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なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)
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アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール
読書猿 / フォレスト出版 (2017-01-22) / 1,836円169 users
読了:  2017年08月30日 星5つ
『アイデア大全』というその名に相応しいメガトン級のリファレンスブック・事典です。タイトルにある通り、アイデアを創出する42の方法を紹介します。網羅性・完全性、各方法への洞察力、関わるエピソードなど、どれ一つとっても文句なし。

本書との出会いは、3月12日に開催された「本のフェス」と「スゴ本オフ」。そこでスゴ本ブロガーのDAINさんと初めてお目見えしたのでした。

【書評】『アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』(その1) : なおきのブログ
【書評】『アイデア大全――創造力とブレイクスルーを生み出す42のツール』(その2) : なおきのブログ


<目次>
まえがき 発想法は人間の知的営為の原点
第Ⅰ部 0から1へ
第1章 自分に尋ねる
第2章 偶然を読む
第3章 問題を察知する
第4章 問題を分析する
第5章 仮定を疑う
第Ⅱ部 1から複数へ
第6章 視点を変える
第7章 組み合わせる
第8章 矛盾から考える
第9章 アナロジーで考える
第10章 パラフレーズする
第11章 待ち受ける
アイデア史年表
索引

2017.03.12 スゴ本オフにて
2017.08.25 読書開始
2017.08.30 読了
2017.09.04 朝活読書サロンで紹介
06ランダム刺激
ランダム刺激が現代に残っている理由
・もし失敗しても、誰かに塁が(それほどには)及ばない。
・情報が不十分なときでも、決定が下される。
・代替案の間でさしたる違いがないときでも、迷わず決定が下される。
・(次の手が読めないため)競争者が混乱する。
・特別な技能がいらない。
・お金がかからない。
・解決に至る論争が不要である。
・真の新奇性を呼び込むことができる。 (P54)
引用コメント 半分ぐらい抜粋
09フィンケの曖昧部品
レシピ
① 15の部品から3つをランダムに選ぶ。
② 選んだ部品を組み合わせて、できるだけ自分にとって「面白い」形をつくり、絵に描き出す。
③ 描き出した形に名前をつける。

何がよいアイデアを生み出すのか?
(a) あらかじめテーマを設定して、それに沿ってアイデアを生み出すよりも、テーマ設定を後回しにするほうが、創造的な結果がより多く得られることがわかった。
(b) 組み合わせに使う3つの部品を自分で選ばせるよりも、ランダムに決定して押し付けるほうが、創造性が高い結果が得られることも分かった。
(c) 誰かが組み合わせた形を解釈するよりも、自分で組み合わせてつくった形を解釈したほうが創造的なアイデアにつながることもわかった。 (P75)
10 ケプナー・トリゴーの状況把握
27種類のオブジェを与え、オブジェを好きに組み合わせてから絵を描かせるようにしたところ、学生は対象的な2つのグループに分かれることがわかった。1つはさっさとオブジェを組み合わせて、それを得にすることに時間の大部分を費やすグループ。もう1つはオブジェを一つひとつひとつ眺めたり、組み合わせ方をいろいろ試したりして、絵を描き始めるまでに時間の大部分を使うグループである。
そして講師陣に出来上がった作品を評価してもらったところ、絵を描き始めるまでに多くの時間を使ったグループのほうが評価が高かった。 (P82)
20 ルビッチならどうする?
私淑(直接教えを受けることはできないが、ある人をひそかに尊敬し、模範として学ぶこと)は、その対義語である親炙(ある人に親しく接してその感化を受けること)とともに、彼の著書『孟子』に登場する言葉であり、思想家孟子の寄って立つ方法論的基礎でもある。 (P146)
22 ヴァーチャル賢人会議
抜き書きをつくることの効用は、今日ほぼ忘れられているが、これは古来ものを考え書く人間の嗜みであり、自己修養に欠くべからざる手業だった。 (P161)
24 関係アルゴリズム
クロヴィッツは、イギリスの心理学者、言語学者のチャールズ・ケイ・オグデンによって考案されたベーシック・イングリッシュの中から関係を示す42語を抜き出し、探索をこの範囲に限定することにした。
ベーシック・イングリッシュは使用語彙を850語という少数に限定しながら、フルセットの英語と同等の表現力をもつよう開発されたものである。とくに動詞はcome、get、give、go、keep、let、make、put、seem、take、be、do、have、say、see、sendの16語に限定されているが、これでどうやってフルセットの英語に伍することができるかといえば、たとえばwalk(歩く)の代わりにgo on footを、penetrate(貫く、見通す)の代わりにgo intoやsee intoを使う。わずか16語の動詞でも、関係語(と必要なら名刺その他の語)を伴うことで数千の同市を代替することができる。 (P179)
26 さくらんぼ分割法 軽便にして増減自在の、新世代型組み合わせ術
特定領域において有用なアイデアを生み出すには、その領域についての深い知識が必要である。「何も知らないことが自由な発想を生み出す」という創造性の神話は現在では否定されている。 (P195)
31 対立解消図
多くの要素がつながり合ってできている組織やシステムでは、どこかに全体のパフォーマンスを制限する「ボトルネック(制約)」が存在する。このボトルネックを発見し、対策することで全体最適を目指すTOC(Theory of Constraints:制約条件の理論)の開発者ゴールドラットは次のことに気づいた。
多くの組織やシステムの問題となっているのは、じつは物理的制約ではない。ほとんどの場合、方針(ポリシー)上の制約こそがボトルネックとなっている。 (P230)
33 ゴードンの4つの類比
象徴的類比 実例:超小型ジャッキの開発
最初柔らかく、後で硬くなるものとしてペニスを思いついた。
ここからは直接的類比が用いられ、柔らかいものに血液のような液体が充填されることで硬くなる仕組みが考案された。 (P243)
35 NM法T型
(4つの質問、Question of Keyword, Question of Analogy, Question of Background, Question of Concept)
とかく発想法や創造性技法というものは、創始者が団体をつくるなど囲い込みに走りやすく、独自性を提唱する努力の一環として重く大袈裟なものになりがちだが、このシンプルさは特筆すべき点である。 (P261)
36 源内の呪術的コピーライティング
ヒトの脳は連想的な関係が見つかれば、他の関係も成り立つかのように<誤動作>することがある。(中略)
人間の認知機能の「仕様」ゆえに、呪術は現代社会でも生き残っており、新しい呪術が日々生まれている。 (P266)
言語学者ロマーン・ヤーコブソンは、「言語の2つの面と失語症の2つのタイプ」(『一般言語学』)で、失語症患者には大きく2つのタイプがあり(1つは語の言い換えができないタイプ、あと1つは語をつなげて文をつくることができないタイプ)、語の言い換えには類似性に基づくことからメタファーに関係があり、語をつなげることは近接性に基づくことからメトニミー(日本語では「換喩」という修辞技法に訳される」に関係があるとして、「類似性(メタファー」と「近接性(メトニミー)」が言語の主軸にあることを示唆した。 (P267)
言語の表現としてメタファーやメトニミーに効果があるのと、フレーザーが蒐集したように類感呪術/感染呪術が世界の至るところで存在するのとは、おそらくは同じ理由、つまり我々の認知構造=世界の捉え方に、由来している。 (P268)
37 カイヨワの<対角線の科学>
カイヨワがこの論文で取り上げるのは、人間の神話と昆虫の生態というかけ離れた分野から得られた<歯のある膣、Vagina Dentate>と<性交後に雄を食うカマキリの雌の習性)の間に見出される照応/類似である。
一方の<歯のある膣>は、フロイトが去勢不安の文脈で分析した、性交の際に女性が性交相手を呑み込んだり、性器を噛み切られたりするかもしれないという男性の恐怖を示す古典的なシンボルで、世界中に同種のエピソードを含む神話が発見されている。 (P271)
38 シソーラス・パラフレーズ
類語辞典を発想の支援ツールにする。
部屋を片付ける→空間を整理する (P279)
39 タルムードの弁証法
書かれたものを宗教の中心に捉える最初の宗教であるユダヤ教は、テキストを読み解釈することを、生活と社会の中心に置く共同体でもある。聖なる成文律法は変更することが許されぬゆえ、彼らは聖典の解釈をその周囲に蓄積することで、時代・場所によって際限なく変化する生活や社会という現実と聖典を結びつけ続けた。経験においても、産出したものにおいても、人類史上最も豊かな解釈学がそこには育った。 (P289)

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