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なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)
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もうダマされないための「科学」講義 (光文社新書)
読了:  2015年05月27日 星5つ
-朝活読書サロンに参加しました。(5月28日)
-【書評】『もうダマされないための「科学」講義』①デマを信じやすい人・信じない人
-【書評】『もうダマされないための「科学」講義』②科学とニセ科学の類似点・相違点
-【書評】『もうダマされないための「科学」講義』③自然は安全で人工は危険なのか?
-【読書】2015年読了マイベスト


<目次>
はじめに
1章 科学と科学ではないもの       菊池誠
2章 科学の拡大と科学哲学の使い道    伊勢田哲治
3章 報道はどのように科学をゆがめるのか 松永和紀
4章 3・11以降の科学技術コミュニケーションの課題
   日本版「信頼の危機」とその応答   平川秀幸
付録 放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち 片瀬久美子
 1.放射性物質をめぐるあやしい情報
 2.不安に付け込む人たち
 3.では、どうしたらいいのか?
 4.まとめ
あとがきにかえて
著者・編者紹介

2015.04.4 永江一石氏のブログより
情弱を食い物にする偽科学。デマを撒いてそれを商売にする人たち。こういう不安やデマにつけ込む業者についての解説本です。

2015.05.20 読書開始
2015.05.26 読了
相関関係というのは一方が増えれば他方も増える、あるいは一方が増えれば他方は減るという関係ですが、この関係があるからといって因果関係があるとはいえないわけです。因果関係の有無は別に証明しなくてはなりません。 (P21)
ここでは科学自体の定義はせず、「多くの科学者が科学だと思っているのがたぶん科学だ」という程度にしておきます。科学とは何かというのは科学哲学の大問題なので、僕がここで一言で結論を出せるくらいなら、科学哲学の偉い人たちはいったい今まで何をしていたんだ、ということになってしまいます。 (P26)
ニセ科学の例としては、血液型性格診断、マイナスイオン、『水からの伝言』と波動、ホメオパシー、ゲーム脳、EM菌、天皇家のY染色体継承説、磁気水や活水、百匹目の猿などが挙げられます。 (P37)
ニセ科学が語る物語は普通の科学よりも単純明快で、世界をわかりやすく説明してくれます。ゼロリスク思考などはまさにそれで、考えるのが面倒くさいから「ゼロ」と言ってくれるものがいいわけです。ゼロがゼロでないかで分けちゃうというのは、二分法思考であり、思考の単純化です。 (P41)
怪しい言説の中に正しいものも混じっていたということをちゃんと認識しないと、ブームの分析に失敗すると思います。 (P47)
効果があったかなかったかの問題を考えるときには疫学的な考え方が重要なのですが、日本では疫学をものすごく軽視する傾向があります。(中略)疫学では「少なくともこれだけは調べなければいけない」ということがはっきりしています。 (P55)
「お祈りをしたらある病気が治る」という説があったときに、お祈りの効果を調べたければ何が必要か考えてみましょう。まず祈ったときに「効果あり」が何人、祈ったけれども「効果なし」が何人かを調べます。これで「効果あり」のほうが十分に多ければよさそうに思いますが、実はそれでは足りません。さらに、お祈りはしなかったけれども治ったという「効果あり」が何人かと、祈らなかったし治らなかった「効果なし」が何人かも調べなくてはなりません。何かの効果を検証するためには、この4項目のどれが欠けてもダメなんです (P55)
科学者はいま、科学をわかりやすく伝えなさいという圧力にさらされている。数式は使わずに、難しいことも言わずに、わかりやすい絵をつけて、できればコンピュータグラフィックス、できればムービーでと、もうとんでもない圧力の下にある。 (P60)
「絶対安全」と「ゼロリスク思考」は裏表の関係にありますが、ゼロリスクを求められたからといって、現実に存在するリスクを説明することをさぼって、「絶対安全」を主張してはいけなかったわけです。どんなものにもリスクはあります。大事なのはそのリスクの程度です。程度問題を語ることをさぼって「絶対安全」を主張しても、結局は信頼を失うだけです。 (P62)
モード1科学
世界の解明が主な目的
物理学・生物学など
大学が研究の中心
CUDOSと呼ばれる科学のエートスを重視

モード2科学
問題解決が主な目的
環境学・情報学など
大学・政府・自治体・企業などの協同が不可欠
CUDOSより問題解決への有効性が優先 (P71)
CUDOS:
共有主義(Communalism)
普遍主義(Universalism)
利害の超越(Disinterestedness)
組織的懐疑主義(Organized Skepticism) (P71)
環境問題を解決する上では、さまざまな領域の専門家が集まってきて、問題の解決に当たります。 (P73)
神経神話:「脳神経科学の発達に伴って広まった脳に関する俗信」
「人間は脳を10%しか使っていない」
「右脳人間と左脳人間がいる」
「男脳と女脳」
「脳を鍛える」 (P89)
モード2科学的なものと疑似科学的なものには、境界領域が存在することがおわかりでしょう。この境界領域では、疑似科学的な理論についても、「「今後もしかしたら証明されて、科学になるかもしれない。今は証明が不十分でも社会問題の解決につながるから使うのだ」という認識がモード2科学と共通しているわけですね。 (P92)
科学の外部に基準を設ける必要が出てくる。最終的には、社会的な望ましさといったものを入れなければいけないでしょう。 (P93)
疑似科学と呼ばれるものは、信用できる方法論があるのに、それを使わないようなものだという分類ができます。 (P93)

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