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よしなが ふみ
白泉社
(2009-09-29)
五代将軍・綱吉の御台所が、京から呼び寄せた右衛門佐。家光が寵愛した有功の後、長く空席だった大奥総取締の座を手に入れた彼の目的は…!? そして、後継ぎのいない綱吉を巡り様々な思惑が…!? 玉栄がすっかり耄碌爺になっていたのが残念。もう少し出来た人間になるかと思っていたのに…。子供を亡くしてもすぐ子供を産め産め言われる綱吉が可哀想だと思ったので、吉保と右衛門佐が彼女の本音を知っていることが救いと言ったら救い。もう少し吉保の綱吉への想いを知りたいが、次巻で描いてくれるかな。色狂いと言われていた綱吉だったが、阿久里とのことにしたって単に初恋の人をずっと想い続けたってことなら一途と言えなくもないし、彼女も家光と一緒で将軍という立場の不自由さに憤っていたのかも。ただ彼女は家光と違って政治に飽きてしまったのがまた不憫っちゃ不憫。赤穂浪士のことをどう描くのかと思ったら完全綱吉贔屓。まぁ仕方ないが。
よしなが ふみ
白泉社
(2008-12-24)
第13回 手塚治虫文化賞 マンガ大賞 受賞!! 大好きな家光と有功の話が終わってしまった…何人の男と寝ようとも一途に有功だけを想い、最期まで潔癖だった家光がいじらしくて可愛かった。そして家光没後すぐに自害した正勝の話も読みたかったな…どんな想いで側で仕えてたんだろう。綱吉の時代になってお玉再登場!とわくわくしたら、すっかりただの隠居になっていてちょっと残念。というかお玉の中に家光の遺志が見当たらなかったのが不満。(どんだけ家光贔屓だ自分。)綱吉と吉保、右衛門佐も曲者揃いで面白そうだけど、もうちょっと可愛げがほしいところ。
清水 玲子
白泉社
(2009-10-29)
千堂外務大臣の一人娘・咲の誘拐事件が発生! 自殺した容疑者のMRIから咲らしき少女が貨物船のコンテナに閉じ込められていると分かるが…!? 少女救出のため、薪たちは!? 見事な逆転痛快劇。相変わらず後味は良くないが。国交と人命、どちらが大切か。自分の血を分けた子供のためなら汚名をも辞さないのに、そうでない子供へは他人事という大臣の両極端はある意味天晴れ。だからこそ犯人の計画の全容をわざわざ大臣に説明し、最後の言葉を吐き捨てた薪のおかげで溜飲が下がった。発端の拉致事件への対処については大臣一人が責められるべきことじゃないだろうとは思うが、"父親"としての彼には虫酸が走ったので。薪が岡部に惚れないのは、岡部が青木ほど無鉄砲で危なっかしくないからなんだろうな。薪はきっとダメっ子好きで、容姿に似合わず男前で守られるより守りたい人なんじゃなかろうか。
清水 玲子
白泉社
(2009-02-27)
警視庁捜査一課生えぬきのエリート・岡部は、なぜか急に科学警察研究所第九研究室に配属された。そこでは捜査員すべてを前の事件で亡くした薪警視正が室長を務めていた。今回は「第九」再結成当時の連続殺傷事件を岡部の視点で追っていく。薪の一風変わった人間性・捜査一課との捜査方法の違いに当惑する岡部、そして彼に与えられた真の使命とは!? 岡部が薪にオチた日もとい薪と岡部の出会い編。状況証拠や聞き込みで得た情報と脳から得た情報の差異についてがメインだったわけだが、その真実が果たして誰を救ったのかと考えるとやりきれない。まぁ誰かを救うためじゃなく、捜査は誤りや間違いがないようにする為にするもんなんだけど。併録の特別編は自分の思考と鈴木の思考のシンクロに混乱する青木の話。薪が雪子より弱いところを見せられる人間だったら青木は薪の手を取ったに違いない。
佐藤 秀峰
小学館
(2009-10-30)
非血縁者同士である斉藤から赤城への腎移植の可否は倫理委員会にかけられた。書類の不備で今回は否認されたが、再提出の機会を得て、その際には斉藤が自ら委員会で移植の実現を訴えることに。しかし、移植に反対の指導医・近藤ムツミと、その夫で移植の執刀医・敏夫から、かつて永大で腎移植を受けるも自殺した少女・美和の話を引き合いに出され、斉藤の内心は揺れていた。そんな中、音信不通の娘を訪ねて、赤城の母親が永大にやってきて…。赤城への腎移植を実現するために、斉藤は自ら倫理委員会の場に立つ。この移植は当事者ふたりだけの問題なのか? 委員会の面々、赤城の母、恋人の皆川、そして自身の両親…それぞれの価値観と倫理観が錯綜する移植編、正念場!! (第47話~第54話) 親から気持ち悪いと言われるのはキツいけど、確かに斉藤の独りよがりは気持ち悪いと思っているのでちょっとスカッとした。でもその上をいく気持ち悪い考えを皆川が提案した時は本当に鳥肌が立った。自分の腎臓を赤城に提供するから、赤城と付き合って自分の存在も感じていてとか怖い。それこそ臓器提供しちゃいけない人間のいい例だろう。まだまだ手術に至るまでは先が長そうだ。
秋里 和国
小学館
(2006-04)
美しい容姿、恵まれた素質、そして優しい両親に頼れる悪友。湘南に暮らす高校生・一臣穏やかな日常は、彼と同じ顔を持つ少年・山王丸が現れた日から静かに壊れていった。あらゆる人間と見境なく性的関係を持つことを「趣味」と言い切る山王丸と、彼に誘惑されていく周囲の人々。苛立つ一臣は…。 表題作「Jazz-Tango」のほか、乗馬の世界で生きる青年・秋夜が見出した魂の愛と成長を繊細に描く「万物は原子より成るということを」を収録。 表題作はホラーらしい終わり方だが、オチの収まりの悪さに戸惑ってしまった。山王丸が心を開くのを見てみたかった。そのかわりというわけじゃないが、併録の「万物は~」はハッピーエンドで救われた。
一条 ゆかり
集英社
(2010-02-19)
ウィーンでのデビュー後、SRMのレコーディングの為に帰国した史緒。出産を控え、幸せに満ちた萌と再会し、彼女の本当の姿を知る。新たな絆が生まれた二人は!? 遂に最終巻!! 何が感慨深いって、あの萌の口から史緒への謝罪と感謝と祝福の言葉が聞けたこと。そしてその上をいく神野の反抗期!涙!!史緒の"プロポーズ"も可愛かった。正直、ラストはそこまでドラマティックにまとめなくても…と戸惑ったが、史緒と萌の絆の深さに感服。あとは蘭丸に幸あれ。
一条 ゆかり
集英社
(2009-07-17)
カミラの代役に抜擢され、稽古に励む史緒。萌の母は、娘と神野の結婚を要求しに神野家へ乗り込むが…!? 有閑倶楽部×プライドのスペシャルコラボ編「無閑倶楽部」も収録。 史緒、プロデビューおめでとう。1巻からずっと史緒の、好きな歌への貪欲さと自尊心の高さ、誰に対しても誠実であろうとする姿勢が好きで、その彼女の念願のデビューが成功に終わったのが本当に嬉しい。そしてそれとは対照的に神野が萌のことを史緒に話すかどうかで苦悩したり、蘭丸に嫉妬して大人げなく激昂したり、史緒から感謝ではなく愛情がほしいと思ったりと、結構情けなくなっているのが小気味いい。史緒の前にパトロンとしてじゃなく一人の男として立てるのか神野。神野母には惚れる。あと久しぶりの『有閑倶楽部』の面々に会えて嬉しかった。
森永 あい
講談社
(2009-12-11)
堂々完結(フィナーレ) ハナをめぐる泉と夏希のバトル、終結!そしてホッケー部は初勝利なるか!? ハナ父、頑張りすぎグッジョブすぎ。話は予想通りの展開と結末を迎えたわけだが楽しかった。ハナ父とカールと太田弟に幸あれ。
森永 あい
講談社
(2009-08-10)
ハナをめぐり、泉vs.夏希ヒートアップ!!そして、ついに泉がハナに告白を!?恋愛編クライマックス突入!!! 森永あいの旅日記 おいしいもの&楽しいこといっぱい!爆笑必至のショート・エッセイ!!「大島救世主伝説」収録 今までで一番笑った巻。とくに泉と墓場で待ち合わせ指定したハナに呆れながら仏壇に手を合わせる糸魚川がシュール過ぎてツボだった。あと地味で無視されがちだけど押さえるところ(主に笑いのツボ)は押さえているハナ父が出張っていたのが嬉しい。メインの恋愛面は泉ラブな珠子が戻ってきてさらに混戦。王道展開だけどテンション上がる。
森永 あい
講談社
(2009-04-13)
突然ラブが急展開!なぜかモテまくるハナ、泉に史上最大のライバル登場!! 番外編「Merry Christmas Mr.Santa Claus」も収録! 群馬で徳川埋蔵金探ししたり、雪女に会って夏希が恋愛したり、夏希がキレてハナと2人でイタリアに行って泉に宣戦布告したり。この作品最強キャラ・夏希が本気を出すとこは胸躍る。泉頑張れ。森永作品の、妖怪みたいなじじばばモブをメインと同じくらい描き込んで全力でふざけている感じが好き。
森永 あい
講談社
(2008-11-13)
泉、受難――。 こじれにこじれるハナとの仲。泉は修行の旅へと旅立つ!! 森永あいの旅日記収録!!おいしいもの&爆笑エピソード満載のショート・エッセイ!!下諏訪の鉱泉でムササビと握手! 命倫祭に向けて海賊映画を撮ったり、高知の海で泉と糸魚川がビーチバレーやったり、カール(ハナの初キスの相手)がハナの家に居候したり、泉が山奥で動物と修行したり。やっぱりカールの一途さが好き。泉の言う通り数年後には顎割れしてそうだけど。あと影の薄いハナ父の多分最初で最後(じゃなかったけど)の活躍に拍手。
森永 あい
講談社
(2008-07-11)
祝!10巻達成記念 森永あいの旅日記収録! カッパの子供を発見したり、泉がハナの家に居候したり、泉とハナが町内会の熱海温泉旅行に行ったり、虚弱体質の新入部員がやってきたり。泉とハナは当て馬がいないと進展しないということが改めて証明された。
森永 あい
講談社
(2008-02-13)
ハナと泉がキスゥ!?[ホッケー部]がついに「恋愛まんが」に……!? あるひ ハナちゃんは、 きんぱつの おうじさまに チューされて しまいました。 それを みていた いずみくん。 なんだか ごきげん ななめです。 そこで いずみくんは…… 糸魚川と泉の知られざる過去!糸魚川主役の番外編「中学生日記」収録!! 糸魚川が泉の世話を焼く理由が金魚の代わりとか酷すぎる。でもそんな理由でじいやになれる彼が凄い。そして初恋(?)が夏希とかつくづく残念な人・糸魚川。 腹まくらな太田弟好きなのでまた出てきてくれて嬉しい。 腹まくらな太田弟好きなのでまた出てきてくれて嬉しい。
森永 あい
講談社
(2007-08-10)
ハンサム王子が,華族の坊ちゃまが,ハナに急接近!?そしてついに初×××まで!?なぜかモテまくるハナ,恋愛運急上昇! ハナ、ファーストキスを王子(13歳)に奪われる。 山の奥旅館のじじばばのバイタリティが凄まじ過ぎる。
森永あい
マッグガーデン
(2010-03-10)
ついにマシンの修理完了。奈々子(inあきら)の誘導も滞りなく、元に戻る準備もOK。2人は元に戻るのか。 マッチョがリアルなネズミーがちょっとツボ。じゃなくて、あきらが理想の娘過ぎる!思った通り家族公認のダメ押しも食らったし、あきらも奈々子より千本木を想う割合が多くなったらしいし(P145のアレは千本木と比べて赤くなってたんだと信じる)、このままの方がみんな幸せなんじゃないかと思うが、番外編を読むとヘタレあきらも懐かしくて元に戻ってほしいなとも。結局あきらが幸せならいい。あきらが一番可愛い。しかし森永作品の中でこれほど購買欲を削ぐような表紙は初なんじゃないだろうか、自分はこういうおふざけ大好きだが。でも裏表紙の方がツボだったりする。
かわぐち かいじ
講談社
(2009-12-22)
堂々完結。 200X年6月。合同演習に参加するため、横須賀からハワイに向け出航する“国防軍”の最新鋭イージス艦「みらい」。埠頭には、帽子を掲げて彼らを見送る一人の車椅子の老人がいた――。 9年3ヵ月におよぶ航海は、衝撃の結末を迎える!! 海底で原爆爆発。角松は米軍に捕らえられ、同任務についていた柳達は見捨てられた。戦後日本を支えた菊池と桃井は数年後飛行機ごと行方不明。角松は60年後の知識を武器に財力を持ちアメリカの闇の存在に。 角松の父が死んだことはこのための布石だったのか。見事な「歴史」の帳尻合わせの幕引きだけど、でも角松の「みらい」の面々の最期を思うとあまりいい気分にはなれなかったり。いやでもやっぱり見事。
かわぐち かいじ
講談社
(2009-10-23)
草加は最期に何を託したのか。 原爆を抱えた戦艦「大和」轟沈の渦に飲み込まれる角松と草加。頭に傷を負った草加は、最大の敵対者である角松に対し、自分を見捨てて生き残れと迫る。 草加死亡。「大和」と「みらい」沈没。 あっけなさに一瞬放心。
かわぐち かいじ
講談社
(2009-08-21)
角松二佐、裏切りの告白。 原爆の起爆が迫る「大和」の艦内。右足に重傷を負った角松は、思い詰めた顔で草加に語り出す。「自分が生まれた日本に帰れないのならば、この世界も戦後も、どうなろうと知ったことではない」そして、楽に死なせてくれと哀願まで始めた。困惑する「みらい」乗員。角松の発言は懺悔か虚辞か? 原爆の起爆装置停止ならず。「みらい」はトマホークを発射。カーネル率いる米軍鑑は「大和」強襲乗艦を狙うが…。
かわぐち かいじ
講談社
(2009-04-23)
これは、国運を賭けた「ドミノ倒し」なのだ。 海軍、陸軍、連合国、枢軸国……様々な思惑が絡み合う中、内地では滝が講和に向け静かに動いていた。それは、「ドミノ倒し」のようにひとつの間違いも許されない慎重な作業。そして、すべての鍵を握るマリアナの原爆。草加が最初の一枚を倒した時、我々の知る歴史は消滅する。 起爆装置停止まであと一歩というところで角松負傷。草加が「みらい」へ揺さぶりを仕掛ける。 |
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