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女子大生会計士の事件簿 DX.1 ベンチャーの王子様<女子大生会計士の事件簿> (角川文庫)
タグ Novel カテゴリ:キンドル キンドル 登録日:2016年07月09日 00時13分27秒 2016/07/09
購入:  2016年07月09日 248円 所有
読了:  2017年02月17日 星4つ
"資格試験の予備校TACが発行しているフリーペーパー「TAC NEWS」で連載されていた小説"、「女子大生会計士の事件簿」シリーズ。
ある監査法人に勤める女子大生の会計士・藤原萌実と年上だけど会計士1年目の柿本一麻が監査の中でいろいろな会計に関する謎を解き明かす、というお話し。
小説の中にでてくるものであれば、お堅い会計用語も頭に入りやすいのかな、と思い読んでみた次第です。(そうだ、「女騎士、経理になる」も、そういう意図で読んでいるのだった…)

お話しの中で起こる事件や、不正を暴く手法など、「小説」だから少し盛っているというか、おもしろくするための脚色などもあるのかもしれないけれど、概ね、楽しく読み進みことができました。
裏金っていうのは、基本的に二パターンあるの。入金があるのにないように見せる場合と、出金がないのにあるように見せる場合ね」 (P106)
「売上があったのを内緒にしておけば、その売上代金が裏金になるわね。簿外入金というのよ」 (P108)
この場合は偽の出費を作るの。例えば、本当は出張なんかに行っていないのに飛行機代やホテル代を出したように見せかける〈カラ出張〉とか。そうすれば、その飛行機代やホテル代を裏金として貯めることができるでしょう。こういうのを架空出金 (P110)
帳簿上は出費があるのに、領収書などがないものがあれば、それは架空出金の可能性が高いのである。 (P192)
販管費とは、「販売費及び一般管理費」の略称である。一言で販管費といっても、〈販売促進費〉〈荷造運賃〉〈賃借料〉〈役員報酬〉〈給料手当〉〈退職金〉〈福利厚生費〉〈リース料〉〈通信費〉〈旅費交通費〉〈支払手数料〉〈保険料〉〈水道光熱費〉〈消耗品費〉〈交際費〉などなど……と無数にある。 (P194)
私たちの仕事は不正を暴いたり、悪を懲らしめることでは決してないわ。私たちの仕事は〈企業の発表する数字が正確である〉ということを証明することよ。だから、私たちは確かに裏金を発見したけど、帳簿をちゃんと訂正するかどうかの判断は大伴飲料の人たちがすることなのよ (P290)
私たちは経済の世界に一つしかない鏡なの。企業の良い所も悪い所もそのまま映し出す真実の鏡。鏡は決してしゃべらないし動かない。でも、絶対噓はつかないから、みんな信頼して鏡を見てくれるのよ。だから、これからも鏡をピカピカに磨いていってね、カッキー (P297)
利益は性質的に、新たに経済的価値が発生した場合に認識する。しかし敷金の場合、貸主に預けていたものが返って来ただけに過ぎないので、新たな価値が生まれたわけではなく利益は当然発生しない。 (P740)
未払金とは、既に費用として発生していて、支払額・支払日も確定しているが、期日が未到来のためまだ支払っていないお金のこと。 (P744)
残確とは〈残高確認書〉の略で、得意先に対して売掛金などの残高を確かめるために監査人が発送する書状のことである。 (P895)
減価償却とは、費用配分の原則に基づいて、有形固定資産の取得原価をその耐用期間における各事業年度に配分すること。要は、物は使用したり時間が経ったりすると価値が下がるものだけど、見た目じゃわからない。そこである一定のルールを設けて規則的に価値を下げる(=資産を減らして費用にする)ことを〈減価償却〉という。 (P961)
残確とは残高確認書の略。残高確認書とは、銀行や得意先等に対して会社の預金や売掛金などの残高を確かめる書類のこと。回答は銀行や得意先等から監査法人に直接返送してもらうため、会社の不正等を発見しやすい。 (P971)
「銀行に残確を発送するのは、会社口座の実在性・正確性を確かめるという目的が主だけど、網羅性という目的もあるのよ」 「網羅性??」 「つまり、会社が持っている口座を全て調べ上げるという意味よ。もしかしたら、私たちが知らない口座もあるかもしれないじゃない。だから〈口座番号〉をあえて書かずに送って、銀行にある全ての口座を洗い出してもらうのよ」 (P992)
売掛金とは、〈これから請求できるお金〉のこと。売り上げてからお金を回収するまでの期間、売り上げた側が持つ金銭債権である。一般で言う飲み屋の〈ツケ〉と同じである。 (P1190)
強制評価減とは、時価が簿価に比べて著しく(五〇%以上)下落し回復の見込みがない場合には、損失を出して時価にまで切り下げなければならない、という会計のルールのこと。土地に限らず商品や製品・原材料も同じように価値が低下すればこの〈強制評価減〉をしなければならない。 (P1378)
SPCはスペシャル・パーパス・カンパニー、つまり特別目的会社のことよ (P1554)
「クリエイティブ・アカウンティング?」  僕には初めて耳にする言葉だった。 「日本語で言うと〈利益創作会計〉とでも言うのかしら。あらゆる会計手法を駆使して、違反ギリギリのラインで自分達にとって最も都合のいい財務諸表を作り上げることよ」 (P1782)
「監査の仕事から離れてますます感じることだが、やはり監査人は社会のために仕事をすべきであって、特定の企業のために仕事をすべきではないな」 「そうよね。警察が悪を見過ごせば治安は滅び、政治家が利権と結びつけば政治は滅び、会計士が不正を許せば経済は滅びるのよ。カッキー、よく覚えておきなさい」 (P1791)
時価総額とは〈株価×発行済株式数〉により算出する指標で、その企業をお金に換算するといくらになるか、という市場価格を表している。 (P1883)
株価収益率(PER)とは、株価が企業の利益の何倍で買われているかを示す指標。〈株価÷1株当たり利益〉で算出する。株価が割高か割安かを判断する際に利用し、倍率が大きいほど割高、つまり株式市場で高く評価されていることになる。 (P1885)
ストラクチャード・ファイナンスとは、〈ストラクチャー(仕組み)〉を使った資金調達手法のこと。代表的なものとして〈資産を裏付けとして発行される証券(資産流動化商品)〉などがある。投資家はそのSPC(Special Purpose Company)が発行する証券を買って、配当金をもらう。 (P1888)
優先株とは、配当等を優遇するかわりに議決権は与えないという株式のことである。(商法二四二条) (P1892)
二重責任の原則とは、財務諸表を作成する責任は経営者にあり、監査を実施し意見を表明する責任は監査人にある、という責任分担の原則。つまり、監査人は会社の人と一緒に財務諸表を作成してはいけないのである。 (P1893)
計上 〈認識〉したものを帳簿に記入すること。費用に計上する時は〈落とす〉、収益に計上する時は〈上げる〉とよく言う。 (P2158)

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