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ジョン アーヴィング
/ 新潮社
(2008-11-27) /
940円
/ ISBN:9784102273142
こんな小説は、アーヴィングにしか書けない。本当にブラボーだ。 『ガープの世界』か『また逢う日まで』がアーヴィングの一番だと思っていたけれど、これはまた検討の余地が出てきた。素晴らしいことに。 インド、ムンバイでのテロなどがあって、タイムリーになってしまったけれど、間違いなく後で読み返すだろう。インドはインドなのだ。ただインドなのだ。 なるようにしかならない人生を、何とかクリエイティブにする為に。
ジョン アーヴィング
/ 新潮社
(2008-11-27) /
900円
/ ISBN:9784102273135
その缶詰には、様々な食材や料理が詰められている。あなたは好きな時にその一つを取り出して食べる事が出来る。食べ終わると、あなたは空き缶をまた元の位置に戻す。もしかしたらおいしくないものもあるだろうし、食べた事が無いくらい絶品のものもあるだろう。缶詰は空になるが、あなたには味の記憶が残る。 缶はいつの間にかすべての棚にびっしりと置かれている。あなたは缶詰を食べることに忙しく、アーヴィングがいなくなっているのには気がつかず、壁を離れて眺めることもない。 あなたが気がつくのは、すべての、あるいは、ほとんどの缶詰を食べ終わって余裕のあるころだ。あなたが空き缶を置き直した壁全体が、一つの絵の様に見えてくるのだ。
ルイス キャロル
, 金子 国義
/ 新潮社
(1994-03) /
500円
/ ISBN:9784102401019
いつか原書で読んでみようかしら。訳が良くないのではなくて、もっと深く読んでみたいという願望の現れ。 以下は読む前のコメント ------------------ 『鏡の国のアリス』広瀬正を読んで、一度読んでおこうと思っていたら、最近読んだ ARMS にも出てきたので、本屋で見つけて購入。
石田 衣良
/ 幻冬舎
(2008-08) /
600円
/ ISBN:9784344411630
眠気も吹き飛ばして、朝方に読み終わった。こういうのは久しぶりだ。もっと早くに読みたかった(まあ、金がないから文庫で読んでいるのだが)。ドラマは見てなかったが、後で見てもいいかもしれない。 今まで私が読んだ石田衣良作品のなかでもかなり上位に来る。素晴らしい。
梶井 基次郎
/ 新潮社
(1977-12) /
420円
/ ISBN:9784101096018
中には、とても重くて、読んでいるこちらが受け止めるのに時間のかかるものもある。しかし、それは重くなるべくして重い、時間のかかる文章なのだと思う。 後でまた読み返すだろう。 収録作 (良かったと思うものに「○」をつける。ついていないからと言って、悪い訳ではない。) 『檸檬』○ 『城のある町にて』 『泥濘』○ 『路上』 『橡の花』 『過古』 『雪後』 『ある心の風景』 『Kの昇天』○ 『冬の日』 『桜の樹の下には』○ 『器楽的幻覚』 『蒼穹』 『筧の話』 『冬の蠅』○ 『ある崖上の感情』○ 『愛撫』 『闇の絵巻』○ 『交尾』 『のんきな患者』
カート・ヴォネガット
/ 早川書房
(2008-11-07) /
945円
/ ISBN:9784150116897
ヴォネガットの小説は、こういう材料から出来ていたのだと確認出来る。煮込む前なので、多少アクが強かったりする部分もあるが、それがまたいい。よりはっきりした人間ヴォネガットそのものなのかもしれない。 これであと読んでないのは、『パームサンデー』と "God Bless You, Dr. Kevorkian" の二つ。これらを読んでしまうと、あとはリプレイになる。 そういうものだ。 おそらく後でまた読み返すだろう。何度も。 私は日本で生まれて日本に育った人間だから、ヴォネガットの言いたいことの何割かしか理解できていないだろう。だからといって、ヴォネガットが悪い訳でも、翻訳が悪い訳でもない。私自身が「当時の」あるいは「歴史の」アメリカ社会を肌で知らない所為だ。大丈夫。我々はその気さえあれば、自ら機会を設けてそれらを学ぶことが出来る。いつかそれらについて何か新しい知識を仕入れたならば、もう一度読み返そうと思う。 そういうものではあるけれど、ヴォネガットの言いたいことの核は伝わってくる。『愛は負けても親切は勝つ』とかね。 ---------------- 近所の本屋でどうせ入ってこないなら注文しようかと思ったら、一冊だけ入って来ていた。よしよし。迷わず購入。
カート,Jr. ヴォネガット
/ 早川書房
(1987-01) /
735円
/ ISBN:9784150107000
『スローターハウス5』に出てくるハワード・キャンベル・ジュニアのお話。 内なる自分に乾杯と言いたくなるが、怖さや脆さも併せ持っている。克服せずに付き合っていかないといけないのだと思う。昔読んだ同じ感動が、また違う深さで体に入ってきた。私も以前読んだ時よりも少しは違った人間になっているのだろう。 なんて難しいことを言っているようなふりをしてしまうが、実際のところ悲しくも面白いお話なのは言うまでもない。楽しめる物語として構築出来るところにヴォネガットの凄さがある。 白水社の版も読み直して見ようかな?ヴォネガットはリプレイに何度も耐える数少ない作家だ。嘘だと思うなら読んでみればいい。 以下は読む前に書いたもの。 絶版復活。本屋で見つけて思わず買ってしまった。 前にひとから借りて読んだ記憶では、早川版と白水版は訳者以外にも違いがあり、それは白水版では冒頭の数ページ「読者のみなさん」というのが削られていると覚えていた。 白水uブックスの方は持っているけれど、この早川の版と比べたときの欠落は、私の気のせいかと思っていた。早川の方は今まで絶版で手に入れられずに確認できなかったし。 本屋で見かけて、おもわずそれを持って白水uブックスの売り場へ行き、冒頭部分を読み比べた。やっぱり。白水版には「読者のみなさん」がない。よかった、私の記憶は正しかった。 もちろん購入だ。白水版を既に持っているからって、買わない理由にはならない。それに今手に入れないと、次に手に入るのは何時のことか分からない。もっとも、私の通っているこの本屋でヴォネガットが棚から無くなって、「あ、誰か買って行ったんだな」ってことは皆無なのだけれど。 『死よりも悪い運命』も文庫化されるし、『追憶のアルマゲドン』も出るし、こりゃヴォネガット好きにはいい方向に向かっている? 読むのはまた後で……。でも読む前から評価とお気に入りは決まっている。 で、今読んでる。
広瀬 正
/ 集英社
(2008-10) /
740円
/ ISBN:9784087463668
ノスタルジアと科学と文学と音楽。段々と引き込まれるよくできたストーリー。変わらぬ広瀬節。洒落た人だったんだなあと改めて思う。 対称性について、分かりやすく書こうと努力している跡が見える。成功しているとは思うが、一般の人が分かるかどうかは判断できない。ここは人によって評価の分かれるところだと思う。もちろん私は良しとする方だ。 SFといってよく低く見られるような傾向があるけれど、良いSFがどうして理解されないのか大変疑問だ。良いSFは良い純文学と基本的には同じだ。裏にある深遠な部分を読み取ってほしいと思う。 収録作 『鏡の国のアリス』(長編:表題作) 『フォボスとディモス』(短篇) 『遊覧バスは何を見た』(短篇) 『おねえさんはあそこに』(短篇) 解説:井上ひさし
集英社
(2008-10-25) /
1,000円
/ JAN:4910077171281
で、読んだ。 今までプレイボーイは買ったことが無いけれど、終わってしまうのは残念に思う。大人になってプレイボーイを買うようにはならなかったけれど、大人手前ではある種の憧れでもあったわけで、そういう対象が無くなるという寂しさだと思う。質の高いというのはどういうことか分からないけれど、とにかく濃い雑誌だと思う。 こんなにある意味重い物を、一種の娯楽あるいは楽しみとして受け入れる世の中ではなくなってきてしまったのは残念でならない。これだけのものを今まで作ってきたのだから、時代に迎合してスタンスを変えて存続させることは当然出来たと思う。それをせずに終焉を迎えるというのは潔いとさえ思う。 これも時代の流れと言って済ませることは出来るが、それだけではないものがある。最終号も買おうかな。 プレイボーイに発表された小説に、今まで自分が好んで読んできた作家がいくつか入っている。ダール、アービング、ヴォネガット、村上龍。読む物に困ったときの作家リストとしても使えそうだ。まあ、間違いはないように思える。 | |||||||||||||||||||