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伊藤 桂一
/ 講談社
(2005-07-09) /
1,365円
/ ISBN:9784061984103
ノモンハンの先頭で生き残った旭川の部隊出身3名による戦記。 100%戦闘現場の話で、日々仲間が死んでいく場面ばかり。損耗率9割近い状況で、ギリギリ生き残った人の魂の叫び。 戦術的な話はほとんど無くとも、いかにダメダメな上層部の計画、作戦、戦術だったのかがよくわかる。 戦術的にはほとんど意味のない茫漠の草原で、1万人を近い兵士が犠牲となった。黙祷。
西牟田 靖
/ 情報センター出版局
(2008-09-26) /
1,785円
/ ISBN:9784795848924
沖ノ鳥島 竹島 対馬 硫黄島 小笠原諸島 与那国島 尖閣諸島 日本の国境地帯について、成り立ちの解説と実際にそこに赴いてのレポート。 沖ノ鳥島と尖閣諸島には上陸できなかったけれど、北方領土と竹島には実際に足を運んでいる。 「端っこ」って昔から興味あって、旅行でもよく岬には足が向いた。この本も硬めの政治的な話もあるんだけど、実際にその場に行く苦労話含めなんだか読んでいて楽しくなる。 また色々と旅行に行きたいなあ。
角川 春樹
, 石丸 元章
/ マガジン・マガジン
(2009-11-10) /
1,600円
/ ISBN:9784904598801
「宇宙と通じた」角川春樹のぶっ飛んだ発言が素晴らしい。 「私は地震を止めた」 「3歳の時にUFOを観た」 「ガンなんてすぐ治る」 「私と横尾忠則は宇宙人」 「これから”魔族”との戦いになる」 「暴力を否定するな」 「俺は人類で初めて全脳細胞を覚醒させる」 ハルキ節炸裂! 中盤、散文詩のあたりはちょっとダレる(というか詩に全然興味ないので、よくわからない)のだけど、ラストは再度盛り上がる。 「人間は遊ぶために生きている存在なんだよ」 深い。素晴らしい。 そして、本のタイトル「生涯不良」について ”生涯不良”とは、決して”良”に安住するな、といことだ オトコである。 でも、監督復帰作「笑う警官」はコケちゃったんだよね。残念。
高野 秀行
/ 講談社
(2009-09-02) /
1,470円
/ ISBN:9784062156738
今作もベトナム、奄美、アフガニスタンでUMA(未確認動物)を探す旅。 一応真面目&科学的なんだけど、すぐに目撃者の話に引きずられ、「妖怪かなあ」とか言ってしまう。 客観的に言って「渡航中止勧告」の出ている2008年のアフガニスタンに、わざわざ珍獣を探しに行くというのはかなり間違った方向の努力という気もする(実際、ドキドキするような場面にも出くわしている)けれど、この努力は買いたい。 ここで紹介されている奄美はまだ行ったことがなく、ぜひ行ってみたくなった。
宮台 真司
, 福山 哲郎
/ 幻冬舎
(2009-11-26) /
840円
/ ISBN:9784344981522
その民主党への期待を背負った福山外務副大臣と論客宮台真司の対談。自民党&官僚のなれあい政治がどれだけ日本をダメにしてきたのか、よくわかる。 環境問題、外交問題などの民主党のスタンスもわかりやすく解説。福山の言うことは非常にロジカルで、信頼できる感じ。 現在は小沢問題(検察の問題と言い換えてもいい)もあって民主党への風当たりは強くなった感じ。 でも、自分としてはこの民主党政権で日本が変わる可能性は十分あると思っている。もちろん、国民の絶えざる監視が必要だけど。 来年度予算は時間の無いなか、中途半端な仕上がりだったけれど、2012年度予算はがんばってくれると期待している。がんばれ~
勝間 和代
, 香山 リカ
/ 朝日新聞出版
(2010-01-08) /
1,050円
/ ISBN:9784023304826
勝間和代の訴える 「努力をした方が幸せになる確率が高い」 「無駄な努力をしないで、効率良く目標達成を目指す」 「みんなが利他的な行動をすれば、全員より良い生活ができる」 というのは、その通り。 勝間和代への注文はひとつだけ、 「努力」と「成果」は結びつく場合もあるけれど、全く結びつかない場合も多いし、それが続くと 「がんばってもダメじゃん」 となり、大半の人はそこで折れてしまう。 つまり、がんばり続けることができる強靭な精神力か、ダメだった時に支えてくれる周囲の人のどちらかは必須。 世の中の大半は前者に恵まれず、後者は現在の社会では期待薄。であれば、 「頑張れ」 と言うだけでなく、落ち込んだ時のセーフティーネット整備(例えば内田樹先生のいう「親密圏」構築)をしないと片手落ちになるのでは。 もしかしたらそれは、勝間和代の言う「利他的行動」の中に含まれるのかもしれないけれど、であればその部分だけはもっと強調するのが吉かと。
内田 樹
/ バジリコ
(2010-01-23) /
1,680円
/ ISBN:9784862381606
1.物語のほうへ 邪悪なもののコスモロジー 2.邪悪なものの鎮め方 呪いと言祝ぎ 3.正気と狂気のあいだ 霊的感受性の復権 4.まず隗より始めよ 遂行的予言集 5.愛神愛隣 共生の時代に向かって 印象深かったフレーズは 「正義を一気に全社会的に実現しようとする運動は必ず粛清か強制収容所かその両方を採用するようになる」 「身体的な外傷は時間とともに癒えるが、”暴力的なもの=邪悪なもの”が私たちにつけた傷、”世界には条理があるはずだ”という素朴な信憑を切り裂いたときに開いた傷跡は自然には癒えない」 あとはそのままだと引用しづらいので意訳すると 「”マニュアルのない状況”でいかに適切な行動を取れるか」 「失敗を経験するためにお稽古事をする」 「新たに親密圏を構築するには、”自分も弱者になる”という想像力が必要」 あたりかな。
スティーグ・ラーソン
/ 早川書房
(2009-07-09) /
1,700円
/ ISBN:9784152090485
#第4巻については、原稿は存在するけれど相続の問題もあり、現在のところ出版するめどは立っていないとのこと。
スティーグ・ラーソン
/ 早川書房
(2009-07-09) /
1,700円
/ ISBN:9784152090492
リスベットとミカエルの活躍を読むことができないのは残念だけれども、他の著者の手にかかっても同じ感動は得られないと思うから、しょうがない。
スティーグ・ラーソン
/ 早川書房
(2009-04-02) /
1,700円
/ ISBN:9784152090201
いよいよザラとの対決。 ミカエルとリスベッドのネットを通した文字だけの関係というのも、なかなか面白い設定。
スティーグ・ラーソン
/ 早川書房
(2009-04-02) /
1,700円
/ ISBN:9784152090195
スティーグ・ラーソン
/ 早川書房
(2008-12-11) /
1,700円
/ ISBN:9784152089847
1の下巻は解決編。ある程度読めてはいたけれど、それでも楽しめたし、2への引きも上上。
スティーグ・ラーソン
/ 早川書房
(2008-12-11) /
1,700円
/ ISBN:9784152089830
全3部作(構想では5部作、第4部は遺品のPCに存在するとのこと)のうちの第1部は、古典的な密室ミステリ。 スウェーデン人名は姓が長くて読みにくいのだけど、それを除けば非常に楽しめる良作。 映画も観たくなった。
東野 圭吾
/ 文藝春秋
(2002-02-10) /
570円
/ ISBN:9784167110079
湯川助教授&草薙刑事コンビが活躍する5つの短編集。 1.燃える 2.転写る(うつる) 3.壊死る(くさる) 4.爆ぜる(はぜる) 5.離脱る(ぬける) 2章以降はかなり強引な読みがな。 湯川が犯人の仕掛けたトリックや超常現象もどきをサイエンスで解決する、というお決まりのパターン。無理筋もなく、それでいてちゃんと面白いのはさすが。
池尾 和人
, 池田 信夫
/ 日経BP社
(2009-02-19) /
1,785円
/ ISBN:9784822247232
1.アメリカ金融危機の深化と拡大 2.世界的不均衡の拡大:危機の来し方 1 3.金融技術革新の展開:危機の来し方 2 4.金融危機の発現メカニズム 5.金融危機と経済政策 6.危機後の金融と経済の行く末 7.日本の経験とその教訓 著者のひとり池田信夫氏は切り込み隊長が注目し、よく取り上げている人物で、リフレ派を攻撃する舌鋒は非常に鋭い。 さて、構造改革派とリフレ派の間で激論が交わされているけれど、個人的には構造改革派を応援している。 この本でも指摘している通り、リフレ派は 「原因と結果を取り違えている」 と思われるし、 「まずはお金をジャブジャブまいてデフレ脱却を」 というスタンスは 「フリーランチは存在しない」 という当たり前の現実を無視していると強く思う。
加藤陽子
/ 朝日出版社
(2009-07-29) /
1,785円
/ ISBN:9784255004853
非常に面白かった。 序 日本近現代史を考える 1.日清戦争 2.日露戦争 3.第一次世界大戦 4.満州事変と日中戦争 5.太平洋戦争 日清戦争から太平洋戦争まで、日本はずっと戦争をし続けてきた。この本は、なぜ日本国民が戦争をし続けることを肯定してきたのか、ということを細かな資料をもとに解き明かしている。 ここで指摘されている、 ・第一次世界大戦はかなりの接戦でドイツが勝つ可能性もあった ・松岡洋右が当初国際連盟脱退に反対していた ・陸軍が農民にウケの良い政策を発表し、人気を得ていた ことなどは全く知らなかった。歴史の面白さを教えてもらった感じ。 全ての章が授業1日分に対応しているため、太平洋戦争が薄味になっているところが残念。ここは2回分くらいやって欲しかった。
小幡績
, 神谷秀樹
/ 光文社
(2009-05-15) /
777円
/ ISBN:9784334035051
その後マーケットは順調に回復し、 「金融危機も峠を超えた」 との言説も頻繁に出てきている。しかし、アメリカ、EU、そして日本の状況を見ている限り二番底は来るだろう。 その時にここでいわれているようなことになるのかどうか。蓋然性は高そう。 1.最悪のシナリオは実現するのか 2.借金依存体質に終止符を 3.金融と経営の原点に回帰せよ 4.再生はどこからもたらされるのか 5.生き残るための条件 ただし、介護と教育に活路を見いだすのは難しいかも。どちらも労働生産性が低く、付加価値も低いから。 |
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