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「意識の量」を増やせ! (光文社新書 522)
齋藤孝 / 光文社 (2011-06-17) / 799円196 users
読了:  2017年07月06日 星5つ
【書評】『「意識の量」を増やせ!』(その1)自意識と自己肯定感 : なおきのブログ
【書評】『「意識の量」を増やせ!』(その2)西洋教育の輸入がもたらしたもの : なおきのブログ

<目次>
まえがき
Ⅰ章 社会力は「意識の量」で決まる
Ⅱ章 仕事をするとはどういうことか
Ⅲ章 求められる人になる「意識増量」レッスン
Ⅳ章 他者を受け入れるレッスン
Ⅴ章 自意識の罠から逃れよ
Ⅵ章 「チーム・ジーニアス」の一員になる
あとがき



2017.06.20 sawady51さんの書評より
2017.07.06 読了
意識が曖昧な人のまずい点は、自分がうまくできた経験を蓄積できないことだ。「ああ、あのときはたまたまうまくできたんだけどなあ」で留まってしまう。
「監督にとっていい選手は、リクエストにきちんと応えてくれる選手。監督は、その選手が持っている能力以上のことを求めない。やれると思っていることを期待するだけ。監督の期待に応えられる選手が集まったのに勝てないとしたら、それはすべて監督の責任。 (P57)
引用コメント 『選手の心を動かす監督の言葉』
現代社会が突然、コミュニケーションを強く要求する社会になったわけではない。そこに生きる人間のほうに、相手のからだや心と触れ合い、寄り添う意識の習慣の蓄積が少なくなってしまった。 (P107)
バレーボールでは、成功してもミスしてもチームのメンバー同士で手をパンパンと触れ合わせる。性交したときには喜びを分かち合い、失敗したときにはそれをふっきるエールを送っているような感じだ。六人が一つのからだのようにうまく同調しなければならない。だから頻繁に声をかけ合い、手を触れ合う。
ラグビーもチームが一つのからだになることが要求されるスポーツだ。十五人が一つの生命体のように同調して動く。強いチームはその連動が美しい。 (P114)
大勢で音読をするときに、私は「みんなでリレー音読をやってみよう」と言うことがある。
一つの文章を、一人が通して音読するのではなく、次の人へ、次の人へとパスしていく。 (P115)
意識を語るときに避けては通れない大きな壁の一つが、「自意識」の問題である。意識の量が足りていない人たちの多くの原因がここに起因している。
誰しもある程度の自意識はもっている。自意識があるから、自己肯定感に根ざした自信をもてる。ところが、自分が他人からどう見られているかを気にしすぎ、そこにばかり意識が向かう「自意識過多」状態に陥ってしまう人が増えている。 (P136)
自己肯定感も強いが自意識も強いという自意識過剰系、「オレさま」系の尊大な自信家タイプ。
自意識は強いが自己肯定感がないため、周囲の目、人の評価ばかりを気にしてしまう。心が折れやすく、負のスパイラルに陥りやすい危険ゾーンだ。 (P137)
自尊心や自信をつけていくプロセスが、そもそも西洋と日本では大きく違っていた。
昔の日本人は、何を学ぶにしても修業感覚をもって習熟し、それに上達して自信をつける領域を少しずつ増やしていくことで自己肯定していくというプロセスをたどっていた。修業の過程では「師」から怒られたり、厳しい評価を受けたりして、心身ともに揉まれていく。師のもとで上達するということは、自分のやり方にこだわる気持ちを捨てて師の教えを受け入れていくことだ。そうした中で他者を受容していくことの意味を知り、自尊心と自己肯定感のバランスを身につけた。 (P141)
西洋はまず自尊感情をつける。幼い段階から個性が大事だと言われ、自分を積極的に表現することが奨励される。(中略)
このプロセスがうまく機能してきた背景には、キリスト教的宗教感覚も強く影響していたと思う。自分を大事にするように他者を大事にしなさい、慈しみなさい、という発想で、自尊感情から自己肯定感が、そして他者受容の精神が身についていくという流れだ。 (P142)
引用コメント 自意識過剰な人が増えているのは、戦後の教育の西洋化、個性を尊重した、自尊感情を重視した教育による弊害ではないだろうか。
客観評価にさらされずに自尊心、自尊感情だけが育てしまうと、自己肯定感に根差した本当の自信というものがもてない。そのために、自意識は過剰にあるが自己否定モードから抜け出せないというジレンマが起きてしまう。 (P143)
からだのメタボがさまざまな病気を誘発しやすいように、「自意識メタボ」も社会生活にさまざまな弊害をもたらす一種の病癖だ。(中略)
自分を理解してほしい、評価してほしい、しかしそうならないことへのいらだちが、自分は簡単には理解されないぞ、といった気持ちとなってしまう幼稚な行動だ。自意識をまったく飼いならせていない。 (P145)
「図で示す」必要があることで、書きたいことに対して少し距離を置くことができる。俯瞰する目をもてるようになる。 (P147)
自分がいいなと思う文体、憧れる作家の書いたものを書き写すことで、その人の意識をなぞる。自分の身に深くしみ込ませることで、その文章のリズムや味わいが乗り移ってくる。 (P149)
掃除をすることも行動様式から自意識を抑えるのに有効だ。 (P152)
恋愛がなぜ意識の量を増やすかと言えば、人と付き合うと、自分だけで自由に使えていた時間が減るからである。こまめに電話をしたり、デートをしたり、プレゼントを選んだり。自分のことを考える時間よりも、相手のことを考える時間が圧倒的に増える。それがいいのだ。 (P157)
いまの社会は、リクエストに応えられないことには次に仕事が来なくなってしまうという点で、組織の中にいてもみんながクライアントをもっているような状況だ。 (P167)
「よくしゃべる、よく間違える、よく笑う」というのは、「よくトライし、よく失敗し、どんどんふっきる」と言い換えることができる。そういう精神でぶつかっていく人には、閉塞感の壁はない。 (P173)
「早寝早起き、朝の散歩、ゴミ拾い、それから1分間スピーチ。本当だよ。そういう小さなことができる人間は野球もできるし、大きなこともできるんだよ」(沖縄興南高校野球部の我喜屋優監督) (P175)
フロー状態に入ると、全能感があり、自意識が消え、時間が経つのも忘れるほど仕事に没入する、と説明している。 (P180)
意識がこんがらがったり、深刻になったら、それを「心の問題」として捉えるのではなく、「意識の問題」として捉えてみよう。「それはそれ、これはこれ」と整理し、意識を複線化することで、心の比重は軽くなる。 (P191)

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