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時間栄養学―時計遺伝子と食事のリズム
読了:  2010年12月29日
・岩槻図書館で借りる。10/12/25
・脳には視交叉上核という神経細胞の塊がある。その中に主(中核)時計遺伝子がある。肝臓を始め、全身の多くの細胞中には末梢時計遺伝子がある。これらの時計遺伝子は自律的に約25時間周期の概日リズムを作って細胞の活動を変動させている。
・主時計遺伝子は朝の光で位相を毎朝修正して、概日リズムを24時間の日周リズムに変え、末梢遺伝子の位相にも影響を与える。末梢時計遺伝子は朝食など摂食活動で位相を合わせている。12.p
・食餌リズムによる、末梢時計遺伝子の調節は、視交叉上核を通さないバイパスの役割を果たしている。41.p
朝飯を欠食するとエネルギー摂取が減るのに肥満が増えるのはなぜか?
1.心身活動の減少⇒一日の総エネルギー摂取量を同じにして米飯朝飯か高脂肪食の朝飯の有無で4群に分けて比較すると、米飯朝食では脳の唯一のエネルギー源である糖質を摂取すると、心身が朝から活性化して、一日の総エネルギー発生量が最も高い。朝食欠食では、午前中の活力が低下するのみならず、一日の総エネルギー発生量が減るので太る。高脂肪食では、欠食よりはエネルギー発生量は多いが、脳が脂質を使えないので米飯食には及ばず、同じエネルギーを摂取したので、その分だけ太る(米飯朝飯と高脂肪食という比較だけでは、いかにも杜撰だな。高脂肪食といっても糖質ゼロというわけではないだろうから、朝、「脳を活性化するには、最低限どの程度の糖質が必要か」という量的評価が不可欠だ)。
2.糖新生反応による筋肉タンパク質の分解&体力低下
3.代償的な昼夕食の増加と血糖値の急上昇⇒朝食欠食による血糖低下で食欲が亢進して、昼夜食を多く取り、その結果血糖値が急上昇して、インスリンが過剰に分泌され、インスリンの作用で肥満が起こる。(正常人の場合、血糖の急上昇を抑えるためにインスリン分泌が増加する。分泌反応が過剰反応する、という意味か??
4.時計遺伝子の防衛反応、23-25.p
・総エネルギー摂取量を変えずに朝食を増やして、その分、夕食を減らしただけで重症の糖尿病が改善し、ヘモグロビンA1cが低下した。28.p
「何を」「どの程度」食べるかという質と量の問題のみならず、いつどのように食べるかという「時間の要素」が決定的に重要だという「時間栄養学」の基礎概念は、栄養生理学の考え方を基本的に見直す必要を示唆している。僕の知る限り、従来の栄養学は要素的分析の段階に留まっていて、食物が人間の体内で消化吸収機関との交互作用を通じて、実際にどのように作用するのかという総合的分析を欠いている。時間栄養学という概念を通して、人間の生活行動全体との関連の中で「食べる」という行為がどのような役割を果たしているのかという総合的分析への道が開かれることを期待する。

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