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選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)
シーナ アイエンガー / 文藝春秋 (2014-07-10) / 983円84 users
購入:  2015年05月23日 864円 所有
読了:  2017年01月08日 星4つ
わたしたちが「選択」と呼んでいるものは、自分自身や、自分の置かれた環境を、自分の力で変える能力のことだ。選択するためには、まず「自分の力で変えられる」という認識を持たなくてはならない。 (P29)
本当の意味で選択を行うためには、すべての有効な選択肢を分析して、その中から最良のものを選ぶ必要がある。つまり選択を行うには、肉体と同じくらい、精神も活用しなくてはならないのだ。 (P30)
前頭前皮質の発達は、現在進行中の自然淘汰の、きわめつけの例と言える。前頭前皮質は人間にも動物にもあるが、それが脳に占める割合は、すべての種の中で人間が最も大きい。そのおかげでわたしたちは、競合するその他の本能を抑えて「合理的」な選択を行うという、ほかの動物にはない能力を与えられているのだ。前頭前皮質の発達は思春期以降も続くため、この能力は年齢とともに向上する。運動機能の発達が主に幼児期までに、事実をもとにした論理的な思考能力の発達が思春期までに、ほぼ完了するのに対し、前頭前皮質の成長と統合のプロセスは、二十代半ばまで続く。幼児が大人に比べて抽象概念を理解する力が弱く、また特に子どもやティーンエイジャーが衝動にかられがちなのは、このせいだ。 (P31)
動物にとって、肉体の監禁は、存在そのものの監禁だ。これに対して人間は、肉体的に自立していないときでさえ、自由を選び取ることができる。そのためには、選択が何であるかを知り、選択が当然の権利だという信念を持たなくてはならない。わたしたちは物語を分かち合うことで、想像と言語の中で選択を生かし続けることができる。そして肉体的に不可能なときでも、精神で選択を実行する力を、互いに与え合うことができるのだ。 (P50)
制約は必ずしも自己決定感を損なわず、思考と行動の自由は必ずしも自己決定感を高めるわけではない。 (P63)
イギリスの詩人ジョン・ダンは400年前に、いみじくもこう述べている。「いかなる人も孤立した島ではない。いかなる人も大陸の一片であり、全体の一部である」。わたしたちは人間社会という風景の中に、居心地の良い場所を見つけなければならない。言い換えれば、身近な人たちの中のどの位置に立ちたいのか、どこに帰属したいのかをよく考えなくてはならない。自分はどんな集団に属したいのか、どれくらいの規模の集団が望ましいのか? 自分にぴったりの場所に到達するまでに、少し旅をしなくてはいけないかもしれない。だがよく言われるように、「旅は自分を知るよい方法」なのだ。 (P140)
実際、コカ・コーラはいろいろなものを象徴しているが、その一つがクリスマスなのだ。サンタクロースを想像するとき、あなたはどんな姿を思い描くだろうか? 赤い服に帽子、黒いブーツにベルトを身に着けた、太った陽気なおじさんが、赤ら顔に満面の笑みを浮かべているイメージではないだろうか? スウェーデン人画家のハッドン・サンドブロムが、世界中ののどの渇いた子どもたちにサンタクロースがコーラを届けている広告を描くようコカ・コーラ社に依頼されて、このイメージを生み出した。「サンドブロムのイラストが登場する前は、クリスマスの聖人は、青や黄や緑や赤のさまざまな服を着ていた」とマーク・ペンダグラストが著書『コカ・コーラ帝国の興亡100年の商魂と生き残り戦略』(1993年、徳間書店)に書いている。
~中略~
サンタの服がコーラのラベルとまったく同じ色の赤だということに、あなたは気づいていただろうか? それは偶然ではない。コカ・コーラ社はこの色の特許を取得している。サンタクロースは明らかに、コカ・コーラの宣伝マンなのだ。 (P240)
推奨も分類も、難しい決断を下そうとするときに役立つ機能だ。なぜなら次の二つの点で、賢明な選択を下す助けになるからだ。第一に、専門家や群衆の知識を借りることで、判断を下しやすくする。そして第二に、かれらの知識に学ぶことで、助けをかりない場合よりもずっと早く、自分の専門知識を構築できるのだ。ほかの人がどんなものを高く評価し、どんなものを重視しているかを学ぶことで、分野の全体像を俯瞰してとらえることができる。万事に精通することはもちろんできないが、専門家の知識を借りて懸命に選択する方法を学ぶとともに、選択がどういうものであるかを深く理解することで、選択を行うプロセスに精通することはできるのだ。 (P305)
ギリシャの叙事詩『オデュッセイア』は、社会の秩序を乱すいたずら者として描かれる英雄、オデュッセウスの物語だ。オデュッセウスは、10年におよぶトロイ戦争で激戦の末にギリシャを勝利に導き、故郷に向けて針路を取る。だがさまざまな試練に襲われ、故郷にたどり着いたのは、さらに10年後のことだった。このようにして「オデッセイ」という言葉に、長い冒険旅行という意味が与えられた。 (P363)

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