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 こころの科学 145号 (145)
登録日:2009年05月07日 21時12分36秒 2009年05月07日
こころの科学 145号 (145)
日本評論社 (2009-04)
定価:1,200円 / Amazon価格:1,200円
ISBN:9784535140455
カテゴリ:本・雑誌 本・雑誌 / 医学・薬学 登録日:2009年05月07日 21時12分36秒 2009年05月07日2 users 個別ページ
タグ 精神医学 購入 2009/05/07 1,200円 読中 読中
コメントADHDとLDの特集。編者は田中康雄。田中康雄的構成。
まだ読んでいる途中だが、品川裕香の文章ががいろんな意味で興味深い。一読の価値があり。一読どころか、これは個人的には何度も読まざるを得ない文章になると思う。社会学者であるにもかかわらず、発達障害の勉強をしようと思った動機を今一度思い出させていただけた。

向井義の非行の論文は広汎性発達障害の話ばかりで、主旨にそぐわずしかも広汎性発達障害と暴力性を論じた論文や科研の研究をことごとく無視している。広汎性発達障害が非行につながる実証論文は知る限りは数十本ある。また、課題であるはずのADHDと非行についてほとんど書かず、反抗挑戦性障害についても書かない。原田譲の研究なども無視。わざとなのか、勉強不足なのか知らないがあまりにもむごい。
発達障害と犯罪については、臭いものに蓋をして、むしろ彼らは被害者なのだと語る人が多い。しかし、実際に少なからずの事件で障害が犯罪へと結びついている。障害を持つ当事者のことを考えるのもけっこうだが、傷つけられた人や殺された人たちのことも考えて欲しいのだ。発達障害と犯罪は難しいテーマであるのは確かだが、臭いものに蓋をする態度だけは許すことかできない。なぜなら、犯罪で傷つけられた人たちの権利を私たちは守らなければならないからだ。殺された人には生きる権利があった。そのようなとても単純なことが発達障害と犯罪の議論では抜け落ちていることが多いのだ。加害者の代弁者はたくさん出てくるが、被害者の代弁者はいない。ある意味異常な事態ではないかと思うのだ。
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