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青山 七恵
/ 河出書房新社
(2008-05-16) /
1,260円
/ ISBN:9784309018621
本・雑誌
/ 文学・評論

2010年03月12日
14 users
日本文学
[古本]

2010/03/11 105円
2010/03/14
 【感想】
表題作、設定はいいが文章がまるでだめ。話者でもある主人公が自分の心理を説明しすぎで描写がどうしたわけか全然ない。主人公に共感する人は多いだろうしぼくも少なからず同情したが小説としてはまったく面白くなかった。
前田 司郎
/ 新潮社
(2010-02-26) /
1,785円
/ ISBN:9784103055723
本・雑誌
/ 文学・評論

2010年02月27日
3 users
日本文学
[要再読]

2010/02/26 1,785円
2010/02/28
 【感想】
表題作は開店休業中の老作家「俺=丸田史郎」が、親友の葬式のさいちゅう元俳優の友人「白田」に再会。「白田」は「俺」に「俺と演劇やったらトキメクと思わんか?」と持ちかけるが、みたいな小説。老人がものを考えたらこうなるかどうかは作者も老人でないからたぶんわからないのだが、教養どころか考えることそのものに失調をきたしたヒトが、つたなくもかつくだらなくも(なにせ死の側からみて彼らは「14歳」の「童貞」にすぎないのだ)考えることをし続ける。これは、「恋愛の解体と北区の滅亡」や「グレート生活アドベンチャー」のあれといえばあれなのだが、「逆に14歳」は文そのものの失調があれで、つまりなんというかいちじるしくて、その失調を絶妙にあれしてくれるのが頻繁に発される「あれ」。
後半、演劇の計画を放棄した老人ふたりはとつぜん熱海へと旅立つが、そのあたり以降を読んでいて、ああ、やっぱり「メルシエとカミエ」かなーと思った。「ゴドー」ではないな。「メルシエとカミエ」は「ゴドー」の基になった中篇なのですが、初期/後期三部作ともまたちがったヘンテコな小説です。
山崎 ナオコーラ
/ 新潮社
(2010-02-24) /
1,365円
/ ISBN:9784103143222
本・雑誌
/ 文学・評論

2010年02月25日
7 users
日本文学
[要再読]

2010/02/24 1,365円
2010/02/25
 【感想】
「社会参加がしたい」と語り、それを果たすために小説を書く主人公。そして、「紙川さん」という男との「二人組」に、戸籍の存続する「日本」(←つねにカギカッコ付き)という国家が要請する「二人組」に、懸命に不服を申し立てる主人公に好感をもった。先日読んだ『永遠なる序章』でその主人公は「僕は、今完全な意味で社会主義者になることが出来たんですよ」と言うけれど、『この世は二人組ではできあがらない』の「私」が目指したものもこの「社会主義者」だろう。この「社会主義」は政治経済体制のそれではないし、「社会」も「社会を知らない」などと罵る場合のそれではない。
ラスト、「紙川」が「私」に五百円玉を握らせる場面を読んで思い出したのは、幼かったころ母親から硬貨をもらうと、「あした母さんが死んだらこれが母さんからもらった最後のものになるんだ」と考えては、ティッシュでそれをていねいにくるみ、押入れにたいせつに保管していたこと。貨幣を貯金するというのではなく、そのものとしてただ保管することは、たぶん貨幣の本質に反するおこないであるのだけれど、「紙川」という男との「縁」のためにきっと、彼女もそうしたにちがいない(とぼくは思う)。
しかしいつのまに「紙川さん」から「紙川」になっていたのだろう。前後不覚。再読したら、そのあたりもちゃんと確認したい。
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