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さいはての島へ―ゲド戦記 3
アーシュラ・K. ル・グウィン /岩波書店 (1977-08-30) / 1,944円50 users
読了:  2009年02月07日 星4つ
ゲド戦記の3作目です。徐々に世界が滅びに行くなか、それを阻止しようと旅立つ話です。今までの話同様、魔王みたいな強大で個体としてはっきりした敵がいるわけではなく、忍び寄る影の存在に常に脅かされるような、そんな感じです。僕にこの本を貸してくれた人も、あまりこういうところは好きではないみたい。

アメリカ的なヒーローではなく、どこか達観したような・・・ちょっと不思議な話ですよね。女性だからか、風景描写、街の描写などが緻密で繊細です。街の人々の生活、風景などが目に浮かぶような感じです。また、闇の世界の暗さなども。この表現力を楽しむというのもこの本の一つの楽しみかも。
こわれた腕環―ゲド戦記 2
アーシュラ・K. ル・グウィン /岩波書店 (1976-12-10) / 1,836円59 users
読了:  2009年01月21日 星4つ
2冊目突入。1巻目よりも好きかも。なんというか浦島的なお話です。日常から切り離された場所に連れて行かれ、そこで時間を過ごすが、あるきっかけでそこを出て戻ってくるという感じ。小説なので書けば書くほどネタ晴れになってしまうので書かないけど、儀式の描写、建物や風景の描写はすばらしいの一言です。事件が起きる瞬間までのエネルギーが高まっていく過程が丁寧に描かれているので、淡々としていながら、「早く次が読みたい」という気になりました。

また、前作との間に時間的な隙間があり、間の冒険譚を読者に考えさせるところもいいです。さ、三巻目!
影との戦い―ゲド戦記 1
アーシュラ・K. ル・グウィン /岩波書店 (1976-09-24) / 1,836円83 users
読了:  2009年01月01日 星3つ
評価は自分に役立ったか否か。一般的な評価ではありません。

面白くて一気に読んでしまったけど、この本だけでは評価はなともしようがないかな。

世界設定の細かさはすごいです。それぞれの村などでの生活の様子や、魔法というものもうまく取り込まれた世界観、そして魔法を巡る様々な設定(学校、教育、副作用その他いろいろ)など、想像力を刺激してくれる要素がたくさんあります。何度も出てくる船の描写もそうですね。多く出てくる人との接する場面もそうですね。

ただ、話自体は???となる部分も多少。何度と無く繰り返される影との対決の場面を初めとして、なぜ影のいるところが分かるか?など、考えが追いつかないところがいくつか。何はともあれ、このしっかりした世界観でどのように主人公が活躍をしていくのか、愉しみです。ひょっとしたら、これからの話の展開を見ると、この作品も再評価したくなるかもしれないし。続編物の性ですね。今のところの評価はこれぐらいで。
モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ /岩波書店 (2005-06-16) / 864円658 users
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 文芸作品 登録日:2009年01月01日 21時01分21秒 2009/01/01
読了:  2008年12月31日 星5つ
評価は自分に役立ったか否か。一般的な評価ではありません。

たくさん、本を読んだ2008年ですが、最後の最後にふさわしい作品に出会いました。貸してくれたマイミクのTOMOTINさん、ありがとうございました。

この本は児童文学という体裁で書かれた本ですが、「どんな時代にも読める」という設定、神林長平作品ばりに「時間」という身近な物を扱うSF的展開、そして社会組織のどこにも属さず、自由人として活躍する様は隆慶一郎の時代小説のよう。そして何より、「時間に追い立てられる」時代を風刺した巧みな事件。大人が読んでも十分に噛みごたえ十分なスルメのような小説です。

時間泥棒の男達の口車に乗せられ、「時間を節約」とどんどん忙しく働いていく人々。暇な時間をすり減らし、幸せすら徐々に減っていきます。時間節約をするために便利な道具などを導入しても、暇はなくなりますます忙しくなる。ラジコンなどのオモチャも含め、現代社会に生きる我々にとって「どきっ」とするような場面が続きます。なんのために忙しくするのか?そういう問いが投げかけれている気になります。また、主人公のモモは「ただ聞いているだけ」で、多くの人の問題を解決していきます。これって、現代のカウンセリングの基本そのものじゃないですか?ちなみに、昨年、モテ男養成塾で習った女性との会話法もこんな感じでしたw

そんな小難しいことを考えずとも、単に小説として見ても楽しく一気に没入して読めます。圧倒的な物量で忍び寄る灰色の男達の描写、戦略的に追いつめられていくモモ、一気に形勢をひっくりかえしていくラストシーンなど、エンターテイメントとしても一流です。

35年前の作品なんですよね。この作品を知らずに今まで生きてきたなんて・・・ちょっと恥ずかしいです。

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