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ラーメンと愛国 (講談社現代新書)
Amazon価格: 821円 (2017年05月29日 11時04分 時点)
速水 健朗
講談社 (2011-10-18)
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junfukuda junfukuda 星3つ ・ラーメンを軸にして見た戦後史と今の日本の一側面。日清食品の安藤百福に始まり、佐野実、天下一品、一風堂の河原成美、果ては二郎から六厘舎、夢を語れまで出てくるが、味がどうこうという本ではない。田中角栄の日本列島改造論から内田樹に須藤元気まで。その目配りの仕方が、自分にはちょうどいい感じだった。 ・ラーメンという中国由来の食べ物が、今や「表層的な」ジャパネスク概念の体現の一翼を担っている。「作務衣」のユニフォーム化に加えて「ご当地」的な意匠のメニューでナショナリズム的なムーブメントすら漂わせてい...
kjmtky kjmtky 星4つ ・斎藤環(朝日新聞2011年11月27日):もともとは中国発祥のラーメンが、なにゆえ国民食とまで呼ばれうる存在となったのか。著者はその背景に敗戦後に展開されたアメリカの小麦戦略と大量生産、大量消費の時代をみる。 ・難波功士(日本経済新聞2011年12月4日):妙に脳裏にひっかかっていた、ラーメンにまつわるさまざまな事柄や疑問が、この本を読み進むうちに腑に落ちていく。 ・松岡正剛(20140415) ・伊野尾宏之「The Books」(2012/8)
georgebest1969 georgebest1969 これは面白かったなあ。確信犯的に脱線していく文体。「結局何が言いたかったのかよくわからない」理路と結論。しかしながらぐんぐん展開していく面白いストーリー。ラーメンのことにしか興味が無いらーめんヲタクには絶対真似できない博覧強記な話題の数々。ごちそうさまでした。
tizuru tizuru 
yamabug yamabug 日本でもっとポピュラーな食べ物「ラーメン」を軸に、日本の戦後史を俯瞰した好著。 中華料理をルーツに持ちながら(支那そば)日本独自の発展を遂げたこと、米国の小麦輸出政策の受け皿となったこと、高度成長による地方都市一律化の中での「ご当地化」など、日本文化の象徴的な存在である事がよくわかった。 筆者が「戦後の日本の社会の変化を捉えるのに、ラーメンほどふさわしい材料はない。ラーメンの変化は時代の変化に沿ったものである。」(P4)と前書きに書かれているが、本書を読むとよくわかる。そして「ラーメンの変遷を追っ...
ponsyon ponsyon 星5つ 総力戦研究所 ララ物資 ケロッグ社
yajjj yajjj いわゆるラーメン店紹介本ではなく社会学的にラーメンがなぜ国民食になり得たかを紐解く。戦後の米都合による小麦食の普及、日清創業者安藤百福というイノベーターによる工業製品化、田中角栄のよる国土開発とご当地ラーメン、そのご当地ラーメンや最近の和を基調とした店舗や店員の装いにおけるリアリティの不在等々。浅く広く網羅的にトピックを拾っているので体系的な理解の醸成を図るにはとてもいい。そして読んでいると食べたくなる...この本を読んでいた2日間、出張もあったものの3杯頂きました。ご馳走様でした。
kun-maa kun-maa 星4つ ラーメンを通して見る戦後日本文化の現代史といった感じの本。日本の戦後文化の移り変わりの中でラーメンが果たしてきた役割と、変遷していく文化の中でラーメン自体がどう変わってきたのかを丁寧に考察していく。 日本の「ものづくり」に対する伝統的な考え方とアメリカ型大量生産との比較、日本の地方が個性的な文化を失ったことによりフェイクとしての物語の上に成り立った「ご当地ラーメン」の真実。 日本の伝統とは無関係に「和」や「日本の伝統」を強調する愛国的ナショナリズムを表面に装った「ご当人ラーメン」の潮流など、非...
kylie891 kylie891 星3つ 戦前~戦後、高度経済成長期、バブルを経て現在に至る、日本の社会や文化を“ラーメン”という補助線を入れて、読み解いた一冊。 本書で書かれているように、ラーメン屋の印象は随分と変わった。僕が子供の頃に親しんでいたラーメン屋は、基本的には中華の意匠で飾られていたけど、確かに最近のラーメン屋は、和のイメージを前面に出し、店内には作務衣にバンダナのスタッフが居て、壁には筆書きの名言格言のようなものが飾られている。ついでに言えば、そういう店の店長が写真に納まる時には、決まって難しい顔で腕組みしていたりする...
sound39559 sound39559 星4つ 読みやすい ラーメンを通して、現代までの流れが追いやすかった
kofsan kofsan 星4つ 作務衣は伝統の着物ではないし、現代ラーメンは中国起源ではない。 ご当地ラーメンは地方の伝統とは関係ない。 現代のナショナリズムは、そういった伝統とは関係なく生まれ、そのことを恥じるものではない。 ひねくれた視点からの鋭い分析。佳作
tkokto tkokto ラーメンを中心に日本の工業史、文化史が見えてくる。面白い視点の日本論。
snowtop snowtop 星4つ  ラーメンという国民食を縦糸に、戦後の日本の文化・メディア・社会史を語った本。ラーメン自体の記述は想像していたほど多くない。中には無理やりというか、戦後史を語る上での”ツマ”程度にしか登場していない部分もあり、ラーメン通にとっては不満だろうが、知識を得るだけの蘊蓄本は他にもたくさんあり、これはこれで楽しめた。  特に本書では、ラーメン屋が「和風傾向」を強めていることと世の中の動向の関連に焦点をあてており(個人的には単なるファッションだと思っているが)、著者の着眼点が面白かった。 ・いつの間にか「...
biztra biztra 星4つ 戦後闇市から始まったラーメンが国民食となり、ご当地ラーメンブーム、そして作務衣系に至るまでの歴史と時代背景が描かれており、なるほどと思った。確かに作務衣を着てポエム飾ってる店多いなー。
sarumarudayu sarumarudayu 星4つ 各項目のまとめ部分が多少弱い気がしたが、相変わらず速水さんしかできない視点からの考察で一冊が貫かれていて面白かった。ラーメンを通して論じる題材として、ナショナリズムや愛国心を選ぶこと自体がとても速水さん的。「ラーメンポエム」への言及や宗教とのかかわりを論じた部分は鮮やか。『余命1ヶ月の花嫁』を取り巻くメディアミックス展開について(注釈は記しつつ)の批判的な分析は溜飲が下がる。戦後の地方文化の構造、外食産業の変遷など知識的欲求を満たす気持ちよさも。
kangarubiyori kangarubiyori 星3つ 鋭い視点から様々な物事を解説する速水健朗氏の最新刊。 ラーメンから現代史を読み解くという、これまた面白い試み。 しかし内容はというとあれやこれやと、いろいろな話を盛り込みすぎて、いささか消化不良気味な印象。 もっと「ラーメンと愛国」について掘り下げて欲しかった。 メモ ・戦後の闇市で米より手に入りやすかった小麦を使った麺が普及する ・レストランや食堂など、家庭以外で食事をすることが”外食”と呼ばれるのは「米飯外食券」が由来。 ・学校における「完全給食」により子供の頃からパンを中心とした食事を植え付けら...
none-bay none-bay 星5つ ラーメンを題材にはしているが、ラーメンを「ものさし」にした時代論、政治論、もしくは消費社会論。ラーメンとは、良くも悪くももっと「気楽な」食べ物であると思うのだが、これだけ時代を読み解く題材になりうるということか。
chiakih chiakih 星4つ 捏造されたご当地ラーメンとか、最近のラーメン屋が「日本の伝統」を再現しようとして、 まったく正統性のない作務衣を着てしまうとか(実際の陶芸家は作務衣を着ない!)暴いていくあたりがスリリング。あの作務衣は表層的ナショナリズムなのね。 子供の頃はカップラーメン禁止で、家でラーメンというと『中華三昧』であり、サークルの先輩が熱く『二郎』について語ってたとか、スキーの帰りに喜多方ラーメン食べたとか、ジャズの流れる『東京ラーメンてん』や『九段下斑鳩』の行列にイラっとしたとか、自分の経験と普通にシンクロし...
hanpeita hanpeita 星5つ 安くてB級で孤食向きで個人経営が多く多様性のあるラーメンというものは、若い男性のグルメ志向に最適なものであり、故に時代を映すのだろう。ラーメン一杯から現代史を見る、少々強引だが着眼点が面白い本。
stella stella 工業製品としてのインスタントラーメン、庶民の食べ物としての食堂ラーメンから始まって、ファスト風土化の担い手になったロードサイドラーメンチェーンと、その反動あるいは観光資源としてのご当地ラーメンと、日本現代史をラーメンというキーワードで語っている。
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