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世界はひとつの教室 「学び×テクノロジー」が起こすイノベーション
読了:  2014年04月12日 星4つ
カーン氏の熱意と完全習得学習というコンセプトはすばらしいと思う。完全習得学習というのは、年齢や時間に関係なく、完全に習得したら次のステップへ進めるという学習方法のこと。年齢ごとに一律の教育(テスト&宿題)のあり方(=プロイセン・モデル)にはたしかに疑問がある。

著者は従来型の教育(プロイセン・モデル)を否定するが、完全習得学習がないわけではない。日本の中を見れば、公文や進級が必要な習い事・お稽古事(ソロバン・水泳・電子オルガンやピアノ)は完全習得学習を取り入れている。

また、私自身、4月に配布された教科書は、学校の先生に言われるまでもなく、自分の興味本位でさっさと読んでしまった。理解しているかどうかは別として、興味があれば今でも教科書を先読みできる。

従来型の学校教育を悪だとやや決め付けているところがあり、また、完全習得学習の進級テストをどう設計するのか?という点について、十分な回答がなされていないように感じる。

親によっては、自分の子どもに対し、完全習得学習を取り入れるのはよいと思う。しかし、公教育に導入するには、超えなければいけない課題を解決する目処は、本書を読んだ限りでは、ほとんど立っていない。

<目次>
はじめに
第Ⅰ部 「教える」ということ Learning to Teach
 ナディアの家庭教師
 ごくシンプルなビデオ
 重視すべきはコンテンツ
 完全習得学習
 「学び」とは何か
 ギャップを埋める
第Ⅱ部 壊れたモデル The Broken Model
 慣習を疑う
 プロイセン・モデル
 スイスチーズ的学習
 テストの功罪
 創造性に貼られるレッテル
 宿題
 教室をひっくり返す
 学校教育のコスト
第Ⅲ部 現実の世界へ Into the Real World
 理論と実戦
 カーンアカデミーのソフトウェア
 現実の教室へ
 ゲームのように楽しく
 一世一代の決心
 ロスアルトスでの実験
 教育は年齢を超えて
第Ⅳ部 世界はひとつの教室 The One World Schoolhouse
 不確かなのは当たり前
 生徒だったころの私
 「教室はひとつ」との思い
 チームスポーツとしての教育
 「秩序ある混沌」はOK
 夏休みを見直す
 これからの成績表
 教育を受けられない人たちのために
 これからの資格認定
 大学はどうなるか

<メモ>
はじめに
私の名はサルマン・カーン。世界中のすべての人に無料で教育を届けたいと本気で考えている組織「カーンアカデミー」の創設者で、創設当初からそこで教えています。私たちの教育や学習のあり方は1000年に一度の転換期にあるーそう信じるから、私はこの本を書いています。(9)

昔ながらの教室モデルは、いまの私たちのニーズには合いません。従来のモデルは基本的に受動的な学習法ですが、世界はもっともっと能動的な情報処理を必要としています。(9)

どこで天才が出現するかなんて、だれにもわかりません。アフリカのどこかの村に、がんの治療法を見つける可能性を持った少女がいるかもしれません。ニューギニアの漁師の息子が、海洋環境について信じがたい知見を持っているかもしれません。なぜ彼らの才能をおろそかにするのでしょう?(12)

いまの教室にありがちな退屈な教え方はしたくないと思いました。次のテストでよい成績をとること以上の有意義な目的を持たない、丸暗記とか公式のたぐいです。私が望んだのは、ある授業と次の授業とのつながりを生徒たちに気づかせることでした。(16)

人はいつ、どこでいちばん集中できるのか?答えはもちろん「人によってちがう」です。(中略)このようなちがいがあるのに、なぜ、指導や学習の根幹部分は教室という限られた場所で、チャイムやベルを合図に行われるべきとこだわるのでしょう?(20)

テクノロジーには、そうした制約から私たちを解き放つ力があります。(20)

人々の実際の学習法に関する基本的事実の抜け落ち:学習スピードは人によって異なるのに、授業のペースは画一的であること。(30-31)

完全習得学習=mastery learning(47)
「ニーズに応じた条件を与えられれば、すべての生徒が学ぶことができる」という信念に基づいていました。(47)
完全習得学習のカリキュラムは時間ではなく、理解度や達成度の目標に基づいて構成されていました。(47)
「完全習得学習プログラムで学んだ生徒は・・・みずからの学習に対する責任を引き受けるようになった」(52)
能動性より十ぢょ宇正が優先されることに加え、脳の「連想学習」の能力を最大限に活かしていない。(55)

スイスチーズ的学習がもたらすもうひとつの現象は、一流の教育を受けた聡明な人も含めて、教室で学んだことを、社会で出くわす問題と結びつけられない人が多いということです。(92)

プロイセン・モデル




2014.03.13 「反転授業」を調べていて見つけた。Wikipediaの記述を見ると「カーン・アカデミー」という教育WEBを主宰しているらしい。
2014.04.06 読書開始

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