ホーム   本・雑誌   Web   洋書   音楽 ウォッチ  プロフィール  メディア記録  印刷  RSSフィード
sunjin_fuuraiのバインダー
並べ替え:
カテゴリ 読書 購入 所有 お気に入り 1 - 1件目 / 1件
グローバリゼーションの終焉―大恐慌からの教訓
購入:  2009年09月10日 612円 所有
読了:  2009年09月29日
○通読、グローバリゼーションの動きとそれに対する反動期との交代を世界史的潮流のなかで見据えている点が特徴。19世紀後半から20世紀前半までを「第一期グローバリゼーション期」と捉え、その崩壊を戦間期経済分析を通して歴史的に検証している。
・グローバリゼーションは一直線に進む不可逆的プロセスではない、過去二世紀の原動力であった国民国家は、国際的な統合圧力によって分解しつつある。国際統合はそれ自体が持つ力と勢いによって進展してきた。この動きは不可逆のものであり、一直線に将来に向かっていると考えがちである。しかし歴史を振り返れば、もっと冷静で悲観的な評価になる。過去にも高度に発達し、統合が進んだ国際社会があったが、予期せぬ出来事で崩壊した。5.p
・現在の国民国家は、第一回グローバリゼーションの波によって生じた問題に対する一種の答えである。グローバリゼーションに加え、通信手段の発達に伴う技術や経済の変化によって、近代国民国家のインフラストラクチャーが実現した。22.p
・社会的に「保護」への期待が高まるにつれて、国は予算による所得の再分配を強めていった。フランスの中央政府支出に占める社会福祉費の割合は、1912年には4.3%だったが、28年には21.7%に上昇した。ドイツの場合も5.0%から34.2%に上昇している。24.p
・第一次大戦後に各国政府は難しい選択を迫られた。規律ある財政に戻るか、インフレで帳消しにするかのどちらかである。財政規律を回復すると方法をとる場合、国民に犠牲を強いても革命を誘発しないとの確信が必要だった。イギリスでは、S・E・ゲッデスを委員長とする政府支出委員会が1922年に「ゲッデスの大削減」と呼ばれた報告書をまとめ、軍備縮小、教育予算の削減、五つの省の廃止を提言した。これに対し、大陸ヨーロッパでは、左派が強く革命運動が盛んであったため、このような財政引締め政策を採る能力や意思がなく、インフレの道が選ばれた。...こうした政治的な難しさを考えると、財政拡大に歯止めをかけなければならない理由を国民に納得させるには、外部からの制約、すなわち金本位制を事実上の歯止めにする以外にないように思われた。56.p(現在、鳩山内閣が自民党政権の「負の遺産」として相続したのは、これとほぼ同質の課題である。第一次大戦後と異なる点は、戦争によって費消され戦場に消えたのに対して、部分的には国富として、また一部は国民金融資産として形を変えている点である。物余り現象と相俟ってインフレの爆発を免れてはいるが、超均衡財政かインフレか、両者の組み合わせかはともかく、いずれ清算されなければならない。

プロフィール
<< 2017年11月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
読書状況
ウィッシュ21 冊
積読4 冊
読中78 冊
読了294 冊
読了数 (月別)
  • 12
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
アマゾン検索
タグ
-
ソーシャル
物々交換
アイデア
カウンター
累計2107  今日0  昨日0
since : 2009/05/22

©2007-2017 sunjin_fuuraiのバインダー