ホーム   本・雑誌   キンドル   Web   洋書   音楽   DVD   その他 ウォッチ  プロフィール  メディア記録  印刷  RSSフィード
なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)
並べ替え:
読書 所有 お気に入り 日付 1 - 1件目 / 1件
暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)
読了:  2009年04月01日 星3つ
マイケル・ポランニーの同書の2つ目の訳本。訳者があとがきで述べているが、ポランニー(元はハンガリー人)の英語は、枝葉が多く、難解らしい。翻訳後も、どうしてもやや難解である。元の英語を示してくれているのはうれしい。
例)
掛かり合い=Commitment
統合=Integrating
閾下知覚=Subception

第三章は、いろんな事例を列挙しているのだが、読む必要はなかった。


目次
 謝辞 7
 序文 9
第一章 暗黙知 15
第二章 創発 55
第三章 探求者たちの社会 93
 原注 153
 訳注 160
 関連文献 170
 邦文関連文献 174
 訳者解説 177
 索引 194

第一章 暗黙知メモ
p18 私たちは言葉にできるより多くのことを知ることができる。ある人の顔を知っているとき、百万人の中からでも顔を見分けることができる。しかし、通常、私たちは、どのようにして自分が知っている顔を見分けるのか分からない。認知の多くは言葉に置き換えられないのだ。

p20 私たちのメッセージは、言葉で伝えることのできないものを、あとに残す。そしてそれがきちんと伝わるかどうかは、受け手が、言葉として伝え得なかった内容を発見できるかどうかだ。

p21 ゲシュタルト心理学~ある対象の外形を認識するとき、私たちは感知している個々の特徴を、それが何とは特定できないままに、統合しているのだ。

p24 技能(skill)とは、自分でもよく分からないさまざまな関係に照らしながら、何とも特定しようのない個々の筋肉運動を統合するもの。

p30 現象的構造(phenominal structure)ーA(=近位項目)からB(=遠位項)に向かって注意を移し、Bの様相(Appearance)の中にAを感知すること

p31 初めて目を閉じ杖を使う時、自分の指と掌にその衝撃を感じる(近位)。しかし、慣れるにつれて、手に対する衝撃の感覚は、杖の先の端が探りの対象に触れている感覚へと変化していく(遠位)。ほかの道具を使うときも同じである。

p32 暗黙知の3つの側面ー機能的・現象的・意味論的

p37 私たちの身体とは、身体から発して意識される世界を介して経験する、この世で唯一のものである。

p38 ある事物に近位項(A)の役割を与えるとき、私たちはそれを自らの身体に取り込む。私たちは事物に内在する(dwell in)ようになる。
 ここで近位項=掌、遠位項=杖の先

p40 「意味」を私たちが理解するのは、その中に内在化(indwelling)するから、すなわち、事物を内面化(Interiorization)するから

p51 私たちが注意を向けておらず、特定することもかなわないであろう個々の諸要素を内面化すること。特定不能な個々の諸要素から、それらを定かならぬやり方で関係づける包括的全体へと、注意を移動させること。

第二章 創発メモ
p65 上位レベルは、下位レベルの諸要素をそれ自体として統括している規則に依拠して、機能する。しかし、こうした上位レベルの機能は、下位レベルの規則で説明することはできない。

p65 上位層と下位層のペアが系列化して階層を形作っていく。

p66 煉瓦焼きの技術の例:下位:原料~煉瓦焼き職人~建築家~都市設計家:上位

p67 個々の諸要素を統括する規則によって、より高位層の組織原理を表すことはできない。

p69 無生物から知られる諸原理に加えて、生命体を研究することによって、いくらかの諸原理が最後には見出されるに違いない。

p73 上位レベル(機械)の作動は、下位レベル(物質)の境界上に人為的に形象化される。

p73 上位レベルの組織原理によって下位レベルの諸要素に及ぼされる制御を「境界制御の原理(The Principle of Marginal Control)」と呼ぶ。

p85 暗黙知は、身体と事物の衝突から、その衝突の意味を包括=理解(Comprehend)することによって、周囲の世界を解釈する。


第三章 探求者たちの社会メモ
p98 科学の道徳的懐疑主義と、近代人の道徳的要求の対立との決定的な対立。

p101 1935年 ブハーリンは、社会主義下ではもはや科学的真理がそれ自身のために探求されることはないだろうと述べた。

p111 科学的重要性(科学的価値)は、次の3つから成る。「厳密性」「体系的重要性」「内在的興趣」

p112 「不意の確証(Surprising Confirmations)」が存在する。-コロンブスが地球は丸いと考えたこと、メンデルによる遺伝学の発見、プランクの量子論。

本棚分類
読了今月/ 先月/ 今年/ 昨年
読中 / 予約中 / 読みたい / 欲しい
個人所有 / 会社所有

評 価
★★★★★ / ★★★★
★★★ / ★★ /
タグ
-
<<2017年9月>>
登録数53 件
購入金額- 円
読了数7 冊
カウントダウン
今年の目標読了数200冊まであと
106
読了数 (月別)
  • 20
  • 15
  • 10
  • 5
  • 10
  • 11
  • 12
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9

プロフィール

秘密諜報員(爆) 品川の会社員 探検家(謎) 読書会しましょう!
リンク
なおきのブログ
2017/09/21 21:07
2017/09/20 23:47
2017/09/19 23:30
2017/09/18 12:13
2017/09/17 23:47
<< 2017年9月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ソーシャル
物々交換
アイデア
ユーザー検索
ランキング
アマゾン検索
バインダー読者(30)
maru-5  maru-5
shio  shio
beck  beck
tatsuh  tatsuh
azeyan  azeyan
hiroc  hiroc
toyos  toyos
niha00  niha00
ohmae  ohmae
※非公開ユーザーは非表示
  >>
カウンター
累計15005  今日2  昨日2
since : 2009/03/08

©2007-2017 なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)