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うえお 久光
アスキーメディアワークス (2008-06-10) 定価:704円 / Amazon価格:704円 ISBN:9784048670890 赤松祐樹に"シフト"していることを打ち明けたクラスメイトの高嶋空。 彼女もまた祐樹たち同様「夢の世界」を冒険する少女だった。 だが、何故か空の"シフト"は他者とは異なり、ことあるごとに身体が激しい"痛み"に襲われる。 奇妙な現象に悩まされながらも祐樹の勧めもあって、空は向こうの世界で出会った女戦士・カレンとの旅を続けていくが、その旅はやがて—はたして空の身体に何が起こっているのか? 『悪魔のミカタ』の著者・うえお久光が贈るモダンファンタジー。 感想 文章は丁寧で読みやすい。緻密で独特の世界観、現代と異世界を行き来するストーリーは素晴らしい。……が、逆の意味で読者が入り込みにくいような気がしました。設定は複雑でリアルに感じました。勧善懲悪モノにはない、微妙な位置関係が面白いです。今後の展開が非常に気になります。オススメ!
紅玉 いづき
メディアワークス (2008-02-10) 定価:578円 / Amazon価格:578円 ISBN:9784840241595 海沿いの王国ガーダルシア。 トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。 しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。 ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。 扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。 果たしてそこには、数百年前に封印されたという人喰いの魔物が眠っていた。 トトは魔物の誘いにのった。 魔物はその封印から解き放たれ、トトは片耳を失った。 そして強い魔力を手に入れた—。 これは、孤独な人喰いの魔物と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。 第13回電撃小説大賞"大賞"受賞『ミミズクと夜の王』の紅玉いづきが贈る、二つ目の"人喰い物語"。 感想 文章は丁寧で読みやすい。緻密で独特の世界観、現代と異世界を行き来するストーリーは素晴らしい。……が、逆の意味で読者が入り込みにくいような気がしました。設定は複雑でリアルに感じました。勧善懲悪モノにはない、微妙な位置関係が面白いです。今後の展開が非常に気になります。オススメ!
瀬那 和章
メディアワークス (2008-02-10) 定価:599円 / Amazon価格:599円 ISBN:9784840241632 深夜の駅。 人気のないコインロッカー。 そこで一人の少女が闇に引きずり込まれ姿を消した—。 人は死ぬと"異界"に落ちる。 それがこの世界のルール。 だが、強い未練を残し"異界"に落ちた魂は、異形の姿となり現世に戻り、世界の侵食を引き起こす。 失踪中の兄から届いた手紙によって、世界のバランスを保つ"異界使い"の存在を知った霧崎唯人。 兄の行方と少女の失踪の謎を追ううちに出会う、"闇"の世界。 狩る者と狩られるモノ—狂気に満ちた饗宴の後に、暴かれる真実とは…。 第14回電撃小説大賞"銀賞"受賞。 深紅の悲しみに彩られたサイコミステリー。 感想 まず、タイトルは判りやすい。イメージ通りのホラーです。 オビに"【サイコ】ミステリー"と書いてあったが、あまり納得できないです。ホラーファンタジーが一番シックリきます。文章読みやすく、丁寧な描写です。世界観は独創的で面白いが、奥深さはどうでしょうか……!? キャラクター個性豊かで、特に〈都狩 レム〉が印象に残りました。若干残念なのは、読後の正直な印象。 ——シリーズ第一作目にしては"闇"の世界の情報が多く、神秘性を持ちづらいです。もう少し小出しした方が良いと思いました。それでも作品面白く、次作が待ち遠しいので期待しています。
杉井 光
メディアワークス (2007-01-06) 定価:641円 / Amazon価格:641円 ISBN:9784840236911 「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。 世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる"ニート探偵"アリスはそう言った。 高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ"エンジェル・フィックス"—すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決と動き出す! 情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。 感想 なにやら、訳アリのニート探偵"アリス"。アイスクリームがめちゃくちゃ美味しいけれど、ラーメン屋。いつの間にか集まるニート達。謎だらけの世界に足を踏み入れた主人公は? 現代物なので、物語に入りやすいです。文章は申し分なく、読みやすいです。タイトルも判りやすく、気になるタイトルです。今後シリーズ楽しみです。
野梨原 花南
富士見書房 (2003-12) 定価:525円 / Amazon価格:525円 ISBN:9784829162330 彼の名前はマルタ・サギー。本当は少し違うけれど、オスタスに来てからはそう呼ばれている。職業は『名探偵』。けれど推理はしないし、できない。マルタにあるのは“事件を強制的に終結”させる力だけ。彼がその力を行使すると“世界の法則さえ捻じ曲げて事態が解決”してしまうのだ。「だってどんな世界でも働かなきゃ、生きていけないし。僕にできるのは『名探偵』だけだし」完璧な探偵であり、同時に全く探偵でないマルタ・サギーは、如何にして『名探偵』になったのか? 感想 タイトル通りのミステリー物だとおもったら……良い意味で期待を裏切られました。 ストーリー非常に面白いです。強制的に異世界に送られ、異世界の生活と謎めいたカードゲーム! 複雑な設定ですが、コメディタッチ=ファジィーさで読者を飽きさせません。ページ数少なく、非常に読みやすいです。
すえばしけん
ホビージャパン (2008-07-01) 定価:650円 / Amazon価格:650円 ISBN:9784894257290 政府機関に属する魔法士の椎葉十郎は、とある事情で同僚の能勢とともに魔法士養成校の教官として派遣される。そこで出会った少女・雛咲月子の扱いに四苦八苦する十郎。そんなとき魔法士を目の敵にするテロ組織「大祓」が学校を襲撃!十郎は生徒たちを守りきれるのか!? 感想 この作品はすごく気に入りました。 受賞作とは聞いていましたが、タイトルの安直さで期待が保てなくなりました。 しかし、読み始めると止まらなくなる。ストーリー自体は良くある魔法モノですが、細部まで細やかな設定が良いです。全体的にはまだ序章という感じの物語ですが、いくらでも展開出来る作品だと思います。これからの作品が待ち遠しくて、仕方ありません。ぜひ、一度読んでみて下さい。間違いなし!
あざの 耕平
富士見書房 (2007-05) 定価:693円 / Amazon価格:693円 ISBN:9784829119150 そのカプセルは、悪魔を使役する。 7年ぶりに日本に帰国した梓を待っていたのは、陰を持つようになった幼なじみの景と、彼がカプセルというドラッグを常用しているという噂だった。そして、カプセルには秘められた真実の効用があった……。 感想 読みやすい文章で時間を忘れて読めます。 構成はアイデアが、よく考えられて楽しめました。独特でインパクトのある世界観、戦闘描写がリアルで非常に面白かった。主要キャラも個性的で味があり気に入りました。このシリーズは要チェックです。
響野 夏菜
集英社 (2007-11-30) 定価:540円 / Amazon価格:540円 ISBN:9784086011075 「空の旅団」は、どんな強固な警備もくぐり抜けるという謎の盗賊団。「盗みに入った屋敷の令嬢の心まで奪う」と言われる彼らが狙ったのは、ファロン王国にある宝玉〈一つ目の涙〉。そしてある朝、侵入不可能なはずのファロン王妃の寝室に旅団からの盗みの予告状が!城は厳戒態勢をとるけれど、王女のイリーシェは「空の旅団」に興味津々。謎の旅団をひと目見ようと寝室を抜け出して…。 感想 謎の盗賊団に宝玉〈一つ目の涙〉と共に王女(イリーシェ)が盗まれる。一癖も二癖もある「空の旅団」の団員たち。 ところが、そんな団員たちに強い仲間意識を感じ、共に宝玉をめぐる旅をする事になる。 ありがちなストーリーですが、文章丁寧で違和感無く読めます。キャラクター陣も割と個性的です。ですが、個人的には二番煎じなストーリーが気になります。今後の展開にもよりますが、現時点ではどうしても次作に期待がもてない。というのが、読後の正直な感想です。
霜島 ケイ
メディアファクトリー (2005-09) 定価:609円 / Amazon価格:609円 ISBN:9784840114189 死者の魂を鎮め、土地の浄化を生業とする駆け出しの“鎮魂屋”トキは、“宙に浮かぶ右手”の相棒「タマ」とともに、霊害によって住人が逃げ出しているシンカという街にやってきた。そこで、元気なんだけどどこかはずしている不思議な少女マユと、口を訊かない従者ヒューゴに出会った。マユはご禁制の業を使う“召還師”で、それも腕の良さからお尋ね者になっているのだという。そして、このままでは「この街シンカは神の怒りに触れた土地、イツクラと同じ運命になる」といった。伝説の『マガモノ』とは何か?そして世界の運命は!?実力作家が贈る異世界ファンタジー開幕。 感想 主人公の「トキ」はとても大人しく、頼りなさそうな男の子。シンカで出会った「マユ」に振り回されながら旅をする。どことなくほのぼのした世界設定だが、シリーズ化すれば、奥の深い世界が出来そうです。物語の背景がまだ見えていないのでこれからが楽しみです。
鎌池 和馬
, 灰村 キヨタカ
メディアワークス (2004-04) 定価:599円 / Amazon価格:599円 ISBN:9784840226585 自分の部屋に、純白のシスターがいきなり空から降ってきた。「ありえねえ…」上条当麻はつぶやくが、そのシスター姿の少女はこう言った。自分は魔術の世界から逃げてきた—と。ここは“超能力”が“一般科学”として認知された、アンチ・オカルトの学園都市。上条は『インデックス』と名乗る謎の少女の言動をいぶかしむが、二人の前に本当に“魔術師”が現れて—!期待の新人が贈る学園アクションストーリー! 感想 典型的なライトノベル作品って、感じです。設定やキャラ・ストーリーも良いです。魔術、超能力、etc..が入り乱れてて、好きな人にはたまらないでしょう。ですが、情景描写(特に戦闘シーン)が解りにくかったりします。文章力の問題かなぁ..。あと、この初刊は4年前に書かれているので、若干物足りない気がします。ただ、シリーズ物としては次巻以降がたのしみです。
坂入 慎一
メディアワークス (2005-09) 定価:662円 / Amazon価格:662円 ISBN:9784840231497 死を尊び、ゆえに死の対極に位置する美しき少女、砂夜。死に無関心、ゆえに死の至近に位置する少女、ユルリ。誘蛾灯に導かれる蟲のように、二人の周りは不条理に満ちている。いたずらに死への道程を遠回りする、死ににくい才能を持つ者。死を恐れる才能を持つ者は、逆に日常の恐怖を浮上させ、死を周りに振りまく—。彼らはすべて、自分の想いに誠実で、それでいて歪んでいて、どこか悲しい。二人が「それら」に出会うとき、気まぐれな運命の歯車は軋りだす。これはいびつで異常で狂っていて—「F」reakな物語。 感想 前作、「シャープエッジ」で独特な世界にはまった僕が待っていた作品です。素晴らしい!背景設定、情景描写も良いです。キャラクターにも惹かれます。ただ...この作家さんは遅筆なのでしょうか?作品数が異常に少ない。首を長くして待っている読者の為に、頑張って書いてもらいたいです。
渡瀬 草一郎
メディアワークス (2001-02) 定価:641円 / Amazon価格:641円 ISBN:9784840217408 時は平安。陰陽道の名門に生まれたにも関わらず、家業である陰陽道を捨て、文章道を選んだ一人の青年がいた。青年の名は慶滋保胤。保胤は大陰陽師・安倍晴明の依頼に応じて近頃都に現れた外法師の素性を調べ始める。だが、それはとてつもない怨念と呪いが渦巻く事件へ保胤を導くきっかけに過ぎなかった…!魑魅魍魎がうごめく平安時代の闇—。いま、闇から滴る魔が世界を狂わせ始める…。第七回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作、登場。 感想 この手の作品では、「陰陽道」は正に定番中の定番。何ですが、この作品はブームに乗った便乗作品と思ったら大間違いです。文章力もあり、設定、構成も素晴らしいです。史実に基づいたリアリ感、キャラクター設定も細部まで良く書かれています。この作品がデビュー作だと聞いて、驚きました。「渡瀬 草一郎」恐るべし!ただ、第一巻の表紙イラストは違うような...。
KIRIN
富士見書房 (2006-01-20) 定価:588円 / Amazon価格:588円 ISBN:9784829117873 出逢えて嬉しかった。一瞬で恋したのも本当のこと。その想いに嘘はないから—全身全霊で彼と戦うのだ。「…参ります」再び邂逅した前魔王・ラジャスを見つめ、統一帝国皇帝・サラ=シャンカーラは、静かに剣を掲げた。魔王を倒した人間の勇者・サラが、人間世界・魔物世界を統一してから4年。復讐を誓うラジャスが、サラの前に現れた。同時に動き出す、サラの命を狙う複数の陰謀。思惑が錯綜する中、ラジャスとサラは己の道を貫き通す。 感想 勇者と魔王が入れ替わる?物語として、読み始めは面白そうだと感じた・・・が、次第に人間世界・魔物世界の背景や因果関係、謀略・策略と複雑に絡み合い、作品に引き込まれていきました。シリーズ初巻なので物足りなさもありますが、次巻以降、様々な展開があります。気楽に読める感じです。
大楽 絢太
富士見書房 (2005-09-17) 定価:651円 / Amazon価格:651円 ISBN:9784829117538 こんちは!オレ、マーガスって言います。ドラゴン棲息地帯にほど近い、このフランの街で生まれ育った十五歳。ツルッパゲの悪友・ジャンと遊んで暮らすしがない暇人—だった。昨日の夜、あのチラシを見るまでは。でも、今日からオレは武器屋『エクス・ガリバー』のオーナーの一員!!うぅ、燃えるぅ!だけど、一夜明けて出勤してみたら、なんだか様子がおかしい。…ええっ、店内にろくな武器がない!?ロコツに怪しいオーナー募集告知に引き寄せられて集まった個性豊かなオコサマ七人が、ノリと情熱で経営に体当たり。 感想 うーん、この作品はまさに冒険物の王道って感じです。ページ数も少なく、活字少な目です。その分、気楽に楽しめるドタバタ冒険活劇!最近のライトノベル作品と比べるとどうかとは思いますが、僕は好きです。 |
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