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philippeのバインダー
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食の終焉
読了:  2017年03月20日 星4つ
 取り上げられている個々の事象はある程度知っているつもりだったが、それらがこんな風に繋がっているという提示に驚いた。サプライ・チェーンならぬ「サプライズ・チェーン」。

 訳者解説の「食を見ればグローバリゼーションの本質が見える」が本書を端的に表している。

 地球上を網羅する巨大資本のサプライチェーンは大規模小売店に食材を豊かに溢れさせながら、反面、再生産能力に限りのある大地からの強引な搾取と化している。「もっと大量に、もっと安く」を目指す、生物としての本来能力を超えた食物の無理な大量生産は、土壌の疲弊、化学合成品の混入、環境汚染、耐性細菌の拡散、遺伝子組み換え作物同士の意図せぬ交配の危険性増大というしっぺ返しを孕んでいる。

 伝統的手法では、家畜を飼い、その排泄物を肥料として土壌を肥やしていた。現代社会ではそんな手間の掛かる手順を踏んでいては(巨大サプライチェーンに依存する限り)利益が出ない。「売れる」食材の大量生産を目指すなら、農業であれ畜産であれ、工業的に単一種に集中するのがセオリーだが、そのためには自然の恵みだけでは足りず、化学合成物質の大量投下が欠かせない。本来の生命力を欠いた食材の不都合を、食品メーカーは様々な添加物を投じて覆い隠す。

 巨大資本の「悪行」に当初憤りを感じるが、読み進める内に「真犯人」が分かってくる。

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