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 五代ゆうアーカイブスと銘打って発表された、彼女のデビュー以前の作品らしい。
たしかにすごく荒削りかもしれない。でも五代節はこのころから健在なのですね……。
 解説でも語られていた通り、日本を舞台にしたファンタジーとして荻原則子氏の勾玉シリーズと雰囲気が似ている気がする。規模は小さいのだけれど。
奇抜なところがなく、いい意味で裏切りのない物語。温度の感じられる表現が多くあって、温かかったり冷たかったりする。面白かった。久々にこの方の本を読んだのだけれど、やっぱり読みやすい。
 勾玉シリーズの続編のようでいてそうではない、平安末期を舞台にしたファンタジー。面白くなかったわけでは決してないのだけれど、どこか物足りなく思ってしまったのは、私が神話とファンタジーを好きだからなのかもしれない。
 帯にも書かれている「目覚めて見る夢は、眠りながら見る夢より百倍罪深い」というフレーズが非常に印象的。夢や理想と、それの叶わない現実と、そうした軋轢をみんな抱えて生きている。短編はすべて「うまくいかない」話であり、それでも誰もが前を向いて歩いていく、そういった爽やかな痛み、苦みがある。
読んでいて悔しいんだけど、読後感として悪くない。ただ暴力的な表現がやや多い気がした。このくらいが普通なのかしら。
 モチーフとタイトルに惹かれて買った本。重い読書がしたいわけではなかったので、薄さもちょうどよかった。この人の作品を読むのはこれが初めて。うーむ。コレクターというよりフェチなんじゃなかろうか……。全体的にしっとりした雰囲気。フランスで映画化というのがなんだか納得。
 ファンタジーに関するエッセイ、とのことだったのだが読書ガイドのような形だった。お世辞にも読書量の多いと言えない私には馴染みのない本や、聞いたことはあるけれどどんな内容かはさっぱり知らないような本の題名が飛び交っており、今後読んでみようかなという気にさせられる。
 読む前に返却期限が……! また借りてきます……
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