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マネするマーケティング
岡本 吏郎 / あさ出版 (2004-02-20) / 500円44 users
読了:  2017年05月25日 星4つ お気に入り
わかりやすいマーケティングの入門書。

マーケティングに必要な知識は少し。必要なのは知恵。ところが人間にとって考えることは苦痛。

一から考えるのは困難。良い前例を資源として真似ればよい。問題は真似るコツをつかむこと。

顧客を動かすのは物語り。物語りはこだわりを伝えること。しかし最初からこだわりを語ってはいけない。入り口を優しく、出口を高く。物語りではなく、子どもを相手にするようにお話しをする。

複雑系社会の消費者は釣堀の魚。簡単な仕掛けには引っかからない。餌をもらっているから飛びついてはこない。プロしか通用しない時代。

商品力の強い商品がある事が前提。しかしその良さが伝わらない。だかやその良さを伝えるのがマーケティング。

全ての資産は足元にある。あなたが当たり前と思っていることを顧客は知らない。当たり前をわかりやすく説明する。
絶対、起業!
斉藤 雅裕 / 幻冬舎 (2016-09-02) / 864円1 users
購入:  2017年05月14日 864円 所有
読了:  2017年05月20日 星5つ お気に入り
マーケティングのすゝめ (中公新書ラクレ 567)
購入:  2016年12月17日 1,140円 所有
読了:  2017年02月16日 星5つ お気に入り
2016年10月のワールドマーケティングサミットでいただいた本。サミットではコトラー先生の生の声を聴くことができた。あの時の話がこの本にまとまっていた。とても勉強になった。マーケティングとは何だろうといつも思っていたが、「マーケティングとは顧客の課題を解決する価値を提供すること -
Creating value by solving customer's problem.」という定義が腑に落ちた。製品起点ではなく、顧客の課題を見つけ出して、解決する価値として製品+サービスを提供することがマーケティングなのだと。イノベーションとリノベーションの違いも納得。
データの見えざる手: ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
矢野 和男 / 草思社 (2014-07-17) / 1,620円280 users
読了:  2016年06月15日 星5つ お気に入り
データの見えざる手/矢野和男

日立製作所中央研究所の矢野和男さんがウエアラブルセンサを開発し、それをつけて人間の行動データを収集して分析したら、驚くべき事実が検証された。

人間の活動は、熱力学の法則に当てはまり、ボルツマン分布(矢野さんはU分布と名付け
た。UはユニバーサルのU)になっている。

人間の行動は右肩下りのU分布に従うため、思い通りに行動することはできない。

幸福は、50%は生まれつきに決まり、環境は10%。残りの40%は活発な身体活動によって得られる。つまり幸せは加速度センサーで測定できる。

幸せは伝播する。幸せな人は仕事ができる。コールセンターの受注率をアップするために効果的だったのは、活発な休憩時間をつくることだった。活発に会話できるように同世代の4人のチームで休憩を同時に取るようにしたら、休憩中の活発度が10%以上向上し、その結果受注率がなんと13%も向上した。

会話があり、活気のある職場が仕事の効率をあげる。職場の会話を削ぐようなIT化はかえって仕事効率を下げる。

運は、横つながりの多いソーシャルグラフ(人脈)で決まる。到達度が高い人は運が良い。

人間の行動は続けるほど止められなくなる。1/Tの法則に従う。

人工知能にできない仕事は、問題の設定、目的が定量化できない問題の解決、結果に対する責任。
ザ・原発所長(上)
黒木 亮 / 朝日新聞出版 (2015-07-07) / 1,836円44 users
読了:  2015年12月11日 星4つ お気に入り
原発事故のドキュメンタリーだと思って読み始めたら、最初は主人公の小学校時代からの描写だったので一瞬戸惑った。

これは作家黒木亮さんが、故・吉田昌郎福島第一原発所長をモデルに、綿密な取材に基づいて描写したフィクション作品である。

上下巻2冊の分量ながら、引き込まれて読み進んだ。

私と同世代の主人公富士祥夫は、私と同じように21世紀の科学の進歩した世界を夢見て、夢の技術原子力に惹かれていった。理科系だった自分は共感する。しかし原子力の現実の世界は金と利権の渦巻く闇のある世界で、理想と現実は乖離していく。

富士祥夫はどこにでもいる体育会系の技術屋であり、がっしりした体格ながら、芯は繊細で、情に厚く、気配りを欠かさない。だからこそ仲間がついてきてくれる人物だった。

技術屋の慢心を叩きのめすのは母なる地球。すべてを知っているリーダー富士祥夫に与えられた前代未聞の仕事。かつてない危機に死を覚悟して不休不眠で果敢に立ち向かった人々に天は奇跡を与え、最悪の事態は避けられた。しかしその代償としてリーダーの命は病に奪われた。

困難に直面して、逃げることなく、リーダーとしての使命を果たすことが、果たして自分はできるか?

吉田昌郎さんは、真にリーダーであった。そして最悪の事態から日本を救ってくれた。
合掌。

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