/05/09)
巻八、ギリシャ側水軍;デルポイの怪異現象(8-37~39);サラミスの海戦(8-59~96;ペルシャ側アルテミシアの海戦回避の意見、8-68;テミストクレスの詭計、8-75;サラミス海戦域の地形図、下巻9-193.p参照);アリステイデスとテミストクレスの会話、8-79~81);ペルシャの早馬に依る飛脚制度=アンガレイオンangareion、8-98);クセルクセスの撤退行(8-99~120);マルドニオスと(マケドニアを介した)ギリシャ側との交渉(マルドニオスはWiki参照Mardonius参照、8-132~144)
巻九、ヘロドトスの典拠(9-16);訳について(9-17)に「おこがましくも夷狄の分際でギリシャ人を殺そうと企めば...云々」とあるが、A. D. Godley, Ed.(ペルセウス版)には「No, rather we will teach them that they whose slaying they have devised are men of Hellas.” Thus he exhorted them.」とあり、「夷狄の分際」云々に相当する表現はない!!;プラタイヤの戦い(マルドニオスとアテネ・メガラ&スパルタの陸戦)(9-1~);ギリシャ側兵力及び陣形(9-28~30、重装及び軽装兵総勢11万);ペルシャ側兵力および陣形(9-31~32ペルシャ軍30万及びギリシャ人部隊5万、他に騎兵部隊);スパルタの性情:「As for the Athenians, they stood unmoved at their post, well aware that the purposes and the promises of Lacedaemonians were not alike.」(9-54);マルドニオスの戦死(9-63~65);ペルシャ軍の敗走(30万の総勢のうちアルタバゾスが率いて敗走した4万を除いて生き残ったものは三千に足らぬ云々、9-71);ミュカレの海戦(9-90~
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Civilization and Capitalism, 15th-18th Century
Fernand Braudel / Fontana Press (1985-10-28) / 2,311円1 users
タグ 歴史 社会 経済 カテゴリ:洋書 洋書 / Nonfiction 更新日:2012年05月11日 10時21分52秒 2012/05/11
所有 読中: 
・Ch5.《技術の普及:エネルギー源及び冶金学》
・馬の利用及び国際的伝播(344~352)
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データで斬る世界不況