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なおきの本棚 (Naoki’s Bookshelf)
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間違いだらけの高齢出産
吉村 泰典 / 新潮社 (2013-06-28) / 1,296円7 users
読了:  2017年06月20日 星5つ
【書評】『間違いだらけの高齢出産』~35歳までに産んだほうがよい。 : なおきのブログ

<目次>
はじめに
第一章 老化する卵子
第二章 不妊治療の現場から
第三章 出生前診断、着床前診断
第四章 卵子提供、代理出産
第五章 高齢で妊娠、出産するということ
第六章 それでも高齢出産を選択しますか?
おわりに

2017.05.05 Aさんからの推薦
2017.06.03 読書開始
2017.06.20 読了
女性の所長の平均年齢は、100年以上前の明治時代は、平均16再ぐらいでした。それが、現在は約3.5歳も若返り、平均12.6歳になっています。 (P17)
哺乳動物は生殖可能年齢と寿命が一致することが少なくありません。ニホンザルは20~25歳、ゴリラは50~60歳が平均寿命ですが、これがそのまま生殖可能年齢になります。 (P17)
原始卵胞の数
妊娠5~6ヶ月目の胎内:600万個
誕生直前:100~200万個
思春期 :50~60万個
月経周期で月に約1000個消失
25歳前後:20~30万個
35歳:2万5千個
50歳:1000個
1000個以下になると女性は閉経を迎える。 (P19)
女性の卵子は新たに作られることなく、数を減らしながら“保管”されていることがお分かりいただけたでしょうか。 (P20)
卵子の老化は、女性が35歳を過ぎると始まります。
卵子の老化とは、その“クオリティ”が低下するということです。科学的に説明すると、卵子自身の減数分裂が正常にできなくなるということになります。 (P20)
人間の細胞は、それこそ頭髪も爪も皮膚も、死滅と再生を繰り返すことは皆さんご存知の通りです。男性の精子も、常に新しいものが作られています。
ところが、卵子は老化を続けている。これは体のあらゆる細胞のなかで卵子だけと言っても過言ではありません。 (P21)
1ヶ月の妊娠率が25%というのは20代前半の女性の数値で、20代後半になると15~20%に下がります。
さらに30代前半は10%、30代後半は8.3%と、1割を切ってしまいます。
妊娠するのに必要な時間も、20代前半は4か月、後半は5か月、そして30代前半は10か月、後半は12ヶ月という数字になります。 (P25)
妊孕性という言葉があります。読み方は「にんようせい」です。
“妊娠できる能力”という意味ですが、20代女性の妊孕性を10とした場合、30歳で8、35歳で8なのに対し、40歳で一気に1にまで落ち込むという数字がでています。 (P25)
(AMH検査は)妊娠「できる」可能性が分かるという一部の報道や宣伝とは異なり、卵子の残存数の推計から、妊娠「できない」可能性を見定めるわけです。 (P34)
(卵子凍結保存の成功率は)10%以下なのです。 (P35)
1回の平均妊娠率は、人工授精が3~5%なのに対し、大概受精は20~30%。違いは明らかです。 (P50)
普通の妊娠なら流産率は12~15%ですが、体外受精は25~26%と2倍近くに跳ね上がります。 (P63)
日本では1975年以降、出生時体重が2500グラム未満である赤ちゃんの割合が一貫して増えています。
75年には出生数約190万人に対し5.1%だったものが、2009年には107万任のうち9.6%に達しています。 (P65)
年間で11万2642件の体外受精に対して助成金が支払われており、その額は約170奥円になります。これほど巨額の税金が産婦人科医に流れ込んでいるのです。
いまや生殖医療の現場が「生殖ビジネス」と化していしまいました。 (P67)
流産の原因は様々です。自己免疫疾患、血液凝固障害、ホルモン異常、甲状腺機能異常、子宮奇形などがありますが、何よりも多いのは染色体異常です。全体の6~7割を占めるというデータもあります。 (P71)
21番目の染色体が3本になっていれば「21トリソミー」という病気になります。これは一般的にダウン症と呼ばれており、先天性の心疾患やさまざまな外表異常、知的障害などを伴います。ダウン症が広く知られているのは、染色体異常の中でも他に比べて流産率が低く、元気に生まれてくることが多いからでしょう。
他に13トリソミー、18トリソミーなどがありますが、いずれも重度の知的障害と致死的な心疾患や消火器疾患が多発する傾向があり、どちらも流産したり、1歳までに赤ちゃんが死亡してしまうケースがほとんどです。 (P72)
妊娠適齢期の女性であっても、染色体異常は一定の割合で発生します。
ただやはり、加齢と共に発生する確率は上がります。ある医療品メーカーの長さでは、25歳の女性がダウン症の子どもを妊娠する可能性は0.1%、35歳では0.34%です。
そして40歳になると1%台となり、45歳では4.8%まで上昇します。原因は、卵子の老化に尽きます。 (P72)
2009年度に行われた人工中絶は約22万件に達しました。 (P81)
22~40人の赤ちゃんのうち1人はなんらかの先天異常があるのです。 (P84)
海外では代理出産をめぐるトラブルが多く発生しています。生まれた子どもに先天異常があったために引き取りを拒否したり、代理懐胎をした女性が死亡したりしたケースもあります。また、生まれる前に子どもに異常があることが判った時に中絶を強要したり、多胎妊娠のために減数手術を行ったりすることもあります。 (P105)
後で分かったことですが、アメリカの医師は52歳の女性に受精卵を3つ戻したのデス。そのうちの2つが妊娠して双子になったわけですが、同じ医師としては信じられないというのが率直な感想です。
アメリカでは妊娠に対する成功報酬の条件がありますから、平気でむちゃをやることは分かっていましたが、それでも信じられません。
これには、アメリカの医師の責任もありますが、日本側のエージェントの責任も決して軽くないと思います。 (P128)
欧米ではピルを飲んでいる女性は40~50%です。それに比べて、日本の女性でピルを飲んでいる方は全体の2%ぐらいです。
その理由として多いのは、月経痛や月経量を減らすためです。 (P152)
自己決定権だけでは説明できないことが増えてきたのも事実です。
その代表例が生殖に関する領域ではないでしょうか。親による自己決定が、子どもの考えと食い違う可能性が必ず存在するからです。 (P165)
女性にとって「不妊治療が生きがいになる」ことが珍しくないことがあります。(中略)
そういう女性にとっては「治療が終わる」ことが恐怖なので、そうすると治療を止めるきっかけを失ってしまいます。 (P170)

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