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読書をつづる〔書評と引用〕 by ぼん・ぼやーじゅ
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カテゴリ 読書 購入 所有 お気に入り 41 - 50件目 / 289件
ブレイン・ルール [DVD付き]
購入:  2014年07月10日 2,268円 所有
読了:  2014年11月04日 星3つ
脳の重さは、たいていの人では体重の約2パーセントにしか相当しないが、体のエネルギー総使用量の約20パーセントを使っている。体重比よりもおよそ10倍も多い。だから脳がフルに働いているときには、大腿四頭筋を必死に鍛えているときよりも、組織の重量あたりいっそう多くのエネルギーを使っているのだ。実際のところ、人間の脳は、いっときにニューロン(神経細胞)の2パーセント以上を同時に活動させることができない。これ以上活動させると、供給されるグルコースがあっという間に使い果たされ、気を失ってしまう。脳が大量のグルコースを必要としている。---そして大量の有毒な有毒な廃棄物を出している--- というように聞こえたなら、それはずばり正解だ。つまり脳は、大量の酸素が溶け込んだ血液を必要とすることになる。脳は、ほんの数分のあいだに、どれくらいの量の栄養と廃棄物を出し入れするのだろう? 次の統計値を見てみよう。人間の生活に必要な三つのものが、食べ物と飲み水と新鮮な空気だ。ところが、生存に対して時間的尺度でどう影響するかは、それぞれ大きく異なる。食べ物なしでも一週間くらいは生きられる。でも脳の活動量はとても活発なので、酸素なしでは五分といられない。これを超えると、一生残る深刻な損傷を負ってしまう。酸素を運ぶこの血液の配送システムは、健康な脳においてもさらに改善できる。そこに運動が関係してくるのだ。 (P30)
引用コメント 運動しなくちゃ!
ルール1〔まとめ〕~運動:運動で能力がアップする~
・人間の脳はあるくようにできている --- 1日20キロメートル!
・思考力を高めるには、とにかく歩け。
・運動によって脳に血液が送られ、エネルギー源となるグルコースと、余った有害な電子を吸収する酸素が運びこまれる。また、ニューロンの接続を維持するタンパク質が刺激される。
・有酸素運動を週に2回するだけで、一般的な認知症に係るリスクが半減する。アルツハイマー病にかかるリスクは60パーセント下がる。 (P40)
引用コメント 歩こう。とにかく歩こう!
DNAの証拠はたしかに役に立ち、人類は、1000万年から700万年のあいだにアフリカからやってきたという強力な証拠はある。これ以外のことはほとんどすべて、気難しい専門家たちがどこかで議論中だ。 (P46)
引用コメント なるほどぉ...
ついに人類は、アフリカを次々と離れていった。わたしたちの最初の直径の祖先、ホモ・サピエンスたちが旅に出たのは、ほんの10万年前のことだ。そうして4万年前になると、信じられないことが起こった。彼らはとつぜん、絵画や彫刻をたしなみ、美術品や宝石細工を作りはじめたようなのだ。こうした変化がなぜとつぜん起こったのかはだれにもわからないが、たしかに非常に大きな変化だった。その3万5000年後には、ピラミッドを建設していた。それから5000年後には、ロケット燃料を作っている。 (P47)
引用コメント 1000万年もの人類の長い歴史からすると、文明の発達はほんと最近になって一気に、急激な進化を遂げた... そして今もそれが進行中なんだな。
脳は、詳細よりも意味を先に処理する。要点、つまりは中心概念を先に提示するのは、喉の渇いた人に大きなコップに入った水を差し出すようなものだ。それに脳は階層的な構造を好む。一般的な概念から始めれば、自然と、階層的な構成にしたがって内容を説明することになる。だから一般的なアイデアを先に示すべきだ。そうすれば相手の理解力が40パーセントも向上することがわかっている。 (P120)
引用コメント う~ん...
脳はひとつずつ順番に処理をする器官なので、一時に二つのことに注意することはできない。職場でも学校でもマルチタスクがよしとされるが、研究の結果からは、マルチタスクを行うと生産性が下がりまちがいが増えることが明らかにされている。日中、じゃまが一切入らない時間帯をもうけてみよう。 (P124)
引用コメント 一度にあれこれ手を出すのはやめよう。一つのことに集中すれば最大限の効率化が図れるのかも。
ルール4〔まとめ〕~注意:人は退屈なことには注意を向けない~
・注意を向けるための脳の「スポットライト」は、一時にひとつのことにしか焦点を合わせられない。マルチタスクはできない。
・できごとの詳細を記録するよりも、そこにあるパターンを認め、意味を要約するほうが上手にできる。
・感情がゆさぶられると、脳が学習しやすくなる。
・10分たつと聴き手の注意はどこかに行ってしまう。それでも、体験談を話したり、感情をかきたてるできごとを挟むと、聴き手の心をとらえておける。 (P125)
引用コメント 詳細よりもパターン化や意味の理解が重要。それが自然にできるようなスキルを意識して身につけたい。
体験談や感情をかきたてる話題で聴き手の心を通常より長くつなぎとめておけるというのは、要は如何にして“共感”を呼び起こさせることができるかということであると思う。
記憶を何度も反復するほど、頭に残る可能性が高くなった。今では、反復の間隔こそ、一時的な記憶をより持続的なものに変えるための重要な要素だとわかっている。間隔をおいた学習のほうが、集中的な学習よりもはるかに優れているのだ。 (P132)
引用コメント 自分はTOEICスコアアップのための英単語やイディオムの記憶にこの方式を取り入れています。(専用のツール、スマートフォンアプリ等を活用しています。)
記憶には少なくとも二種類ある。意識的な気づきにかかわる記憶と、そうでない記憶だ。この二種類の区別が徐々に変化して、陳述できる記憶と陳述できない記憶という区別に発展していった。陳述記憶とは、「このシャツは緑色だ」とか「木星は惑星である」とか、さらには単語のリストのように、意識的な気づきのもとに思い出される記憶だ。非陳述記憶とは、自転車に乗るために必要な運動技能のように、意識的に思い出されることのない記憶だ。 (P133)
引用コメント 感覚的には誰もが理解している内容。言葉で説明するとこのようになるんですね。
「コード化の質」とは、じつのところ、ある情報に通じる入口につけるノブの数を意味している。学習の瞬間にノブをたくさん取りつけるほど、後日、その情報にアクセスしやすくなる。取りつけるノブは、内容やタイミングや環境を軸にして回転する。 (P151)
引用コメント いわゆる「引き出しの多さ」に通ずるものがあるのだろうか?!
提示された情報の意味について学習するほど、コード化がより精緻に行われる。この原則はあまりに明白なので、ついうっかりと忘れられがちだ。大事な点はここにある----ある情報を脳の記憶システムに送りこもうとしているときには、その情報の意味をはっきりと理解していなければならない。だれか別の人の脳に情報を送り込もうとしているのなら、その受け手が情報の意味を理解していなければならない。 (P151)
引用コメント 意味を理解していない(又は理解しきれていない)表面的な情報は脳に記憶として定着しない。英単語の丸暗記などもそうだと思う。時間はかかっても語源や文法、派生語との関連性まで含めて意味を理解したほうが実践的な記憶と成りうることを過去の体験から実感している。
わたしたちは、新たな情報をコード化する際、新旧二つの入力を比較して類似性と相違点を探す。事例を提供することは、認知の面でドアにより多くのノブをつけることに似ている。事例を提示すれば、情報はいっそう精緻で複雑なものになり、よりうまくコード化され、したがって学習がしやすくなる。 (P153)
引用コメント これも過去の実体験からよく理解できる。通り一辺倒な説明よりも具体例や体験談などを示されたほうが、話の内容が視覚化されて理解も深まる。
ルール5〔まとめ〕~短期記憶:繰り返して覚える~
・脳には多くの種類の記憶システムがある。そのうちのひとつが、コード化、貯蔵、検索、忘却という4つの処理段階をたどる。
・脳に入ってきた情報は、ただちにばらばらに分けられ、大脳皮質のそれぞれ異なる領域へと送られ貯蔵される。
・学習したものがそのままおぼえられるかどうかを左右するできごとのほとんどは、学習の最初の数秒に起こる。この最初の瞬間に記憶を精緻にコード化すればするほど、記憶は強固になる。
・最初に情報を脳に入れたときの環境を再現すれば、それをおぼえていられる可能性が高くなる。 (P157)
引用コメント 最初が肝心、そして繰り返すべし。
ルール6〔まとめ〕~おぼえてなお繰り返す~
・ほとんどの記憶は数分以内に消えてしまうが、こわれやすい期間を生き延びた記憶は、時間とともに強化される。
・長期記憶は、海馬と大脳皮質のあいだで双方向に交わされる会話をつうじて作られる。最後には海馬が大脳皮質との関係を絶ち、記憶が大脳皮質に定着する----こうなるまでに何年もかかることがある。
・脳は、現実のおおよその姿しか見せてくれない。なぜなら、脳は、新しい知識を過去の記憶と混ぜ合わせ、ひとつのものとして一緒に貯蔵するからだ。
・長期記憶をもっと信頼できるものにするには、新しい情報を徐々に組み入れ、時間の間隔をあけて繰り返すといい。 (P192)
引用コメント 長期にわたって定着している記憶は、数々の難関や条件を乗り越えて今にある。中には自然と運良く(運悪く:トラウマ的なもの等)条件をクリアして今も残る記憶となっているものもあれば、繰り返し、また定期的な間隔で記憶を呼び戻す努力によって長期記憶とすることができたものもある。
ストレスが学習に与える影響は、日常生活にも認められる。ストレスのある人は、計算がすらすらできない。言葉がうまく出てこない。短期記憶でも長期記憶でも、記憶力が低下する。ストレスのある人は、ストレスのない人と比べて、学んだ内容を一般化したり新しい状況に当てはめたりできない。ストレスのある人は集中できない。ほとんどどのような検査でも、慢性的なストレスがあると学習能力が損なわれている。高いストレスレベルにある成人は、ストレスのレベルが低い成人と比べて、一定の認知力テストの結果が50パーセント低いことが研究で明らかになった。とりわけ、陳述記憶(言葉で表現できる記憶)と実行機能(問題解決にかかわる種類の思考)が損なわれる。もちろんこれらは、学校や職場で求められる能力だ。 (P229)
引用コメント ストレスは敵だ! どんなことも受け止め方次第という側面もあるので、小さいことにくよくよせず、ストレスを溜め込まないようにしよう。生きて、日常生活を送っている以上は、楽しくなければ意味がない。人生を楽しもう! その逆は無意味だから。
ルール9〔まとめ〕~感覚の統合:より多くの感覚を刺激する~
・わたしたちは、あるできごとについての情報を感覚をつうじて吸収し、それを電気信号に変え(視覚でとらえたものや、聴覚から来るものなど)、脳のなかの別々の部分へと分散して送り、起こったことがらを再構築し、ようやく、そのできごとを全体として知覚する。
・脳はこれらの信号をどう組み合わせるのかを決めるにあたり、過去の体験にたよるようだ。したがって、二人の人が、同一のできごとをかなりちがうように知覚することがある。
・わたしたちの感覚は、連動して働くように進化した。たとえば視覚が聴覚に影響するように。だから、複数の感覚を刺激すればもっとよく学習できる。
・においは記憶を呼び戻す独特の力をもっている。それはたぶん、においの信号が視床を迂回して目的地に直接向かうからだろう。その目的地のひとつが、扁桃体とよばれる感情の管理人だ。 (P282)
引用コメント 日常生活において五感をフルに活用しよう。感覚は連動している。視覚が聴覚に、又それ以外の感覚も刺激を受けることが他の感覚を呼び覚ます、きっと脳が活性化されることによる好影響だろう。
ルール10〔まとめ〕~視覚:視覚はどんな感覚も打ち負かす~
・視覚は、ほかのどの感覚よりも勢力が強く、脳の資源の半分を使っている。
・わたしたちが見るものは、脳がわたしたちに見せているものにすぎず、100パーセント正確とはかぎらない。
・視覚の解析は、多数のステップをふんで行われている。網膜が光子を集めて、小さな映画のような情報の流れを組み立てる。視覚野がこれらの流れを処理し、ある領域では動きをとらえ、別の領域では色をとらえる。最後に、情報を再度組み合わせて、使えるようにする。
・学習や記憶がもっとも進むのは、絵を使う場合だ。文章や口頭で伝える場合ではない。 (P308)
引用コメント 仕事でもプライベートでもパソコンの画面を見る時間が多いので視野が狭まってしまっているが、意識してもっと広い範囲を見渡すようにしよう。視覚への良い刺激が、脳を活性化し、他の感覚との連携から身体全体をもベストコンディションに引き上げてくれるものと考えられる。
一流の人に学ぶ 自分の磨き方
購入:  2013年12月27日 1,575円 所有
読了:  2014年08月11日 星4つ
・一流の人は刷り込みの修正を2つの方法で行う。セルフトークとイメージトレーニングだ。●自分に語りかける言葉を二流のレベルから一流のレベルにグレードアップする。ポジティブなセルフトークのフレーズを用意して、自分に変化が起こるまで毎日それを繰り返す。●心の画像の力をフルに活用する。ポジティブなイメージトレーニングを実行して、思いどおりに物事が展開するように工夫する。【P.26】
・一流の人はセルフトークとイメージトレーニングから意識変革を始める。彼らは「必ずできる」と絶えず自分に言い聞かせ、自分が課題を成し遂げている姿を思い描く。その様子は「ポジティブな自己洗脳」と読んでもいいし、単に「自己暗示」と表現してもいい。【P.29】
・一流の人は自分が他人と比べて有能かどうかではなく、自分がどの分野でどのように能力を発揮できるかを考える。この習慣は自己イメージを飛躍的に高める。一流の人にとって、高い自己イメージは成功の基盤である。彼らは自分を高く評価している。この自信が彼らを一流のレベルに引き上げ、仕事と人生に対する姿勢に影響を与え、ビジョンの大きさを決定する。一流の人は、自己イメージの力を活用すれば、どんな夢でもかなえられると考えている、高い自己イメージをつくりあげるために、彼らは絶えずセルフトークとイメージトレーニングを活用する。【P.30】
・一流の人は仕事で充実感を得る。彼らは自分の大好きなことを見つけ、能力を最大限に発揮する。つまり、行為の結果ではなく、行為そのものから充実感を得るのだ。【P.38】
・二流の人はプレッシャーを驚異とみなして心身ともにがちがちに緊張する。一流の人は「この状況は生死に関わることではない」と自分に言い聞かせ、平常心を保つことを心がけている。一流の人に共通するこのセルフトークは、誰でも簡単に実行することができる。しかし、二流の人はめったにそれを実行しない。【P.55】
・自分の目の前にいるのが一流の人かどうかを識別する最も簡単な方法は、その人の言葉に耳を傾けることだ。一流の人の口癖は「やればできる」である。【P.56】
・状況が厳しくなると、二流の人は目標の達成を断念するが、一流の人はそこから本格的な戦いを開始し、潜在能力を存分に発揮する。苦しみが始まったとき、二流の人は「なぜ苦しまなければならないのか」と疑問に思い、答えを見つけられずに挫折する。一流の人は同じ問いを自らに投げかけ、「ビジョンを実現するためだ」と答える。全力をかけて戦うだけの理由があることがわかれば、モチベーションを飛躍的に高める。これが一流の人と二流の人の決定的な違いだ。【P.92】
・一流の人は「人生は短いから今がチャンスだ」と絶えず自分に言い聞かせている。【P.98】
・求めるべきものは成功ではなく充実感である。なぜなら、充実感を得ることができれば、成功はたいていあとについてくるからだ。その典型的な例が、一流の人の仕事に対する姿勢だ。彼らは仕事が大好きである。仕事が単に好きというのではなく大好きなのだ。この違いはたいへん大きい。仕事が大好きであることが、充実感を得るための必要条件だ。充実感が得られれば、成功することはたやすい。充実感は成功を引き寄せる磁石のようなものだ。【P.102】
・一流の人は現状を打開するために新しいアイデアを絶えず探し求める。彼らは何をするにも、より便利で、より速く、よりよい方法があると信じ、創造性を発揮してその発見に努める。創造性を発揮する方法の1つは、さまざまなことに興味を抱いて観察力を養うことだ。一流の人は、自分と無関係な分野での発見が問題の解決に役立つことを知っている。彼らが新しい発見をするのは日ごろ観察力を養っているからで、二流の人より賢いからではない。【P.109】
・一流の人は間違いを犯しても軌道修正できることを知っている。たしかに決断の過程で情報を収集することは重要だが、結果に全責任を持つから過度に情報を収集する必要がない。すべての決断が賭けであることを理解し、速やかに決断を下す能力を身につけることが、優秀なリーダーの条件である。一流の人は恐怖に屈せずに決断を下す自信を持っているから、プレッシャーがかかる状況でも人々をうまく導くことができる。地位が高ければ高いほど、リーダーは強い自信を持っていなければならない。優秀なリーダーに不可欠な資質は、勇気と自信、それに自分の決断の結果に進んで全責任を持つ姿勢である。【P.112】
・一流の人は、複雑に見えるプロセスを単純化することに価値を見い出す。二流の人は、複雑なことほど価値があると考えるので、ますますわけがわからなくなる。一流の人は思考、哲学、習慣を絶えず単純化しようと努める。それによって物事の道理がはっきり見えてくることを知っているからだ。【P.118】
・天才とは、複雑なことを単純化する能力のことである。C.W.ツェーラム(ドイツの考古学者)【P.119】
・一流の人にとって成功とは、ビジョンに向かって前進することだ。目標を達成すれば、彼らはそれを祝うが、本当の成功とはお金や所有物を得ることではなく、目標に向かって邁進することだと理解している。【P.120】
・一流の人のモットーは規律を重んじることだ。規律の有無が一流の人と二流の人を分ける。規律とは、どんな状況でも自分を律することだ。自分を律することで自信がつき、自尊心が高まる。そしてその自信と自尊心が、「その気になれば、何でもできる」という信念につながる。それは一流の人の習慣になり、習慣を通じて信念が現実に変わる。【P.126】
・人々の最大の恐怖の1つは、人前で話すことだ。人前で恥をかくことに対する恐怖は二流の人にとって耐えがたく、彼らはそういう機会をできるだけ避ける。一流の人は人前で話すことの重要性を知っているから、その恐怖と向き合っているうちに人前で話すことが得意になる。【P.129】
・一流の人は、ビジョンを実現するためには、「どうやって」ではなく「なぜ」にこだわる必要があると考える。どうやって目標を達成するかは誰かが知っているから、その人に教えてもらえばいい。本当に大切なのは、自分がなぜその夢や目標を実現したいのかということだ。その欲求の強さが、夢を追い求める原動力となる。【P.142】
・一流の人は人前で話すことによって、人々を説得し影響を与える。彼らが人前で話すことによって人々を指導し支援を取りつけることができるのは、二流の人が人前で話すのを恐れるからにほかならない。つまり、総人口の95%は人前で話す勇気と才能に畏敬の念を抱くので、人前で臆せず上手に話せる人に感銘を受けて信頼を寄せるのだ。一流の人はこの心理を熟知しているから、人前で話す技術の習得に全力を尽くす。たとえ内気な性格でも、恐怖を乗り越えて人前で話せるように努力する。その技術を習得しなければ、一流のレベルに達しないことを知っているからだ。人前で話す技術を身につけると大きな自信につながり、どんなに多くの人の前でも落ち着いて話せるようになる。【P.157】
・一流の人の心の持ち方をひと言で表現すると、コミットメントである。二流の人が戦いで心身ともに疲弊しているとき、一流の人は「戦いはまだ始まったばかりだ」と考える。疲れていないのではなく、夢をかなえるというコミットメントに徹しているのだ。【P.211】
・心が愛にあふれていれば、許すことは簡単にできる。自分を傷つけた人を許すことは、心の平和につながる自分への最高の贈り物である。【P.222】
・一流の人は人間が感情の生き物だと見抜いている。だから相手に重要感を与えるように工夫する。人はみな身分や地位に関係なく自分が重要な存在であることを感じたいと思っていることを知っているからだ。一流の人はそれを手伝うことによって人々の心をつかみ、成功を収める。【P.228】
人に強くなる極意 (青春新書インテリジェンス)
佐藤 優 / 青春出版社 (2013-10-02) / 905円562 users
購入:  2014年06月15日 905円 所有
読了:  2014年08月05日 星3つ
・もし「最近どうも自分から友達が離れていってるな」とか、「あれ、そういえばなんで俺は最近一人が多いんだ?」と気がついたら、まず自分が感情を抑制できているかどうかを振り返ってみてください。そして何か心当たりが少しでもあるなら、カウンセラーでも精神科医でもいい、専門家のところに駆け込むこと。こういうところに行くのは抵抗がある人は多いかもしれませんが、これからのビジネスパーソンのメンタルヘルスを考えた時、専門家に客観的なアドバイスをもらうのは生き残っていくうえで非常に大切な手段。実際、欧米などでは精神科医やカウンセラーを持っているビジネスパーソンがたくさんいます。その際に大切なのは、精神科医の場合は自分の話をちゃんと聞いてくれる相手を選ぶこと。なかにはちょっと診察して薬だけ出して、という医者もいます、自分のことをよくわかってくれて、客観的なアドバイスをしてくれる専門家を身近に持つことです。【P.43-44】
・怒りが湧いてくることは人間ですから当然のこと。その怒りと上手につき合う。その知恵がビジネスはもちろん、人生を大きく左右するのです。【P.47】
・つまり、びびらないためには相手や対象を知り、相手の本質や意図を見極めることが重要です。外交の世界では「相手の内在的論理を知る」という表現をします。相手の価値観はどのようなもので、どんな意図と論理で行動しているのか。それがわかれば、相手が何をいおうがどんな威圧をしてこようが、冷静に対応できる。【P.56】
・ですから、もし皆さんの周りにびびってしまう相手がいたら、そんな時ほど相手をよく見ることです。怖がって目をそらして無視することが一番いけない。そうすると相手が見えなくなり、見えなくなるからこそますます恐怖感が大きくなる。【P.57】
・相手を知ること、相手の「内在的論理」を知ることで、僕らはむやみにびびることがなくなります。そのためにも、いま自分がびびっている相手にこそ、目をそらさず向かい合うことが大切です。【P.59】
・不安になったりびびったりすると何が一番いけないか。冷静な判断ができなくなってしまうのが一番よくない。(中略)相手を不安にさせて購買意欲を煽る現在の消費社会では、つねに自分が何に対してびびっているのあを意識するとともに、それが仕掛けられたものでないかを検証することが肝要です。【P.61】
・一見、関税障壁を撤廃するというTPPは自由貿易の象徴であるかのようですが、本質は全く違う。米国の狙いは、中国の台頭をもはや一国で抑えることは難しいため、日米軍事同盟、米豪軍事同盟、米ニュージーランド軍事同盟をひとまとめにして、それをかぶせる経済体制をつくりたい。これがTPPの本質であり狙いなわけです。ですからTPPとは自由貿易ではなく、ブロック経済の復活というのがその本質です。経済協力の体をなしながら、本質は同盟なのです。ですからこの枠組みから日本が外れることはまずありません。【P.70】
・私たちの社会には必ず何らかの階層があり、そこで這い上がっていくにはそれなりのルールや評価体型、制度があります。社会というものが本質的にそういうものである限り、私たちはマインドコントロールから完全に自由であることは難しいかもしれません。ただし、そういうものにどっぷりと浸るのではなく、引いた目線でそのカラクリを認識しておく。どこか冷めた目で世の中を客観視し相対化することが大事です。そういう目線を持っていれば、極度に自分を飾ろうとする意識も多少和らぐのではないでしょうか。優劣意識から離れてしまえば、知らないことを知らないといえるようになる。飾らず、ありのままの自分をさらけ出すことに抵抗感もなくなってくるはずです。【P.81-82】
・仕事のうえでは自分を飾らずに、わからないことはわからない、知らないことは知らないと正直にいう。できることとできないことを自分の中で明確にしておく必要があります。成長できる人は、自分の周りにいざという時に助けてくれる人をたくさん持っている。自分の部署だけでなく、他部署にまで相談やお願いをできる味方がいるかどうか。なぜそういう味方がたくさんできるかというと、そういう人は変に自分を飾ったり、大きく見せようとしたりしません。「僕はこれがわからなくて、○○さん教えてください」とか、「○○さんの力がどうしても必要です」とか、上手に甘えることができる。人は他人から頼られて悪い気はしません。それを突っ張って自分を実力以上に見せようとしていては、味方になってくれる人も敵に回してしまいます。【P.86】
・相手が大物であればあるほど、こちらの嘘や飾りなどは見抜かれてしまいます。飾らないで素のままの自分で勝負する-。それができるかどうかが大きなポイントです。【P.91-92】
・多くを語らずとも、お互いのリズムで仕事がこなせる、そんな関係が増えれば自ずと仕事もこなせるようになるし、黙っていても信頼されて一目置かれるようになるはずです。仕事ができない人や実力のない人に限って、物事を複雑に考える。自分で大きく見せようと飾り立てたり嘘をつく。するとますます状況が複雑になっていく。そういう人は結局信頼を失い、仕事も人も失っていきます。約束事やルールを少なくすること、シンプルにすること、ビジネスにおいてはそれが自分を飾らず、嘘をつかず、心地よいリズムで仕事をするための必要条件です。【P.93-94】
・結局、飾らない力を得るには、自分が何者であるかを明確にするということに尽きると思います。人間としての根っこがどこにあるのか、国や民族、故郷や家族、信条や哲学・・・。あなたにはその軸がありますか? 軸がはっきりしているからこそ、虚と実のはざまでどんなに揺れ動いても、飾らない自己、飾らない関係をつくることができる。(中略)みなさんの根っこがどこにあるか、ぜひ自分に問いかけてみてください。【P.95】
・「侮り」の対極にある言葉は「畏れ」。目に見えないもの、形に現れないものをリスペクトする気持ちです。現代人は、この「畏れ」の感覚を決定的に失ってしまいました。特にIT社会、デジタル化が進んでいっそう顕著になった。【P.118】
・最近の株にしてもFXにしても投資というよりは投機。本来、投資というのはその企業が中長期的に成長すると見込んで買うことであり、業績が上がったらその株の配当金をもらう。その配当金を目的にするのが本来の投資であるはずです。ところが実際はどうか。配当金ではなく株式そのものの譲渡金を狙って買い、株価があがればすぐさま売って利益を得る。あるいは売りから入って株価が下がったところで買い戻す。この一連の行動のどこが投資なのでしょうか? 極端にいえば、株価が思うように動くならどんな会社の株だっていいわけです。あきらかに投資ではなく投機でしょう。【P.160-161】
・「一生懸命」という言葉がありますが、もともとは「一所懸命」。かつての封建社会は土地が中心ですから、武士から与えられた土地に何代も根をおろして頑張る。つまり一カ所に命を懸けるという意味で、「一所懸命」という言葉が生まれたのです。それが明治以降は、土地に命を懸けるのではなく個々人が自分の一生という時間に対して頑張る、命を懸けるという意味に変わってきた。それで「一生懸命」になった。頑張ることの意味と対象が変化してきたことが、この言葉に如実に表れています。【P.184】
・仕事というのはつねに時間軸とセットで考えなければいけません。1週間、1ヵ月の時間の流れの中で、どの仕事をいつまでにこなすか。逆にいつから手をつければ大丈夫なのか、はっきりつかんでおくのです。「仕事の遠近感」と言ってもいいでしょう。それが見えている人は、たくさん仕事を抱えてもアタフタせず淡々とこなしていける。目の前にあるものをただがぶしゃらにやるという人は仕事の座標軸、時間軸がないのです。【P.192】
・判断が速いというのは、思いつきをすぐに口にすることとは違う。とくに、上に立つ人は思いついたことをすぐに口に出してはいけない。一回頭の中で考えてから公言する。そのためにも、常にいろいろな状況を想定して、「こうなったら、こう対応する」というシミュレーションをしておくことです。【P.197】
ゼロ秒思考  頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
赤羽 雄二 / ダイヤモンド社 (2013-12-20) / 1,512円743 users
購入:  2014年06月09日 1,512円 所有
読了:  2014年07月02日 星5つ
・イメージや感覚を言葉にしようとする回数を重ねていくと、それほど抵抗なく形にできるようになる。言葉にすることの躊躇がなくなってくる。すっと書けるようになる。意外に苦労せずに書いたり話したりできるようになり、相手の気分を損なわずに伝えることができるようになる。ここまできて、ようやく本当の意味で「言葉に慣れてきた、言葉を使える」という段階に近づく。食事したりテレビを見たりできるように、言葉を自然とうまく使えるようになる。気兼ねしすぎて頭や感受性を麻痺させていた状態から大きく踏み出したことになる。【P.23】
・そこで、お勧めなのは考えをすべて書き留めることだ。考えのステップ、頭に浮かんだことを書き留めると、堂々巡りがほぼなくなる。単純に感情をぶつけるようなことがなくなる。書き留めたものが目の前にあると、自然にもう一歩前に進む。苦労せずに考えが進んでいく。誰でもだ。~(中略)~ 考える際に言葉を選ぼうとしすぎると、思考が止まってしまう。それよりは、浮かんだ言葉をあまり深く考えず、次々に書き留めていくほうがずっといい。「それができたら苦労しない」と思っている人、苦手意識のある人も多いようだが、実はむずかしくない。やると決めたら割とすぐできる。ちょっとした慣れの問題だ。この本を読み終わるまでに、必ずある程度以上できるようになっている。頭がいくらでも動くようになる。【P.37】
・「メモ書き」は、こわばった頭をほぐす格好の柔軟体操であり、頭を鍛える手軽な練習方法だ。頭に浮かぶ疑問、アイデアを即座に書き留めることで、頭がどんどん動くようになり、気持ちも整理されるようになる。自意識にとらわれ悩むこともなくなっていく。「メモ書き」により、誰でも、この境地にかなり早く到達できる。自分でも驚くほど頭の回転が速くなる。具体的には、A4用紙を横置きにし、1件1ページで、1ページに4~6行、各行20~30字、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。したがって毎日10分だけメモを書く。【P.60】
・「メモ書き」は、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。時間はわずか10分だ。費用はかからず、頭や感情の整理に即効性がある。~(中略)~ メモ書きを3週間から1ヶ月続けると、頭にどんどん言葉が浮かぶようになる。メモに書くよりも早く、言葉が湧いてくる。1か月前にはもやもやとしていたものが、言葉が明確に浮かび、アイデアが続々と出てくるようになる。頭の速さに手の動きがついていけず、もどかしく思いながらアウトプットし続けることになる。さらに数ヶ月続けると、瞬間的に全体像が見えるようになり、「ゼロ秒思考」に近づいていく。ものによっては、瞬間的に問題点が見え、課題が整理でき、答えが見えてくる。この変化には、性別、年齢、経験を問わない。【P.63】
・メモに書くことで、もやもやした思い、懸案事項、考えも整理される。頭がすっきりする。もやっとした思いを言葉に直し、手書きし、目で確認することで、メモが外部メモリになる。そうすると、驚くほど頭の働きがよくなる。そう、人間の頭はそれほどキャパがあるわけではないので、何かに気を取られるとうまく動かないのだ。頭がうまく動くようになるだけではなく、なんとなく考えていたこと、なんとなくできていたこと、すなわち「暗黙知」がはっきりと形になる。つまり「形式知」化する。そうか、こうやって自分はやっていたのか、ということを初めて認識する。【P.65】
・人間の頭は心と切り離せないため、心が乱れると頭がうまく働かないのだ。堂々巡りをしたり、あと一歩のところで戻ったり、決めかねたりする。それがストレスでさらに頭が働かなくなっていく。【P.66】
・人間の能力は、本来相当のものだ。「何かしないといけない、何かのルールに従わないといけない、格好つけないといけない」と思うと、途端に働かなくなってしまう。賢く振る舞おうとするからブレーキがかかる。私がお勧めするメモ書きは、「格好つけなくてもいいんだよ、頭に浮かんだままはき出せばいいんだよ」というメッセージを毎日10回以上自分に言い聞かせ続ける効果があるのかもしれない。【P.99】
・思いついたこと、気になること、疑問点、次にやるべきこと、自分の成長課題
腹が立って許せないことなど、頭に浮かんだことは何でも書く。頭に浮かんだそのまま、フレーズを書き留める。人に見せるものではないので、タイトルでも本文でも、嫌いな人の名前もぼかさずそのまま書く。すべて具体的に書けば書くほど、焦点がぶれずに書ける。遠慮は禁物だ。ストレートに書くことで、ゴミを部屋の外に掃き出すようにすっきりする。心の中を整理整頓し、自分が何を悩んでいるのかはっきり見すえることで、悩みも大幅に減る。【P.101】
・メモは、毎日10ページ書くことをお勧めしている。1ページ1分で書くので、毎日10分程度しかかからない。しかもまとめて書くのではなく、思いついた時にさっと書く。思いついたその瞬間に書き留めることで頭の働きをよくし、発想をさらに刺激するので、後でまとめて書こうとはしないほうがよい。そもそも、何を思いついたのか忘れてしまうし、書き留めておくのであれば、メモ1ページをさっと書いてしまったほうがよいという考え方だ。【P.107】
・メモは、書いた直後に2~3秒推敲する。書き終えた瞬間に前の行を見る程度でもよい。追加したい言葉があれば、躊躇せず吹き出しで入れる。ただ、慣れてくると、あまりこういう時間は必要なくなってくる。ぱっと思いついた瞬間に言葉がきっちりと浮かび、それほど過不足なく書けるようになるからだ。このメモ書きに慣れれば、常に大事なことから書いており、具体的な内容なので、メモの推敲はほとんど必要ない。後で見ても、誰が書いたのかと思うほどの立派な内容に気づく場合もある。一方、メモを元にしてパワーポイント資料等にまとめる時は、当然推敲も入ってくる。その時は、書いたメモを見ながら、パワーポイントで最適の表現を探っていく。もう一つ大事なのは、メモは思いついたその場で直ぐに書くことだ。夜寝る前にまとめて10ページではなく、原則、思いついたその瞬間だ。何かが気になったその時、忘れる前に書き留める。このやり方が一番新鮮な気持ちで書くことができる。アイデアとは一期一会なのだと考えている。頭の中に浮かぶアイデア・懸念との出会いは二度とないかもしれないので、その場ですぐ書き留めるということだ。書き留めるともう消えていかない。定着し、自分のものになる。自分が書いたものながら、後で振り返るといいことを書いたなと感心することがきっと何度も出てくるだろう。~(中略)~ 思いついた瞬間というのは、起きてすぐ、通勤時間中、会社についてすぐ、昼休み、仕事中、寝る直前など、いつでもだ。頭に何かがよぎったその時がベストだ。私の場合、飛行機や新幹線の中など、他にすることがあまりない状況で思いつくことも多い。古来、三上(馬上、枕上、厠上)は文章を書く時、アイデアを練る時としてよいと言われているが、まさにそのとおりなのだ。【P.114~115】
・深掘りに加え、一つの重要テーマに対しては、1ページだけでなくいろいろな角度から多くのページを書くと、視野が大きく広がるのでお勧めしている。頭がよりよく整理され、感情的な内容もかなり冷静になって判断できるようになる。【P.167】
・多面的にメモを書くと、相手の立場で物を考えることができるので、相手の見方、行動の理由が書く前に比べて理解しやすくなる。相手のことが理解できるようになると、当然、腹が立たなくなる。一方的に気分が悪くなることがなくなっていく。【P.170】
・ポイントは、「考えずに」書くことだ。感じるまま、頭に浮かぶまま、瞬時に書き留めていく。構造やわかりやすさ、起承転結等いっさい気にする必要がない。そういった制約がないと、誰でも発想が何倍も豊かになる。人間が本来持つ想像力、発想力、創造力が活かされる。【P.183】
読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)
藤井 孝一 / 三笠書房 (2013-12-24) / 617円326 users
購入:  2014年06月15日 617円 所有
読了:  2014年06月25日 星5つ
・本の情報をインプットするだけでは知識のままですが、アウトプットしたときに知恵となり、生きていくうえで役立つ方法論となります。【P.20】
・要約力をつけるには、本を読みながら、「この項目は何を言いたいのか」「この章は何を言いたいのか」「この本は何を言いたいのか」と要点を集約していきます。頭の中だけで要点をまとめられないなら、チャート図を書いてみれば、全体像を把握できるでしょう。チャート図といっても難しく考える必要はなく、自分なりに重要だと感じたキーワードを書き出せばいいだけです。それを線でつないだりすれば各ポイントの関連性が見えてきますし、「この本で言いたいのは3つのポイントなんだな」などと要点が見えてきます。それができるようになれば、長い会話も瞬時に要約できるようになるでしょう。【P.27~28】
・また、要約力を身につければ、世の中すべてのことに「パターン」があるのだとわかります。たとえば、2014年4月から消費税が増税されますが、それについての意見はさまざまです。しかし実は、賛成派と反対派と中立派に分かれているだけなのです。【P.28】
・多くの本を読むことで「パターン」を知り、物事を広い視野で見ることができます。手持ちのカードを揃えられれば、相手の話に合わせて瞬時にカードを切り、「あなたの言いたいことは、こういうことですね」と見せられるのです。要約力がつけば、会議でみんながダラダラと話した後に、「今の議論の要点は3つだ」と、さっとまとめられるようになります。そうなれば、今までよりもひとつ上の視点から仕事を見渡すことができます。要約というアウトプットは、あなたの仕事力を伸ばしてくれるものでもあるのです。【P.29】
・私は、仕事のスイッチを切るのも「大切な仕事のうち」だと考えています。世の中には、オンもオフもない、常に仕事のことを考えているという経営者もいます。しかし、常時スイッチが入ったままだと神経が摩耗してしまいます。読書はスイッチを切るための最適なツールです。~(中略)~問題を大きくしているのは、常に自分自身です。問題を必要以上に大きくしないために、読書で気持ちをオフにする習慣を身につけてはいかがでしょうか。【P.79~80】
・実行は、最強のアウトプットです。本音を言うと、まずは本に出てきたノウハウの10%でも実行できたら、上出来です。相当なアウトプットの達人でしょう。書いてあることのひとつでも実践できたら十分です。【P.92】
・情報は受け取らずに、取りに行くものです。そのためには、本を受動的に読むのではなく、能動的に読む必要があります。【P.96】
・さて、書評を書くにはコツがあります。その本に「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」。この3つを柱にしてまとめるのがポイントです。~(中略)~「要約+コメント」の書評スタイルは、あなたの“伝える力”も伸ばしてくれるのです。【P.118】
・おそらく、多くの経営者は古典を何度も繰り返し読んでいるはずです。経営の方向性で悩んだときや壁にぶつかったときは、古典を開くでしょう。古典は人生のテキストであり、師でもあります。そして、「温故知新」という言葉もあるように、ビジネスのアイデアの宝庫でもあるのです。【P.148】
・もともと持っている脂質には、成功者も自分もそれほど大きな差はないはずです。ただ、成功者は同じものを見ていても、違う角度から見ているのでしょう。たいてい新しいアイデアは、何もないところから生まれるわけではありません。すでにあるもの同士を掛け合わせてできるケースが多いのです。~(中略)~今までにない発想を得るには、今まで無関係だった分野にも足を踏み入れてみるのが一番です。数多くの本を読んでいるうちに、バラバラになっていた知識、経験を結び付けて考えられるようになっていきます。そのためにも、「数をこなす」読書量が必要なのです。【P.161~162】
・コンサルタントでなくても、自分なりに日々のニュースに対して、コメントをつける力を養っておくことは、ビジネスマンとして大きな成長につながります。なぜなら、普段考えていないことは、急にたずねられても反応できないからです。会議の場で「君はどう思う?」とたずねられても、普段から考える習慣がない人には、答えられないでしょう。新聞を読んで、それに対してどう考えるか、すぐに反応できる瞬発力を養っておくと、いつ、どこで、何をたずねられても、自分の意見を的確にまとめられるようになります。いずれにせよ、新聞もネットニュースも、何も考えずに情報を受け取るだけでは、何も生まれません。やはりアウトプットが大事で、「今度の会議でこのネタを使おう」「商談で、この話題を振ってみよう」と考えながら読んでいると、インプットの仕方も変わりますし、さまざまなアウトプットの形で活用できます。【P.186~187】
・リーダーには、ある程度の自己犠牲の精神が必要です。自分の能力で部下を引っ張るのではなく、部下が最高のパフォーマンスを発揮させる環境を整えるのが、現在のリーダーに求められている役割です。【P.205】
フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる (生活人新書)
築山 節 / NHK出版 (2005-11-08) / 3,328円462 users
購入:   693円 所有
読了:  2014年06月11日 星4つ
・世の中の物事はすべて多面的な見方ができるはずだと思います。【P.54】
・大事なのは(同年代の他人とではなく)以前の自分と比べて、何ができなくなっているのかを常に気にかけ、それを補おうとしていくことです。【P.58】
・結局のところ、脳の若さというのは、思考系を使って解決しなければならない問題や、興味があること、新鮮に感じることをいくつ持っているかということだと思います。それをたくさん持っている人の脳は何歳になっても若いし、それを失ってしまっている人の脳は、若くても老いている。逆に言えば、その量の差でしかありません。それを回復させていくことが、フリーズする脳になっているすべての人に、基本的に必要なことだと思います。【P.60】
・視覚が捉えるもの、聴覚が捉えるもの、嗅覚が捉えるもの、触覚が捉えるもの、味覚が捉えるもの、つまり五感が捉えるものすべてが情報です。その整理されていない、しかも刻々と移り変わっていく多面的な情報を自分の意思で捉えて状況判断する。それを行動に結びつけていく。そういう不断の活動が、脳機能全体を維持するためには不可欠です。【P.66】
・知のあり方の変化を理解して、それにうまく対応していく。インターネットの普及によって便利になったところは享受しながら、依存しすぎることなく、一方では脳機能を使う機会も意識して補っていく。そういう自己管理が求められている時代だと思います。【P.96】
・目標を持って人生を少しずつ変えていく。その中で直面する問題を、自分の脳を使って一つずつ解決していく。やる気を失い、反射的・受け身的な生活になっている人には、それが根本的に必要なことです。【P.109】
・思い出す力を回復させる具体的なトレーニングを一つ挙げておくと、ラジオを聴くというのがいいと思います。そのときにただ何となく聴くのではなく、内容を理解しながら聴いて、その要点をメモしておく(ネット依存的な生活を送っている人たちだけでなく、現代人の多くは、情報の入力を視覚に頼りすぎているので、視覚が遮断された状態で聴覚から情報を取ろうとしてみると、あまりにも聞き取れなくて驚く場合があると思います)。【P.110】
・カクテルパーティー効果が十分に使えている状態というのは、目の前にいる人の話なら聞き取れるというだけではありません。音の情報というのは、資格情報とは違い、常に三百六十度の方向からやってきます。顔をどちらの方向に向けていても、聴覚的注意はニュートラルな状態にしておいて、聞きたいと思った情報にパッと注意を集中させられる。それをどんどん切り替えていかないと、喫茶店のような場所で複数の人の話をうまく聞き分けるということができません。【P.118】
・感情系は、大脳辺縁系(扁桃体や帯状回など)を中枢とする脳のより原始的な機能で、それが動揺すること自体を意志の力で止めることはできません。分かりやすく言えば、私たちは脳の中に医師とは無関係に動いてしまう動物を飼っているようなところがあります。その動物が、刺激を受けて暴れたり、逃げ出したりしようとする。それを表に出さないよう抑えておく機能は前頭葉にあります。前頭葉の力が高ければ、感情が高ぶっても、それを行動に影響させずにいられる。逆に前頭葉の力が低いと、感情に動かされやすくなります。【P.171】
・脳を上手く使うには、活動をある程度マルチにしておくことが必要です。仕事と趣味を両方熱心にやってきた人が、仕事を辞めて趣味に専念できる環境をつくったら、その趣味に以前ほど魅力を感じなくなってしまったということがあるように、活動をシンプルにすると、その方向に向かうベクトルがどんどん小さくなってしまうということが起こります。二つ以上のベクトルを持っていると、ある方向に向かう活動の中で受けた感情系の刺激が、別の方向に向かうやる気を増幅させて、そちらのベクトルで前に進むということが起こる。ところが、その片方をなくしてしまうと、やる気を維持するのが難しくなってしまいます。【P.183-184】
・すべての面で満足のいく環境を整えたら、やる気が湧いてくるのかと言うと、そうとは限らず、不満足な環境にいて、面白くない刺激を受け続けることがやる気をつくっている場合もあります。【P.184-185】
・感情系に動かされやすい人の特徴として、発想が極端から極端に走りやすいということがあります。快か不快か、好きか嫌いか、面白いか面白くないか。それだけで物事を決めてしまう。これに対して、思考系の力が強い人は中間を考えようとします。ここのところは面白くないが、ここのところは面白い。ここをこうしたらもっと面白くなるんじゃないか。そういう発想が出てきやすいのが、思考系の高い、前頭葉がよく機能している人です。【P.185】
・活動をマルチにしておいて、あるところで受けたネガティブな刺激を、あるところでのポジティブな活動の原動力にしていく。そういう共鳴関係があるから人は頑張れるし、どこかに進んでいくことができます。【P.189】
・現代のような変化の激しい時代には、誰でも思考系を働かせて目の前の問題を一つずつ解決していくことから逃げたくなるし、効率を求めすぎる社会の中で、強制的に脳の使い方を偏らされているようなところもあります。それでも私たちは、歯車でい続けなければいけない。人間は社会的な生き物であり、脳は環境によってつくられるものだからです。その中で自らをボケさせないためには、活動をある程度マルチにし、また、脳の使い方をこまめにチェックしていくことが必要です。自己満足的な環境をつくり、裸の王様になってしまっていないか。いつの間にか何かをしなくなり、低下させている脳機能はないか。フリーズという現象に注目しておくと、そのことに気づきやすくなるはずです。【P.191】
ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-
購入:  2013年12月27日 2,310円 所有
読了:  2014年06月04日 星5つ
・言葉やラベルを貼りつけないで世界をありのままに見れば、はるか昔に人類が思考を使うのではなく思考に縛られたときに失った奇跡のような畏敬の念が甦る。人生に深さが戻ってくる。ものごとは再び初々しさ、新鮮さを取り戻す。最大の奇跡は自己の本質を経験できることだ。その本質は言葉や思考や知的なラベルやイメージに先行する。それを経験するためには、「自分(I)」という意識、「在る(Beingness)」という意識を、自分と混同されているすべて、自分を同一化しているすべてから切り離さなくてはならない。自分をモノや事物から切り離すこと、それが本書のテーマである。【P.36】
・エゴイスティックな心は完全に過去によって条件づけられている。その条件づけは二つの面から行われる。中身と構造である。【P.43-44】
・エゴが生まれる最も基本的な精神構造の一つがアイデンティティである。【P.44】
・多くの人は、死の床に就き外部的なものがすべてはげ落ち初めて、どんなモノも自分とは何の関係もないことに気づく。死が近づくと、所有という概念そのものがまったく無意味であることが暴露される。さらに人は人生の最後の瞬間に、生涯を通じて完全な自己意識を求めてきたが、実は探し求めていた「大いなる存在としての自分」はいつも目の前にあったのに見えなかった、それはモノにアイデンティティを求めていたからで、つきつめれば思考つまり心にアイデンティティを求めていたからだ、と気づく。【P.52】
・エゴは比較のなかに生きている。私たちは、他人にどう見られているかで、自分をどう見るかを決める。~(中略)~他人にどう見られるかが、自分はどういう人間か、何者なのかを映し出す鏡になるのである。エゴの自尊心は多くの場合、他者の目に映る自分の価値と結びついている。自己意識を獲得するには他者が必要なのだ。そして何をどれくらい持っているかでほぼ自尊心が決まる社会で暮らしていると、それが集団的妄想であると見抜けない限り、自尊心を求め自己意識を充実させようとしてむなしい希望に振り回され
一生、モノを追い求めることになる。~(中略)~モノに自分を見出そうとしなければ、モノへの執着は自然に消える。~(中略)~「執着に気づいている、その気づきが私である」。それが意識の変容の第一歩だ。【P.54-55】
・自分の中のエゴに気づいたとき、それは厳密に言えばもうエゴではなく、古い条件づけられた心のパターンになる。エゴとは無意識である。気づきとエゴは共存できない。【P.76】
・思考はうまくいけば真理を指し示すが、決して真理そのものではない。だから仏教では「月をさす指は月ではない」と言う。すべての宗教はどれも誤りでありどれも真実で、どちらになるかはどう活用するかで決まる。エゴの強化に役立てることも、「真理」のために役立てることも可能なのだ。自分の宗教だけが「真理」だと信じているなら、それはエゴの強化に役立てていることになる。そうなると宗教はイデオロギー化し、優越感という幻想を生み出し、人々の間に分裂や紛争を引き起こす。「心理に役立てれば、宗教の教えは目覚めた先輩たちが残した道標、地図となってスピリチュアルな目覚めを、つまり形への同一化からの解放を助けてくれるだろう。【P.82】
・絶対的な「真理」はただ一つで、その他の真理はそこから派生している。その「真理」を見出したとき、あなたの行動はすべて真理に沿ったものになる。人間の行動は「真理」を反映することもあれば、幻想を反映することもある。「真理」は言葉で表せるか? 表せる。だが、もちろんその言葉は真理そのものではなく、真理を指し示すにすぎない。その「真理」はあなた自身と切り離せない。そう、あなたが「真理」なのだ。よそに真理を探していたら、きっとだまされ続ける。あなたという「存在」、それが「真理」だ。【P.82-83】
・エゴから解放されるために必要なのは、エゴに気づくことだけだ。気づきとエゴは共存できないからである。気づきとは、いまこの瞬間に秘められた力だ。だから、「いまに在る」ことと表現できる。人間という存在の究極の目的は(それはあなたの目的でもある)、この「いまに在る」力を世界に広めることだ。それはまた、エゴからの解放が将来達成すべき目標ではないのはなぜかという理由でもある。「いま、この瞬間」だけがあなたをエゴから解放できるし、あなたは昨日でも明日でもなく「いま、この瞬間」にしか存在できない。「いまに在る」ことだけがあなたのなかの過去を解体し、あなたの意識の状態を変容させる。【P.89-90】
・真の人間関係とはエゴのイメージづくりや自分探しの支配を受けないものだ。真の人間関係には相手への開かれた明晰な関心の流れがあり、そこでは相手に何も求めてはいない。この明晰な関心が「いまに在る」ことで、すべての本物の人間関係に必須の要件である。【P.96】
・気づきは変化の最大の触媒なのだ。【P.113】
・あなたのなかに気づきがあれば、頭の中の声の正体は過去に条件づけられた古い思考であると認識することができる。あなたのなかに気づきがあれば、浮かぶ思考をいちいち信じる必要はなくなる。それは古い思考。それだけのものだ。気づきとは「いまに在る」ことを意味する。「いまに在る」ことだけが、あなたのなかの無意識の過去を解体する。【P.114】
・苦しみは深みのある人間をつくる。苦しみの原因は形への自分の同一化だが、逆にその苦しみが形との同一化を突き崩す。苦しみの多くはエゴに起因するが、結局は苦しみがエゴを破壊する - ただし苦しみに意識的でなければならない。【P.115】
・どんな状況でも、その役割に自分を同一化せずに、しなければならないことをする。これがこの世に生まれ出た私たちが学ぶべき人生の基本的なレッスンである。何をするにしても、役割というアイデンティティを守ったり強化したりするために、あるいは役割にはめ込むために行動するのではなく、ただ目的を達成するために行うとき、人はとても力強くなる。【P.120-121】
・人々とつきあうときには、機能や役割であるよりも、意識的に「いまに在る」場としhて向き合おう。【P123】
・形のうえでは、あなたは誰かより劣り、誰かより優れているだろう。だがあなたの本質は誰にも劣っていないし、優れてもいない。それを認識したときに、真の自尊心と真の慎み深さが生まれる。エゴの目から見ると、自尊心と慎み深さは矛盾している。ほんとうは両者は同じものなのだ。【P.123】
・自分のなかにネガティブな状態があると気づいても、それは失敗ではない。それどころか成功である。そこに気づかない限り、内面の状態と同一化したままであり、それがエゴとの同一化なのだから。だが気づけば、思考や感情や自動的な反応と自分が切り離される。これを否認と混同してはいけない。否認ではなく思考や感情や自動的な反応の認識で、認識の瞬間にそれらとの同一化が解消する。あなたは自己を、自分が何者かを意識し、そこで変化が起こる。そこまでのあなたは思考であり感情であり自動的な反応であった。だがいまのあなたは気づきであり、「いまに在る」意識として内面状態を観察している。【P.130-131】
・頭のなかの声は勝手な生き物だ。ほとんどの人はその声に引きずり回されている。思考に、心に、取りつかれている。心は過去によって条件づけられているから、あなたは何度も繰り返して過去に反応し続けるしかない。東洋ではこれをカルマと呼ぶ。この頭のなかの声に自分を同一化しているときうには、もちろんそれがわからない。わかればもう取りつかれてはいないわけだ。自分に取りついた相手を自分だと誤解し、それになりきっているのが取りつかれているということだから。【P.145】
・あなたが「いまに在る」ことを妨げる過去の出来事など何もない。そして現在に在ることを妨げる力がないとしたら、過去にいったいどんな力があるというのか?【P.156】
・この地上での悪行の犯人はたった一人しかいない。人類の無意識だ。そこに気づくことこそが真のゆるしである。ゆるしによって被害者というアイデンティティは消え、真の力が生まれる。「いまに在る」という力だ。闇を非難するよりも、光をもたらすべきなのである。【P.174】
・ペインボディからの開放は、まず自分がペインボディを「もっている」と認識することから始まる。それからもっと重要なのは、しっかりと「いまに在る」能力と観察力だ。【P.177】
・ペインボディが目覚めたとき、あなたが「いまに在る」なら、そのたびにペインボディのネガティブな感情的エネルギーの一部が焼失し、「いまに在る」力へと変容する。【P.195】
・すでにある自分の人生の豊かさを認めること、それがすべての豊かさの基本だ。【P.208】
・エゴを乗り越えるとは、中身から脱することである。自分自身を知るとは自分自身であることで、自分自身であるとは心の中身と自分の同一化をやめることだ。【P.211】
・「私は現在という瞬間とどんな関係にあるだろう?」と、終始自分に問いかけることが大切だ。そしてしっかり観察して、答えを見つけなくてはいけない。私は「いま」を目的のための手段にしているのか? それとも障害として見ているのか? 敵にしてはいないか? 現在という瞬間、それは唯一あなたが手にしているもので、人生は「いま」と不可分だから、これは人生とどんな関係にあるかという問いかけなのだ。この問は、エゴの仮面をはいで「いまに在る」状態を取り戻すのにとても役に立つ。この問には絶対的な真実はないが(つきつめれば、私と現在の瞬間とはひとつなのだから)、正しい方向を指し示してはくれる。必要がなくなるまで、何度でも問いかけてみてほしい。現在という瞬間との機能不全の関係は、どうすれば克服できるか? いちばん大事なのは、自分に、自分の思考や行動に機能不全があると見極めることだ。それを見抜くことができ、自分と「いま」との関係が機能不全だと気づけば、そのときあなたは「いまに在る」。事実を見極めることで、「いまに在る」状態が立ち上がる。機能不全を見抜いた瞬間、その機能不全は解体し始める。【P.221-222】
・抵抗しない、判断しない、そして執着しない。この三つは真の自由の、そして悟りを開いた生き方の三つの側面なのだ。【P.244】
・ほとんどの人の現実はこうだ。何かを認識するとすぐに、幻の自己であるエゴがそれに名前をつけてラベルを貼り、解釈し、何かと比較し、好悪や善悪を決める。この人たちは思考の形に、モノの意識に閉じ込められている。この無意識の脅迫的なラベル貼りがやまない限り、少なくともその行為に気がついて観察できるようにならない限り、スピリチュアルな目覚めはない。この休みないラベル貼りによって、エゴは観察されない心としての場所を維持している。ラベル貼りをやめるか、その行為に気づけば、内なる空間ができ、もう心に完全に占領されることはなくなる。【P.258-259】
・呼吸には形がないという事実も、呼吸の観察が人生(生命)に空間を創り出す、つまり意識を生み出すきわめて効果的な方法である理由の一つだ。呼吸はモノでなく形がないからこそ、瞑想のすばらしい対象となる。もう一つ、呼吸の観察が効果的な理由は、呼吸がごくささいなあたりまえに見える現象であることで、ニーチェが言う「最高の幸せ」をもたらす「小さなもの」だからだ。正式な瞑想法として呼吸観察を実行するかどうかはあなたが決めればいい。しかし正式な瞑想法も、日常生活のなかに空間の意識を取り入れる代わりにはならない。呼吸を観察すると、いやおうなしにいまこの瞬間に「在る」ことになる - これがすべての内なる変容の鍵なのだ。呼吸を観察するとき、あなたは絶対的に「いまに在る」。それに、考えながら呼吸を観察することはできないことにも気づくだろう。意識的に呼吸すると心が停止する。それは茫然自失とか半睡状態とは大違いで、完全に目覚め、意識が研ぎ澄まされている。思考より下に落ちるのではなく、思考の上に上るのである。そしてさらによく観察すると、この二つは - 完全にいまこの瞬間に在ることと、意識を失わずに思考を停止することは - 実は同じことだと気づくだろう。空間の意識の現れである。【P.264-265】
・あなたの人生には内なる目的と外部的な目的とがある。内なる目的は、あなたがどんな存在であるかに関わる。こちらが第一義的な目的。外部的な目的は、あなたの行動に関わる。こちらは二義的な目的。【P.277】
・あなたの内なる目的はまことにシンプルだ。目覚めること。あなたはこの目的を地上のすべての人と分かち合っている。これは人類の目的だからだ。あなたの内なる目的は全体の、宇宙の、現出しつつある知性の目的の一環で、それと不可分だ。外部的な目的は時とともに変わり得る。人によっても大きく違う。うちなる目的を見出してそれと調和した生き方をすること、それが外部的な目的達成の土台だ。真の成功の基盤である。【P.278】
・目覚めとは意識の変化であり、その変化した意識のなかで思考と気づきが分離する。~(中略)~目覚めると、思考に呑み込まれて自分を失うことがなくなる。思考の背後にある気づきが自分だとわかる。すると思考はあなたを振り回して指図をする利己的で自律的な活動ではなくなる。思考の代わりに気づきが主導権を握る。思考はあなたの人生の主役ではなくなり、気づきに仕えるようになる。目覚めとは普遍的な知性と意識的につながることだ。言い換えれば「いまに在る」こと、思考なしの意識である。【P.278-279】
・目覚めた行動の三つのモードとは、受け入れる、楽しむ、情熱を燃やす、の三種である。【P.317】
論語物語 (講談社学術文庫)
下村 湖人 / 講談社 (1981-04-08) / 1,134円166 users
購入:  2013年10月28日 1,050円 所有
読了:  2014年03月30日 星5つ
・剛いというのは、人に克つことではなくて、己に克つことじゃ。すなおに天理に従って、どんな難儀な目にあっても、安らかな心をもちつづけることじゃ。(「申棖の欲」P.82)
・詩でも音楽でも、究極は無邪の一語に帰する。無邪にさえなれば、下手は下手なりで、まことの詩ができ、まことの音楽が奏でられるものじゃ。(「楽長のと孔子の目」P.114)
・音楽の世界は一如の世界じゃ。そこでは、いささかの対立意識も許されない。まず一人一人の楽手の心と手と楽器とが一如になり、楽手と楽手とが一如になり、さらに楽手と聴衆とが一如になって、翕如(きゅうじょ)として一つの機(おり)をねらう。これが未発の音楽じゃ。この翕如たる一如の世界が、機至っておのずから振動を始めると、純如として濁りのない音波が人々の耳朶(じだ)を打つ。その音はただ一つである。ただ一つであるが、その中には金音もあり、石音もあり、それらは厳に独自の音色を保って、けっしてお互いに殺し合うことがない。噭如(きょうじょ)として独自を守りつつ、しかもただ一つの流れに合するのじゃ。こうして時間の経過につれて、高低、強弱、緩急、さまざまの変化を見せるのであるが、その間、厘毫(りんごう)の隙もなく、繹如(えきじょ)として続いていく。そこに時間的な一如の世界があり、永遠と一瞬との一致が見いだされる。まことに音楽というものは、こうしたものじゃ。聞くとか聞かせるとかの世界ではない。まして自分の腕と他人の腕を比べたり、音楽の分かる者と分らぬ者とを差別したりするような世界とは、似ても似つかぬ世界なのじゃ。(「楽長と孔子の目」P.116~117)
・道にかなった忠言には正面から反対する者はいない。だがたいせつなことは過ちを改めることだ。婉曲の言葉はだれの耳にも心持ちよく響く。だがたいせつなことは、その真意のあるところを探ることだ。いい気になって真意を探ろうともせず、表面だけ従って過ちを改めようとしない者は、まったく手のつけようがない。(「犂牛の子」P.120)
・君子は物事を判断したり、自分の進退を決したりする場合に、いつも正義を標準とするが、小人はこれに反して利害を標準にする。利害を標準にしたのでは、真の強さは出てこない。(「行蔵の弁」P.258~259)
・人間、平凡がよい。しかし、その平凡な道を非凡に歩むのだ。そこに『論語物語』の教えがあり、これが『次郎物語』の真意でもある。(「人生の案内者 下村湖人」P.299)
1分間ですべての悩みを解放する! 公式EFTマニュアル
ゲアリー・クレイグ / 春秋社 (2011-07-22) / 1,944円53 users
購入:  2014年01月28日 1,900円 所有
読了:  2014年03月10日 星5つ
・あらゆるネガティブな感情は、身体のエネルギーシステムの混乱によって引き起こされる【P.87/P.189】
・アファメーション:私は〔 〕だけれど、それでも自分自身を深く完全に受け入れます。【P.100】
・ベーシックレシピ(ショートカット)1分間フローチャート:1.セットアップ →2.タッピング → 3.確認 ※1〜3を繰り返し、悩みや痛みがなくなるまで行う。【P.119】
・まさしく、自己イメージこそが私たちの内なる強さの中心的要素であり、私たちの人生の質をしばしば決定づけるものなのです。【P.209】
・では、心理的逆転とはなんでしょうか? 私たちの誰もがそれを経験します。その現象は、身体ののエネルギーシステムの電気的極性が変わることで発生します。そして、通常それは意識の範囲外で生じる出来事です。あなたは普段の生活の中で、その変化が生じたことを「感じません」。それは、身体のエネルギーシステムの電気的逆転であり、「電池が逆向きに入っている」ようなものです。【P.254】
・では、なにが心理的逆転を引き起こすのでしょうか? 根本的な原因はネガティブ(否定的)な思考です。私たちの中で最もポジティブな考え方の持ち主であっても、無意識内にネガティブで自虐的な思考を持ち続けています。多くの場合、心理的逆転はその結果として現れます。そして、当然のことながら、ネガティブな考え方が多くなればなるほど、私たちは心理的逆転を引き起こしやすくなります。【P.255】

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©2007-2017 読書をつづる〔書評と引用〕 by ぼん・ぼやーじゅ