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バーンスタイン医師の糖尿病の解決―正常血糖値を得るための完全ガイド
購入:  2010年10月13日 3,990円 所有
読了:  2010年12月09日
入手直後に、所々拾い読みをしたが、一読、他の本とは違うと感じた。どこか隔靴掻痒の感のある他の医学書と一線を画して、自己の直接体験を原点としているだけあって解説は抽象的で曖昧なごまかしがなく、記述はあくまでも具体的で、行き届いており、今まで疑問に思っていた点が氷塊していく思いがする。
・一型糖尿病患者の血糖値正常化に伴う合併症リスクの低減率(DCCT治験による)、早期網膜症進行の75%以上、腎疾患リスクの50%、神経障害リスクの60%、心血管疾患リスクの35%が確認された。50.p(他の合併症に比較して、心血管疾患リスクの低減率が低い点に注目、何故?
・二型糖尿病の約80%が肥満...、残り20%の内臓肥満のないいわゆる二型糖尿病は、実際にはインスリンを産生する膵臓のベータ細胞の部分的欠落を来した中程度の一型糖尿病である可能性がおおいにある。50.

◆第4章、奇妙な生物学
ブドウ糖新生、暁現象、胃排泄遅延、朝起床時の空腹時血糖値が、夜中に間食したわけでもないのに、就寝時よりも相当に高いことに気づく場合がある。この原因は一般的に、次の三つ:ブドウ糖新生、暁現象、&胃不全麻痺である。
ブドウ糖新生は、肝臓(または腎臓及び腸管)がアミノ酸をブドウ糖に変換する機構による。食事中のタンパク質のみならず、筋肉やその他の組織のタンパク質は連続的に血液からアミノ酸を受け取ったり、また血液中に返したりしている。...いったんインスリン産生があるレベル以下になると、肝臓は不適切にブドウ糖を作り、たとえ空腹でも血糖値を上げることになる。
⇒糖新生については「糖新生の経路」を参照せよ。
暁現象、暁現象の機序はまだ完全には明らかにされていないが、肝臓は早朝他の時間帯よりも循環しているインスリンを不活性化する。ブドウ糖新生を防ぐには不十分な量のインスリンが循環している場合は、血糖値は就寝時よりも朝の方が高いかもしれない。...血糖値の上昇は大部分の糖尿病患者で就寝後8~10時間に起こる。血糖値が上昇するまでの時間と増加量には個人差がある。暁現象は一型糖尿病患者ではよりはっきりしているが、二型の患者も同様の症状を示す。
「暁現象」の可能性のある症例(「ドクター江部の糖尿病徒然日記」参照
「食後30分に30分運動をすると血糖値が下がる」

インスリン作用が確保されて、糖代謝が良好に維持されている糖尿人では確かにその通りですが、個人差が結構大きいですし、運動の種類にもよります。歩行ぐらいが丁度よいようですが、10kmを1時間のジョギングでもよいと思います。

退屈無想庵さんの場合、糖質制限食により、血糖コントロール良好ですから、普通は運動で血糖値は下がるはずですね。

ある程度の強度の運動だと、アドレナリンや副腎皮質ホルモンなどの血糖値を上昇させるホルモンが分泌されます。

正常人だと、血糖値が上昇すればリアルタイムにインスリンが分泌されて血糖値をもとに戻しますが、糖尿人ではこれが出遅れます。従って、数分間の強度の強い運動だと、血糖値が上昇する可能性があります。

しかし、ジョギング1時間はほどよい強度と持続時間なので、退屈無想庵さんの場合は当てはまりません。

可能性としてあるのは、やはり就寝後8~10時間で、血糖値が上昇する暁現象です。

肝臓が早朝には、他の時間帯以上に、血液中に循環しているインスリンを不活化させるため、肝臓の糖新生が高まり、起床時に就寝時より血糖値が高くなることがあります。

バーンスタイン医師によれば、「1型糖尿病の数人の患者で朝運動するときには追加の即効性インスリンを注射する必要があるが、午後の運動では必要ない。」そうです。

1型糖尿人の数人が「午前中に運動したら、糖新生が高まって、インスリン注射を追加しないと高血糖になる」という事実があったということですね。2型糖尿人でも、暁現象のある人は結構あります。」

胃不全麻痺、長期糖尿病患者の大部分は、胃と腸の筋肉を支配する神経に障害を発症し、糖尿病性い不全麻痺を引き起こし、血糖値に予想不可能な効果をもたらすことがある。(⇒これについては第20章を参照。)75-77.p
◆第9章、個人に合わせた食事計画
・理想的には、血糖は食事前後で同じであるべきだ。血糖値が食後20以上増えるとすれば、いずれ目標値に下がるとしも、食事内容を変更するか、あるいは血糖値低下薬を食前に服用すべきである。...食後血糖値が空腹時血糖値よりも心臓血管系の障害を引き起こすことが最近明らかにされた。132.p
◆第12章、運動の効果から
・粥状動脈硬化さえも、おもな血清脂質プロフィールの改善によって逆転可能である人たちがいる。
・活発な運動を頻繁に行うと血清フィブリノーゲン値が下がることによって心臓発作、脳発作及び血管閉塞の可能性が有意に低下することが示されてきた。長期の活発な運動が安静時心拍数と血圧を下げ、さらに心臓発作と脳発作のリスクを減らす。159.p
・インスリン抵抗は腹部脂肪と筋肉との日に関係がある。脂肪対筋肉の比が高いほど、インスリン抵抗性が高い可能性がある。筋肉量を増やすほど、インスリンの必要量は減り、血液中のインスリンが少ないと、蓄える脂肪も減る。159.p
・短時間の激しい運動は血糖値を上げる可能性があるが、長時間の運動は血糖値を低下させる。160.p(食事及び運動と、実際の血糖値の関係は非常に複雑で一筋縄では制御できない。あるインスリン抵抗性を前提にしても、インスリン産生、インスリンの活性度と賦存量、運動強度と持続時間、食事内容と食後経過時間などの要素を、最低限でも考慮しなければならない。
・炭水化物1gは体重64kgの人で、約5mg/dlの血糖値を上げる(この割合を前提にすると、体重52kgでは炭水化物1gにつき、約6mg/dl血糖値が上がる)。164.p
・筋肉が有酸素的に運動すると、量はあまり増えず、エネルギーとしてたくさんのブドウ糖を必要としない。無酸素運動は筋肉から酸素を奪う。無酸素運動は筋肉を速やかに疲労させ、有酸素運動と同じ程度の運動量でも19倍のブドウ糖を必要とする。無酸素運動をすると、筋肉は最初の24時間は破損するが、次の24時間で再構築される。166.p
無酸素運動
1.連続的な無酸素運動は不可能である。しかし、一度にひとつの筋肉群に焦点を合わせ、それから別の筋肉群に焦点を移す。逆ピラミッド法を使って、(重量挙げ、腹筋運動、懸垂、腕立て伏せなどを)ローテーションしながら、ほとんど連続的に近い無酸素運動をすることができる。
2.(ローテーションを組むときは)上半身の運動と下半身の運動は、一日交替にすべきである。運動後の24時間は筋肉の崩壊があり、それを再構築するのに時間が必要だから。
3.特定の筋肉を鍛えたいときは、鍛えたいと思う筋肉だけを分離して使うことが重要である。例えば、腕の運動を助けるのに背筋を使うべきではない。
4.ゆっくりと時間をかけて、筋肉を使うこと。例えば、ゆっくりと7秒以上かけてウエートを上げ、下ろすときは15秒以上かける。ひとつの運動の反復に約25秒、あるいは我慢できる限り長い時間をかけるべきである。168-169.p
逆ピラミッド方式(スタート時に我慢できる限界の負荷をかけ、それから段々負荷を楽にする方式)、無酸素運動を最も効果的にする方法は、特定の筋肉群をできるだけ早く疲れさせ、運動をしている間、疲れた状態に置くことである。170.p
・筋肉の鍛錬には、身体を起こすのに7秒以上、戻すのに15秒あるいはそれ以上かける方が、同じ時間内に3~4回繰り返すよりも実際はより有効であり、また筋肉が疲労する前に腹筋運動の回数を有意に減らせる。171.p
心臓血管訓練、心臓血管訓練の大きな目標の一つは、心拍数回復所要時間の短縮にある。最低基準は、最大心拍数からほとんど歩行状態まで遅くした約二分以内に、心拍数が1分間に最小限42拍遅くなること、172.p
・心臓発作の危険を避けるには、急に運動を止めないこと。173.p

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